2005.11.22(94)

「いつでも本を携帯」

phrungnii

ブックパッカー

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

ここ数ヶ月、本の制作にかかりきりだった。人生の中で、こんな短期間に文章をあれこれ考えて書くというのは大学時代の卒論の時以来のような気がする。いや、あの時よりもずっと今回のほうが大変だった。

人間、慣れないことをすると、思わぬ反応が色々と出てくるもので、私の場合、自分の頭と体からなけなしの文章を振り絞っていたので私の中の文字という文字が必要以上に枯渇してしまったようだ。そんな私は、これまでないくらい、無性に文字を、つまり本を読みたくなるという症状が出て来た。

ちょうど、マラソンで汗をたくさんかいて、体が水を欲するという感じに近いと思う。私の場合は一時的なものだったが、いっときも本が手放せないというくらいに本好きの方にぴったりのものがある。ブックパッカーという代物。

本を肩から提げて、読みたいときにさっと読み始められるというもの。一見すると、キャンバス地のごくふつうのブックカバーのようだ。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

私が手に入れたブックパッカーは文庫本用。早速、読みかけの「さらば、国分寺書店のオババ」をセットしてみた。よくあるブックカバーと同じように、本の表紙と裏表紙の端っこをカバーのポケットに差し込む。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

差し込んでみると気づくのだが、裏表紙側のカバーだけがやけに長くなっている。一瞬、間違ったのかと思ってしまうところだが、これで正しいのだ。その長いカバーで本をくるむようにして、ボタンにひもをくくりつければ、持ち運ぶ時の準備は基本OKとなる。

■ ショルダーバッグのよう

これにて、一件落着かと思いきやブックパッカーの一つの角からビローンと、紐が出てしまっている。このままの状態でも、肩から提げることも可能だがちょとブラーンとして、なんだかだらしない。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

この紐は読みかけのページにはさみむのが正しいやりかた。そうしてみると、ブックパッカーの両端から紐が出てきてきちっとした感じになる。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

肩からたすきがけしてみると、ブックカバーと言うよりもまるで、小さなバッグのようだ。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

■ 肩掛けヒモがしおりにもなっている

そしていざ、本を読もうとすれば先ほどの紐がしおりの役割も果てしてくれているので、本を開くと同時に、さっと読書体勢に入ることができる。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

紐につながれたまま、本を読むというちょっと変わったスタイルになるのだが、これが意外と快適。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

読書を中断したければ、再び紐をはさみこんでボタンにヒモをクルクルと巻いて、手をパッと離してしまえばいい。ちょっとした隙間の時間にも本を読みたいという二ノ宮金次郎的な人には、うってつけだと思う。

さらに、気が利いているのは長めのカバーの内側に小さなポケットが付いている。作者の方によると、ここにはJRのプリペードカード スイカを入れておくのだそうだ。ちなみに、スイカは関西では「イコカ」という名前らしい。とても素敵なネーミングだと思う。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

さて、スイカを忍ばせておけば、肩からさげたブックパッカーごと自動改札にタッチしてスマートに駅から駅へと移動できるのだ。ポケットやかばんからスイカを取り出すわずかな時間も読書にあてることができる。

■「地球の歩き方」サイズも

この文庫本サイズのブックパッカーの他にひとまわり大きい「地球の歩き方」サイズというものもある。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

海外で、地球の歩き方を堂々と開いて、周りをキョロキョロするのは場所によっては、危険なこともある。文庫本版よりも大きなサイズなので傍から見ると、よりバックっぽさがあるので、安全に見ることができる。旅行の時は、何かと荷物が多くなりがちなので普段は肩からぶら提げて、必要な時はさっと取り出せるのはとてもいい。

プルンニー Phrungnii ブックパッカー

このブックパッカー、さすがにスーツ姿には、似合わないけど休日の時などには、お気に入りの本を入れてぶらりと出かければ、どこにいても素敵な読書タイムを楽しむことができそうだ。

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