文具で楽しいひととき
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趣味の文具箱の表紙に掲載され、鮮烈なデビューを飾ったKAYOU+の製図用シャープペン「エイムビジョン」シリーズ。先日プレス向けの発表会に出席してきた。サンプルをエイムビジョンプロとスタンダードモデルのエイムビジョンを1本ずつ提供いただいた。私の手がそれぞれをどう感じたかを比較をして紹介してみたいと思う。
結論から言うと、私の手はスタンダードなエイムビジョンの方がしっくりときた。日頃から比較的軽いペンシルを使っているので、軽量で取り回しのしやすさがフィットした。
エイムビジョンプロを握った時の第一印象は、重い、少し太いかなというものだった。グリップをノギスで比較すると、いずれも9mmほどと違いは見られなかった。しかし、握った時の印象がプロの方が太く私には感じられた。これは握りごこちの差なのだろうか。ラバーの飛び出し具合がプロの方がやや高くベースのメタルにはローレット加工もある。
ラバーとローレットをいっぺんに指先が感じるという個性がある。スタンダードのエイムビジョンはラバーの突出も控えめでベースのメタルもスムース。大人しさのある握り心地だった。
後軸がエイムビジョンの方はプラスチック製だと言うが、質感的にそうとは見えないものがある。手にしてそうかと感じるギャップも楽しい。そこが8角軸ボディで、グリップよりもわずかに太くなっている。指先を這わせると境のところに段差を感じる。プロの方はみるからにメタルで予想通りの重量感があった。
ノックボタンの大きさ、そして材質の違いからかノックを押した印象そして音も違う。
全長もスタンダードのエイムビジョンの方が1mmちょっと短い。
数値で比べるとスタンダードなエイムビジョンは軽く・短いということになるが、それが合わさった総合力としての握りごこちは私の好きな「ふつうさ」があった。
逆に言うと、プロの方は重厚な贅沢感がある。
この2本の比較の中では、私はエイムビジョンの方が好みだが、それぞれの手で判断するのがいいと思う。
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