文具で楽しいひととき
■ 久々の ISOT 出展 ライフ


 


 ライフブースでは
 ライフらしい、すてきなデザインのノートが発表されていた。

 まず一つ目は「 RENOVER(レノバー)」というノート。


 


 くどくどと説明するよりも、
 この表紙をとくとご覧いただくのがいいと思う。

 ノーブルノートのまるで弟分とも言えそうな
 クラシカルないい顔だ。


 


 色合いもシックでいい。

 「 RENOVER 」とは、
 「 RENOVATION」と「 OVER 」をつなげた造語。

 「改革し、その先に向かう」という意味を込めたという。

 ちなみに
 ノーブルノートの生みの親である
 ライフの斉藤裕さんは
 今回から商品企画の第一線から退き、
 若手に譲っている。

 「改革そして、その先に向かう」という言葉の内には、
 今やライフの顔とも言える「ノーブルノート」を超えたいという
 想いが込められているのかもしれない。

 中の紙は、
 「 L ライティングペーパーホワイト」で
 5ミリ方眼、無地、8mm 横罫の3種類。


 


 サイズは B 5(525円)と A5(473円)。

 そして、
 もう一つはガラッと雰囲気が変わって
 明るいカラーのノート。

 「ライティング ライト ノート」という。


 


 カラフルなパステルカラーの表紙に
 キラキラとした箔押しもされている。


 


 商品名に「ライト」、
 つまり「明るい」というのがあるが、
 それは、この表紙のことだけではない。

 明るい表紙もさることながら、
 中の紙がさらに明るい。

 厳密には明るいというよりも
 その白色度が飛び抜けている。

 「クリッパー」の紙面
 そして
 ライフオリジナルの「 L ライティングペーパークリーム」と並べてみても
 その白さは一目瞭然。


 
           【 奥の2冊がライティング ライト ノート  】


 紙の白さというのは、
 デジカメで撮るとなかなかわかりづらいものだが、
 これはハッキリとわかる。

 それくらいの真っ白さ。

 今回のこの2つの新作ノートのデザインは、
 ノーブルノートと違う社外の方が担当している。

 いわゆるデザイン会社ではなく、
 ライフ社とは、
 親子ニ代にわたって
 つきあいのある加工先さんだという。

 同社はこれまで
 クリッパーノートの表紙、
 そして、その中の紙の印刷をずっと手がけてきている。

 それまで印刷中心だったが、
 代替わりをしてからは、
 印刷だけでなく
 デザインにも積極的に取り組んでいる。

 ライフ社では
 その加工先さんに今回の新作ノートのデザインをお願いした。

 長年にわたって
 ライフ社とつきあいがある加工先さんが
 今回のデザインを手がけているというお話をお聞きして、
 なるほど、そういうことかと
 合点がいった。

 今回の新作ノート、
 特に「 RENOVER 」は全く新しいデザインでありながら、
 言葉にはなかなか表しにくいのだが、
 随所にライフらしさというものがしっかりと息づいている。

 ノーブルノートの弟分と
 思わず感じたのは、
 たぶんそのためだろう。

 親子二代にわたってライフ社とつきあいがあり、
 昔からのライフ社の背景などを十分理解しているので、
 こうした絶妙なデザインができたのだろう。


 ノート以外に革小物も新しく発表されていた。


 


 注目したのは、
 がまぐちのペンケース。


 


 ライフというブランドは
 こうした「がまぐち」のような
 古き良きものとの相性が実にいい。


 


 がまぐち以外にも
 ロールタイプのペンケースもあった。(3本さし)


  


 がま口の三角ペンケース(横長タイプ)3990円。
 がま口 ペンケース(縦長タイプ)3990円。
 3本さし、ケース3990円。



■ 切って折り目をつけるテープカッター

□最後に是非ともご紹介しておきたいのは
 マイクロネット社の「テープ・イン」というテープカッター。


 


 よくお店のレジで商品にテープを貼ってもらう時、
 あとで剥がしやすいようにテープの端を折り返してあるが、
 このテープカッターは
 それを瞬時に作ってしまうスグレモノ。


 


 


 やり方は、
 ただただ普通のテープディスペンサーの様にすればいい。

 まず、
 テープをつまんで引っ張る。


 


 ここらへんかなというところで、
 つまんだテープを下方向におろしていく。

 これもいつもと同じだ。

 この時にカッターのちょっと後ろあたりに
 2本の牙みたいなものがテープを突き破って出てくる。


 


 さらに
 テープを下ろしてカット態勢に入るとビリッと切れる。


 


 と同時に
 その切れ目のところがクルッと折り返される。

 これは面白いし、
 ショップ系の人たちにとっては
 かなり助かるのではないだろうか。


 (2012年8月14日作成)





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