2003.12.30(7)

「カジュアル万年筆」

ラミー

サファリ万年筆

ラミー サファリ 万年筆

万年筆というとモンブランや、ペリカンなど高級イメージがあり、手紙を書いたり、サインをしたり、長文を書いたりと、ちょっとあらたまった時に使うというイメージがある。

このラミーサファリは万年筆でありながらそんな堅苦しさはなく、いつでも、がしがし使える実用万年筆。聞くところによれば、ドイツでは書き方を覚えはじめの子供が最初に子供用の万年筆を使うという。うらやましい話だ。

ラミー サファリ 万年筆

■ ワイヤーで作られたクリップ

そして、このサファリは学校の生徒用に設計された万年筆とのこと。材質はプラスチックだが、全体的な印象としては、安っぽさはなく、しっかりとした存在感がある。ボディ両側面にはインクの残料が見える窓があいていて、デザインのポイントにもなっている。デザインの大きな特徴にもなっているクリップは、太いワイヤーのようなものを折り曲げてこしらえている。

クリップの先は丸くなっているため、これが結構使いやすく、シャツの胸ポケットにさすときにも生地を傷める心配がない。シャツのポケットからのぞくクリップはシンプルながら主張が感じられる。シャツ以外にもかばんのポケットなど少し厚め生地にもしっかりホールドしてくれる。

■ 正しい握りが自然にできるグリップ

キャップを開けると、真っ黒な万年筆ペン先があらわれる。グリップ部分は指先が吸い込まれていきそうな絶妙なカットが施されている。まるでエッジの効いた彫刻のように。

ラミー サファリ 万年筆

ラミー サファリ 万年筆

私のサファリとの出会いは20代の頃。知人の建築家の方が打ち合わせの際に真っ赤のサファリ万年筆を使っているのを見た時だった。胸ポケットから何気なく取り出して、設計図の余白にサラサラと家の展開図のイラストを描いている姿がなんとも様になってとても印象的だった。

ラミー サファリ 万年筆

ペン先はEF、F、Mの3種類あり、私は普段の商談メモに使っているので、極細のEFにしている(A5サイズの小さ目のノートを使っているため)。ボディカラーはレッド、イエロー 、ブラック、ブルー、グレー、スケルトンがあり、私はレッド、ブラック、ホワイトを愛用している。

ラミー サファリ 万年筆

ホワイトのラミーを見ていると、私はいつもスターウォーズのストームトゥルーパーを思い出してしまう。並べてみるとどことなく色合いといい、デザインいといい同じ血が流れているかのようだ。

ラミー サファリ 万年筆

比較的に手頃なお値段の割にペン先はしっかり作っているようで滑らかな書き味。前述のグ リップのカットのおかげで、常に最適握りポジションが簡単に決まる。万年筆には珍しくペン先が黒いのも、さぁ書くぞという気分にさせてくれる。

インクは専用交換カートリッジがあり、色はブラック、ブルー、レッドなどがある。また、カートリッジだけでなく、カートリッジコンバータの別売りも用意されており、これを使えば、ボトルインクが使える。発売されてからすでに30年以上も経っているというのに、今だに、色あせないデザインはさすがラミーだ。

ラミー サファリ 万年筆

* ラミー サファリ万年筆  4,000円+Tax

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