2016.06.30

エッジの効いたフォルム

CATEGORY / 書斎を彩る小道具

クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサークラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
クラフトデザインテクノジー テープディスペンサー
国内の定番文具をベースをリデザインしたステーショナリーシリーズを展開しているクラフトデザインテクノロジー。新アイテムとしてテープディスペンサーが発売される。テープディスペンサーというと、最近では機能性をうたったものが多く、デザインに重きを置いたものは意外と少なかった。これは角張るべきところはしっかりとエッジを効かせ、丸るくすべきところは緩やかにという具合にメリハリがある。横から見ると、今にも走り出しそうな精悍さがある。ボディにはブナ材が使用されている。この加工を手がけたのは家具からインテリア用品、おもちゃなど幅広く手がけている木工メーカー「オークヴィレッジ」。以前、刀のようなフォルムをしたペンケースを紹介したことがある。それもやはり角と丸みを共存させており、どうやらオークヴィレッジの十八番のようだ。

テープを固定するプーリーと呼ばれる部分はアルミの削りだしで作られている。このパーツを担当したのは大和精工社。おもにカメラの精密部品を製造している。細かなところまで加工されていて、テープを固定する面はフラットではなく、中央だけがすこしだけ高くなっている。これは市販のテープの直径が各社で微妙に違い、どれでもしっかりホールドできるようにするためだという。このプーリーがとても重い。もちろんブナ材のベース部分の方が重いが、このプーリーもなかなかどうしてズシリとくる。一般的には本体(ベース部分)だけを重くしたものが多く、そのためだろうか、どっしりとしたデザインが多い。これはプーリーにもおもりの役割をしてもらったことで、本体デザインに自由度を与えているようだ。ベース部分の裏面にはテープではないが、粘着剤のようなシートがあり、机の上で動いたりせずに固定できるようになっている。

テープディスペンサーの一番の仕事はテープを切ることだ。それを担っているのがカッター部分。使い心地を左右する重要な部分である。ここにはニチバンの「直線美」のカッターを使用。テープの切れ目にギザギザがあまりなく、美しくテープを貼れるメリットがある。こうした国産3社による技を融合して作られている。

*クラフトデザインテクノロジー テープディスペンサー
ナチュラル・ライトブラウン・ダークブラウン 各9,500円+Tax

「刀のようにペンを取り出す」Oak Village TANTO:

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