2009.11.24(193-2)

「PWチャイナ 2009 2」

ペーパーワールドチャイナ

2009 展示会レポート

ペーパーワールド チャイナ 2009 レポート

■ 様々な質感のノートブック

再び小さなブースの通路に戻り、歩いていくとつきあたりの所にいろいろなカラーのハードカバーノートを展示しているブースがあった。

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やはりここも一小間の小さなブース。この会社は社名に「装丁布」とあるように本の装丁用の様々な素材を作っているメーカー。

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カラーバリーションだけでなく感触の違う素材が豊富に揃っている。その中に、フサフサと起毛した革のようなものもあった。

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これは、合皮かと思いきや、布製だという。特殊な布を加工して作っているとのことだった。この他シルク風の艶やかなものなどそのほとんどが布で作られているものばかり。

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これまで書籍の装丁を中心にビジネスを展開していたが、ここ数年文具市場にも進出し始めたという。

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表紙は様々なバリエーションがあるが、中身はすべて無事で自由に書けるようになっている。すべての表紙には、「NOTE ON A BOOK」と刻印されているだけで、シンプルにまとめられている。

■ 今年も出展していたラミー

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昨年に引き続いてドイツパビリオンの中でブースを構えていたラミー。私がブースを訪ねた初日には、ドイツ本社から海外セールス部長のダニエル氏と、今回出展していた香港のラミーの代理店の責任者の方が共にいらした。

そこで昨年に引き続き、中国市場におけるラミーの最新動向について伺ってみることにした。中国では、すでにいくつものラミーの直営ショップがあるという。直営というように他ブランドのペンはなく、ラミーだけで作られたショップ。

それらは、主にショッピングセンターの中に設けられているそうだ。私も上海でいくつかのショッピングセンターに行ったことがあるが、私たちもよく知っている欧米のファッションブランドやスポーツブランドのショップが軒を連ねている。

ラミーもそうしたところに、的を絞ってショップ展開を行っている。現在の中国におけるラミーの購入層は、20歳から35歳ぐらい。日本はもう少し上の年齢層なので比較的やや若めである。ちなみに本国ドイツでは6歳から60歳。確かに小学生用の万年筆 abcからラインナップされているので頷ける話である。

中国でのラミー購入層が若者が中心ということで一番人気なのは、サファリ万年筆。これは、昨年お聞きした時と同じだ。ボディカラーはマットブラックがダントツだという。

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ペン先の字幅はEFとFが同じくらいの比率。サファリのラミーならではのデザインそして、手に入りやすい価格帯であることが、理由であると話してくれた。2番目に人気なのも、アルスター。

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サファリ系が人気を集めているようだ。日本で絶大な人気を誇っているラミー2000の中国での評価をお聞きしてみた。ダニエル氏いわくラミー2000のバウハウス的なデザインは日本人にはとてもよく理解してもらっている。

一方、中国では、現在は日本ほどの人気はないが、今後、中国の人達にもこのデザインを徐々に理解してもらっていけるのではないだろうかとのことだった。

香港の代理店の責任者の方が中国人はラミー2000よりも、むしろステュディオの方に注目が集まってるという。なぜなら中国人は金属製のペンを比較的好む傾向があるからそうだ。

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なるほどペンの好みにもお国柄というものがあるものだ。

最後に、気になっていたこと聞きした。それは万年筆やボールペンを中国で買うとあらかじめ入っているインクの色は何色かということ。ご存知のように欧米ではブルーが中心、そして日本は黒。では中国は何色なのだろうか。ラミーは中国ではすべて黒インクを入れているという。それはやはり書道の文化があり、墨の黒なのか、と聞いてみると、そうではないという。

中国では公式文書はすべて黒インクでなければならないということがあり、それにあわせているのだそうだ。今回ラミーブースには日本でも先頃発表されたキャップなしの万年筆「ダイアログ3」が新製品として展示されていた。

私たち日本人が初めてみる新製品は残念ながらなかった。新製品は来年1月に本国ドイツで開催されるペーパーワールド(フランクフルト)で発表されるということだった。これは個人的にとても楽しみである。

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■ 再生紙を使ったユニークなペン

このペーパーワールドチャイナは、私自身今年で3回目の取材となる。その1回目の時から中国出展社のあちこちで耳にしたのは「環境への配慮」という言葉。中国は製品を海外に輸出することが多いので、これは重要なキーワードなのだろう。今回もそうしたブースがあった。

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ここは3年前に設立されたばかりのペンメーカー。当初はプラスチックを使ったペンの製造を中心に行っていた。そして2年前からは環境にやさしいペンに積極的に取り組んでいる。

ブースに展示されていたのは再生紙を使った各種ボールペン。中でも目を引いたのは、キャップがチューブのうしろ側みたいに、平べったくなっているもの。

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そのユニークさもさることながら実際に手にしてみると、このデザイン意外とキャップが外しやすいものだった。

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カラーバリエーションだけでなく、サイズも豊富で見ているだけで楽しい。特に一番小さなタイプは携帯電話などにも付けられるように穴が開けられている。

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これらは主にイギリス、フランス、ドイツ等に輸出されている。また同じく再生紙を使ったペンの中で、もう一つ面白いものがあった。

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何とこれは、クリップが木で出来ている。

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この木も再利用されているもの。一度何かで使った木を一旦粉砕して再び固めたものや、子供が食べたアイスキャンディーの棒を使っているという。

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確かに同じ形をしている。また、古新聞を鉛筆の芯に巻き付けた見るからにエコというものもあった。

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これはどうやって削るのだろうと不思議に思ってお聞きしてみると、なんと普通の鉛筆削りでいいのだという。本当に大丈夫なのだろうか。。中国の新聞とヨーロッパのものとでは紙質が違うので削り具合もまた違うという。

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■ 中国らしさのあるノート

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実は、今回の出張では上海に到着した日に福州路という通りにショッピングに出かけた。ここは大きな書店が幾つも立ち並びその他文具店や画材店が軒を連ねている大通り。私は文具店を中心に回ってみた。その中でちょっと気になるノートがあり、3冊ばかり買ってものがあった。

それがこの「Front」というブランドだった。彼らいわく、中国のハイクラスのノートだという。

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設立は1991年、紙製品と革製品を製造する会社としてスタートし、ヨーロッパの OEM メーカーとして力を付け、みずからのブランド「Front」を立ち上げた。今年の新製品は星座のノートシリーズ。

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12種類の星座ごとにカラーが分かれている。表紙にはソフトなPU(ポリウレタン)が使われていて、気持ちよく折れ曲がりページが開きやすい。

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紙面は基本、罫線のノート。よくよくそのページを見てみると、曜日や天気、温度なども書きこめるようになっている。

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いわば日記のようなものだ。自分の星座のノートを手に入れて使っていくのだろう。紙は、「環境保護紙」というものが使われている。

これは、明るいライトの下でも光を反射せず、目にやさしいという特徴があり、書き味もスムーズでインクの裏抜けもないという。同じようなシリーズで中国らしく、干支タイプのものもあった。

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この他、カラフルなソフトカバーのノートなど色・素材が違うものも展示されていた。

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■ INSPIRA(インスパイラ)に新製品

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昨年も取材した「INSPIRA」。

今回のブースはリングノートのようなスタンドになっていた。昨年取材に対応してくれた担当者がタイミングよくいらして一年ぶりのと再会を果たした。私は、その方の顔はハッキリと覚えていいたのだが、名前までは思い出せなかった。どうやら先方も同じと見えた。早速、今回の新作を見せていただいた。

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今回の新製品は日本人の野口さんという方がデザインを担当されたという。運よくブースにいらしたので、直接日本語でご説明いただいた。まず一つ目は、「STYLE BOOK」というシリーズ。

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こだわったのは表紙の手触り感。合皮や布など様々な素材を使ったバリエーションが揃っている。目と手で楽しめるノートだ。

今回の展示会では、こうした色・素材の違うデザインノートを多く見かけた。一つのトレンドなのかも知れない。紙面は、冒頭に日付なしのウィークリープランナー、ヨーロッパ仕様のカレンダーそして罫線ノート。

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これはヨーロッパ市場向けに作られたものだ。次に、「SUCCESS」というノート。

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こちらは日本でも今後販売される予定。そもそも、「INSPIRA」はインスピレーションからとったブランド名。よく「成功は、99%の努力と1%のひらめきによる」と、言われるが、その想いを込めて、この成功と題されたノートの表紙には、ひらめきの代名詞である脳(ブレーン)がデザインされている。

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シンプルながらメッセージ性のある表紙。中はごくごく普通の罫線ノートという仕様。そして3つ目。正直なところこれが私の中で一番興味がそそられたノートだった。

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一見するとシンプルな縦長のノートという感じ。表紙を開けると、横長のA4の紙が3つに折りたたまれている。

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デザインした野口さんによると、マインドマップなどタップリと書き込めて、それでいて携帯性の良いノートはつくれないだろうかと考えこのスタイルに行き着いたという。一冊に綴じ込まれているのは10枚。便箋のような、天糊綴じなので、書き終わったら切り離してポケットに入れて持ち歩く事もできる。表紙は飛行機が上に向かって飛んでいるデザイン。

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空を飛ぶように自由に発送膨らませて使って欲しいという思いが込められているという。こちらも日本でも販売されていく予定。発売が楽しみなノートだ。

この他、今年の ISOTで、すでに発表されたものとして、「マイブックノート」というものがあった。

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私は ISOTの取材をしたのだが残念ながら、このノートとは今回が初対面となる。表紙は厚めのPPカバー。厚めであるのでページをめくる時PP が硬く折り曲げにくい。

そこで表紙の一部をカットして中のノートに直接指がかけられるようにしている。これによりページがめくりやすくなる。

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表紙の右下や少し上側、はたまた後側からも開きやすいようにカットされたタイプもある。

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小さめの A 6サイズなら片手にスッポリと収まるので片手一つでページを開くことも可能。願わくば表紙だけでなく中の紙にも同じようにミシン目カットがあればしおりにもなってより便利になると思う。いずれもなかなかユニークなノートだった。

■ いろいろ収納できる便利なツール

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これはクリップボード付きのボックス。ボックスを開けると、左には、各種小分けされたファイルスペースそして、右側には A4の書類が収納できるようになっている。

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さらにその右側の周りには隠しボックスがあり、スティック糊やクリップ、そして下側にはペンを収納できるようになっている。

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私が子供の頃沢山の面が開く筆箱があったが、このボックスも、ここも開く!、あそこも開く!とその時の興奮を呼び覚ましてくれるようなものだった。幅のややスリムなものやデザインが違うタイプなども揃っていた。

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この会社はアメリカの企業が出資しているOFFICEMATE STATIONERY MFGという中国のメーカー。

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■ 自然素材で作られたノート

この展示会には、16ヶ国という様々な国の文具メーカーが出展している。

特に海外出展社だけをまとめたエリアというのはなく、中国ブースの中にちりばめられた格好になっている。だから、その国名をブースの構えから判断しなくてはならない。その方法として、ひとつにブースにある国旗で判断するという手がある。しかし、私は全ての国旗を記憶しているわけではないのでこれはあまりあてにならない。

そしてもう一つの方法がその会社のウェブサイトの URL の最後にある「.cn 」や 「.de」 等のキーワードから読み取る手もある。しかし、このブースの URL 「www.mintara.com.eg」の「.eg」が、どうしてもわからなかった。

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イングランドもないし、一体これはどこの国だろうとブースの方にお尋ねしてみた。お聞きすれば、エジプトからの文具メーカーということだった。

ブースのセンターには竹のような写真が大きく飾られ、その下におそらくその素材で作ったであろうノートが展示してあった。

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これは竹で作ったノートですかとお聞きしてみると竹ではなく、サトウキビということだった。

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80%のサトウキビそして20%のパルプでこの紙は作られているという。紙面に鼻を近づけてみても甘い香りはなく、ごくごく普通の紙という印象。

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1冊サンプルとしていただいたので、実際に万年筆やボールペンで書いてみたのだが、書き味も普通の紙そのもの

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さすがに一般のノートよりも価格は10%程上がってしまうという。
エコノートもどんどんと進化しているようだ。

■ 多機能な修正テープを発見!

取材も最終日の3日目となり、3ホールあった展示会場もほとんど回り終わり残すところあと通路にして2本となった。いずれの通路もほとんどが一小間のブースが軒を連ねている。最後まで気を抜くことは出来ない。

こういう結構会場の端の方にこそ掘り出し物があるものだ。長年の展示会の経験から私はそう考えている。さすがに3日目となると疲れが出始め、すっかり重くなった足を引きずりながら目だけはしっかりと集中させ、各ブースを見て回っていた。

と、そこにひときわカラフルな修正テープを展示しているブースがあった。

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ブースの中には、所狭しと様々な修正テープが並んでいる。

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私はこういう何か一筋に取り組んでいるというメーカーに好感を覚える。早速中に入ってみると、やはり、専門メーカーだけあり、これまで、日本では、見たことのないユニークな修正テープと出会うことが出来た。私の勘は当たっていた。

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おそらく、新製品であろうメインに展示されていたものはボディが日本にあるものよりもかなり細長い。

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修正テープを繰り出す反対側には消しゴムまで付いている。

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そうか、これはボールペンであれ鉛筆であれ、消すことに徹したものなのだろう。私のその商品に対するまなざしに熱いもの感じたのか、担当の女性が近寄ってきてくれた。

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彼女によると、この消しゴムは鉛筆だけでなく修正テープを引きすぎてしまった時にも削ることもできるという。

彼女の説明はさらに続き、修正テープの先端をカチッと手前に引き出し何とそれクルリと回転させてみせてくれた。すると後ろ側に控えていた別の修正テープが現れてきた。この修正テープには幅の異なる2種類の修正テープが搭載されており、消したい文字に応じて使い分けられるようになっていたのだ。

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さらに驚かされたのは、先程の2種類の修正テープはリフィラブル対応になっている。

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使い終わったら新しいものに交換できるわけだ。確かにせっかく2類あってもいずれは途中で片方がなくなってしまう。そのままでは無用の長物となりかねない。2種類が使え、しかもリフィラブルなこれはまさに多機能な修正テープと言える。

その隣には、円柱状になった修正テープが、なぜだかわからないが、積み木のように高く積み上げられていた。

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修正テープのキャップが筒状になっていて、それで修正テープ同士をドッキングできるようになっている仕組み。

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担当の彼女になぜ修正テープを積み積みあげるのですか?とお聞きしてみると、これはお客さん(おそらくメーカーのことだろう)からの要望で作りましたという回答だった。

おそらくは機能性というよりも遊び感覚のためであろう。その他、ツイストすると修正テープの先端が繰り出すタイプもあった。

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日本ではノック式というのはあるが、ツイスト式は初めてお目にかかった。ツイストといってもボディの中央からクルリとひねるのではなく、ボディのトップ部分だけをひねるというもの。

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私の印象としては、正直あまり使いやすいものではなかった。やはりノック式の方がスバヤク使えそうな感じ。いずれにしても修正テープの新たな可能性を見ることが出来たブースだった。

■ ハンギングフォルダー

残すところ最後の通路となり、会場の向こう側の壁も、もうそこまでというところまできた。ゴール間近というところで気になるブースを見つけた。先程は修正テープが積み上げられていたが、今度はハンギングフォルダーが積み上げられていた。

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カラフルなそのフレームは、「P S」という素材が使われているという。これはスチロール樹脂というもので、日本へ戻ってから調べたところによると、プラモデル等でよく使われている素材のようだ。確かに持ってみると結構軽かった。

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組み立て式になっていて、販売時には、まさにプラモデルの箱のような大きさになってしまう。

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なるほどと感心してしまったのは、フレームの前後を固定する十字の柱のようなものがあるのだが、これの取り付け位置によってフレームのサイズを変更できる点だ。

フレームの対角線上につけると A4のハンギングフォルダー用に、そして上の柱を下側につけると、フレームの横幅が広がり、「F4」というハンギングフォルダー対応になる。

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「F4」というサイズは初めて聞いた。これは香港等では一般的なサイズだという。

そして、このフレームならではなのは、スタッキングできる点。さすがにスタッキングした状態で途中にあるフォルダーを取り出すことは出来ないが、省スペースという点ではこれは便利だ。最後の最後にとってもユニークな商品を見つけることが出来た。

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今回で3回目となるペーパーワールドチャイナの取材だった訳だが、実は当初中国の文具メーカーで果たしてユニークな商品に出会えるだろうかと多少不安な気持ちもあった。

しかしフタを開けてみると、決して多くはなかったがキラリと光るアイテムを取材することが出来た。中国は「世界の工場」という表現をよくされるが、世界の市場を相手に勝負してきているので、そうしたものに出会えるのも不思議ではないのだろう。

まだまだどこかに似ているというステーショナリーも多く見られたが、一方で着実に力を付けているという印象もとても受けた。

■ 取材後記

■上海 浦東空港から上海中心街へは、リニアモーターカーで向かいました。中国語で、「磁浮」というのは、実にわかりやすい中国語ですね。改札にカード式の切符をタッチするとゲートが開く自動改札。

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リニアモーターカーは、いかにも速そうな顔立ち。

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面白いのは線路が溝状になっています。

発車し、グングンと加速を続けていきます。そして最高時速はなんと301km。しかしながら、日本のようにまわりにビルが建ち並んでいるわけではないので、その速さがあまり感じられませんでした。ただ反対側の線路から走ってくるリニアとすれ違う時には、さすがにそのスピードを実感できました。300km+300kmのすれ違いは瞬きするくらいの一瞬の出来事でした。

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■ こちらは、タクシーの運転席です。

中国では、一人で乗るときに現地の人は運転席の隣に座ることが多いようです。そのためでしょうか、運転席のまわりは分厚いアクリルで覆われていました。

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■ 上海の目抜き通り「南京東路」のすぐ隣りの「福州路」。

レポートでも書きましたが、ここには大きな書店、文具店、画材展がたくさん並んでいます。

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ひときわ大きな書店「上海書城」。まさにお城のような大きさでした。

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こちらは福州路のステーショナリーショップ。新しいショップなのか、他の文具店よりとても明るくきれいでした。

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私はここで約200元ほど文具を買いました。

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このとき、お客さんは私一人だったので、店員さんが私の後ろでかごを持って一緒に回ってくれました。また、福州路から一本路地を入った所にある文具店にも立ち寄ってみました。上海によくある典型的な店構えです。

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ここで買ったのが、英雄(HERO)万年筆。
その価格、なんと7.5元。(もちろんスチールペン先ですが。)

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ちなみにジェットストリームは1本15元でした。

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【中国で買ったジェットストリームはペントップのラインがブラックで、なかなな精悍なデザインです。】

■ 展示会場でのランチは、昨年同様もっぱらコンビニ。

ファミリーマートは中国では「全家」というそうです。なるほど、、という漢字です。串に刺さったおでん、そしてお弁当を食べました。このお弁当、お肉がやわらかくて思っていたよりおいしかったです。

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■ 最終日の夜は、今回取材に来ていた各国のプレスとの夕食会。

今回来ていたプレスは韓国、ブラジル、ロシア、オランダ、フランス、オーストラリア、スペインと国際色豊かでした。夕食会はもちろん中華。今が旬の上海蟹や北京ダックなどを堪能しました。上海蟹は、ヨーロッパ系の人たちにはやや不評だったようです。特に、かに味噌が。

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おいしいおいしい!と言ってよろこんで平らげていたのは私と韓国の方だけでした。中国のステーショナリー、そして中華料理と中国を満喫した4日間でした。

ペーパーワールドに関するお問い合わせは
メサゴメッセ・フランクフルト  info@japan.messefrankfurt.com

*関連コラム
■「ペーパーワールド チャイナ2010 レポート」
■「ペーパーワールド チャイナ2011 レポート」
■「ISOT 2011 レポート」