文具で楽しいひととき
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速筆ペンホルダー
「速筆」とは、私が意味するのはすぐ書き出せること。私が意味するとあえて書いたのは、本来の意味は違うため。調べてみると文字を書くのが速いとある。本来はそうだが、ペンを手に取ってすぐに書き始められるということと私は位置付けている。日々その大切さを痛感している。ペンを取り出すのに手間取っていると、あれ?何を書くんだって??と忘れてしまうことがある。
これはペンがスタンバイ状態で取り出されるのを待っている、そんなペンホルダーだ。ちなみにカメラケースで同じようにすぐ撮影できるようにした速写ケースというものがある。それを文字ってネーミングした。
■ 帆布製
しっかりとした厚みのある帆布で作られている。斜めにカットされた内側にペンをセットしていく。お箸を入れておく「おてもと」に似ているが、ちょっと工夫を加えている。
内側に板状の帆布が差し込まれている。これがあることで収納スペースが2つに分けられる。
カラーはペールグレー、オリーブグリーン、そしてネイビーの3色。ペールグレーは少し明るめの色合いをしている。
■ 片面に2本ずつセットできる
私はこんな感じで使っている。片面に仕事でよく使う0.9mmのペンシル、その隣に予備用の2mm芯ホルダー。少し長めのステッドラー マルステクニコ780cを入れても十分収まる。そして反対側には鉛筆を2本さしている。この鉛筆をセットするのをしたくて速筆ペンホルダーを企画したと言ってもいい。ペンケースはこの世にたくさん存在しているが、鉛筆が気持ちよく入るものがなかなかな見つけられなかった。程よいフィット感で鉛筆をセットでき、それほどグラグラしない。これはオモテ面に2本のペンをセットしているためだ。鉛筆の収納スペースがうまい具合に狭められている。
鉛筆は芯先を露出したままセットしていく。速筆なので鉛筆を引き出してすぐ書けることが重要だ。長めの鉛筆だとペンホルダーから頭が少し出る。むしろ取り出しやすくて都合がいい。
なお、鉛筆の芯をむき出しのままセットするので、少し薄い色合いのペールグレーだと板状のところに芯の汚れが付いてしまうことがある。
このように4本のペンをできる。しかもとてもコンパクトに。それでいてペンや鉛筆の頭をつまめばすぐに取り出せる。私は鉛筆をセットしているが、人によってはボールペンを入れてもいい。
ラミー20004色ボールペンを入れおくこともできる。厚めな帆布を使っているので、ペンのクリップの付け外しもスムーズ。
ジェットストリームの多色ボールペンもセットできた
ラミーサファリのペンシルとボールペン
少しギリギリだけどラミーサファリ万年筆とペンシルも
*
4本のペンがあれば、日々の仕事や暮らしでも十分ではないだろうか。ノートや手帳と一緒に持ち歩いて、必要な時にさっと取り出し速筆することができる。すぐペンが取り出せることで本来の意味の速書きにもつながっていくかもしれない。
pen-info 速筆ペンホルダー(pen-info SHOP)
590&co. さんでも販売されています。
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