2025.09.09(590)

「フレームマンスリーペーパー 私の使い方2025」

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フレームマンスリーペーパー

フレームマンスリーペーパー 2025年

私は手帳を使っているのか、それともカレンダーを使っているのか、フト考えてしまうことがある。一枚一枚独立していて綴じられていないので「帳」の文字を使うことに抵抗がある。かと言ってカレンダーかというと、それもちょっと違うような気がする。そこで私は「スケジュールツール」とそう呼んでいる。予定を見ることだけに徹した道具と捉えているので、自分の中では納得感がある。

そのスケジュールツールであるフレームマンスリーペーパー を2年ほど使っている。今の私のワークスタイルにちょうど良い。そんな私の使い方を紹介してみたい。

■ 今月の見晴らしがいい

フレームマンスリーペーパー 2026年

私がスケジュールツールに求めることは、予定がズバッと頭に入ってどう予定を組もうかがスムーズに考えられることだ。つまり予定の見やすさに重点を置いている。それがフレームマンスリーペーパー では自然にできる。

それはこういうことだと思う。綴じられていないフラットな紙面であるからだ。綴じ手帳を使っていた頃を思い返してみると、火曜日と水曜日の所だけ見え方が違った。ちょうどそこは綴じている部分にあたるので、わずかに歪んで私の目に映った。それくらいのこと気にならないと思うことだろう。と言う私も実は綴じ手帳を使っていた時は気にもとめていなかった。そういうものだと思っていた。

フレームマンスリーペーパー 2026年

ところが、フラットなフレームマンスリーペーパー を使い出してみると、これまでと見え方が違うぞと目を大きくした。火曜日と水曜日が当然ながらフラットになって他の曜日と同じ見え方になった。それがとても見ていて気持ちよかった。フラットな紙に乗っかっている情報は全て並列に並んで「等価値」になった。そう私は感じた。それが1ヶ月の見晴らしをよくしてくれているのだ。1ヶ月の歪みがなくなった。

■ 万年筆で予定を書く

フレームマンスリーペーパー 2025年

今年2025年からスケジュールツールに万年筆で書いている。それまでは0.5mmペンシルでずっと書いていた。それをパイロットカスタム743のEFに持ち替えた。私の中でペンシルはまだ不確定なことを書くもの、対して万年筆は決定事項を書くものと使い分けている。ノートにアイデアや企画案を書くときは、それはまだ曖昧なものだからペンシルや鉛筆で書くのが合っている。手帳に書いている情報はというと、曖昧なものかといえばそうではなく決定した予定である。そのことにフト気づいた。ならば万年筆で書いた方がいいではないかと思った。

フレームマンスリーペーパー 2025年
インクはもちろん純正のブルーインク

フレームマンスリーペーパー 2025年

ただ消せないということはある。それについてはこう対処している。ニチバンのマイタックリムカというカットされたシールを修正したい上から貼っている。そこに万年筆で書いていく。紙なので気にせず書いていける。なおリムカはキレイに剥がすこともできる。

ニチバン マイタック リムカ

フレームマンスリーペーパー 2025年

また、フレームマンスリーペーパー に万年筆で書くようになってパッと見た時の印象が変わった。ブルーインクで書いた予定が頭に入りやすくなった。私の求めるスケジュールツールに相応しいと思った。

フレームマンスリーペーパー 2025年

数ヶ月万年筆で書き続け、書き終わったフレームマンスリーペーパー をふと見ると、ゴチャゴチャと書き込まれていた。誰に見せるものでもない飾り気のないものだった。キレイに書かれていないけど、スケジュールツールとしての正しい姿がそこにあった。

■ 予定を俯瞰

フレームマンスリーペーパー の良さは好きなだけ並べて予定が俯瞰できることだ。私は常に3ヶ月を眺められるようにしている。今月のペーパーはiMacの左にギブソンホルダーで立てている。右側にはエアフォルダーPageに翌月、翌々月の2ヶ月分を縦にアイデアルクリップでとめている。ふだん中央のiMacや傾斜台にのせているスナップパッド に向かって仕事をしつつ、必要となれば左右に視線をずらしてスケジュールをチェックしていく。さながら前を向いて操縦をし、適宜左右を見るパイロットのコックピットのように。

フレームマンスリーペーパー 2025年

今月のフレームマンスリーペーパーはギブソンホルダーをV字状にして立てている。こうすると、普段は斜めに立てられ手間に倒してパラパラと中をめくっていくこともできる。

ギブソンホルダー

フレームマンスリーペーパー 2025年

フレームマンスリーペーパー 2025年



今くらいの時期になると、来年の予定も少しずつ入ってくる。私は来年のフレームマンスリーペーパーの1月〜3月のペーパーを2025年の12月の後ろに挟んでいる。こうすればわざわざ2冊の手帳を持つことない。シームレスに使い続けられる。一枚一枚のペーパースタイルだとこういう自由な使い方ができる。

フレームマンスリーペーパー 2025年

pen-info フレームマンスリーペーパー2026年版
2025年版もまだあります

エアフォルダーA5
エアフォルダーPage
アイデアルクリップ
ギブソンホルダー
マイタック リムカ
ポスタルコ スナップパッド

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