文具で楽しいひととき

■その4 「持ち運びに便利なデッサン ペンシル」  パイロット CROQUIS(クロッキー) 300円

□そもそも「クロッキー」ということばの意味はスケッチ・デッサンです。

 今回のパイロット クロッキーはスケッチ・デッサンのためのペンシルです。

パイロット CROQUIS(クロッキー)

□なかなか特徴のある概観をしていて、はじめ見た時は何なのかわかりませんでした。

 イメージとしては、コーラのビンのようなスタイルで、
 ボディは軸中央部分が細くなっています。

□機能的には3.5mmの太い鉛筆の芯を固定するペンシルホルダーで、
 ファーバーカステル社に似た感じの製図ホルダーという商品がありますが
 そのデッサン・スケッチ用のペンといったところです。

□クロッキーは長さ約12.3cmという手のひらにおさまるコンパクトサイズでありながら、
 軸の太さが通常の鉛筆よりかなり太く、グリップは鉛筆の6角形カットに対し、3角形カットがされていて
 握りやすくなっています。
 芯はペン先の反対側をねじると繰り出します。逆にねじると引っ込むというシンプルな仕掛け。
 消しゴムはついていません。
 デッサンなどを本格的にやってらっしゃる方はおそらく消しゴムは
 つかかわないんでしょう。

パイロット CROQUIS(クロッキー)

□私はこれをまず本流のデッサン・スケッチに使ってみました。
 私のお気に入りの鉛筆だけ描かれた絵本ガブリエル・バルサン作の
 「アンジュール ある犬の物語」を模写スケッチしてみました。
 通常の鉛筆を使うのとほぼ同じ使い心地が楽しめました。

 芯が3.5mmと太いため、ペンを立てて使えば鋭い線が描け
 芯を少し長めに出して、ペンを斜めに傾けてると、鉛筆のような
 シャドウ系の濃淡トーンが思いのとおり描けます。

 クロッキーはコンパクトサイズでペン先がしまえるので
 ポケットに小さなスケッチブックと一緒にを放りこんで
 スケッチ散策なんかに最適です。

パイロット CROQUIS(クロッキー)


□デッサンの時はクロッキーの替芯の中でも一番濃い6Bを使ってます。
 6B以外にもBとHの専用替芯が別売りされているのでたすかります。


 私はたまに替芯をBに入れ替えて、このクロッキーをオフィスでの仕事にも使っています。
 社内打ち合わせのメモとり用に、お客様との商談のメモに活躍してくれています。
 普通の筆記具としても十分です。

 クロッキーには6B用、B用、H用の3タイプがありますが、どの替芯をいれても
 大丈夫です。6BもBもHも替芯の太さはみんな同じサイズですので、クロッキー1本あれば
 使いまわしが効きます。
 ちなみに替芯は2本入りで200円です。
□クロッキーでちょっと変わった鉛筆ライフが楽しめます


パイロット CROQUIS(クロッキー)


 ■パイロット クロッキー 6Bは、こちらで販売されています。




□ これまでご紹介した鉛筆関連のコラム

   ■ 「鉛筆を最後まで慈しむ道具」 鉛筆補助軸いろいろ

   ■ 「老舗文具屋さんのシンプル鉛筆」 伊東屋 イートンペンシル  

   ■ 「大人の鉛筆削り」 DUX社 鉛筆削り

   ■ 「ちょっと変わった2刀流 鉛筆削り」 KUM社 ロングポイント鉛筆削り

   ■ 「サバイバルから鉛筆削りまで 」 ウェンガー ソルジャー

   ■ 「やっぱり鉛筆。」  ファーバーカステル UFOパーフェクトペンシル 

   ■ 「ありそうでなかった組み合わせ」 トンボ鉛筆 黒赤鉛筆 木物語
  
   ■ 「レトロなエンピツ」 三菱鉛筆 局用鉛筆 

   ■ 「鉛筆を愉しもう」 



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