2008.10.28(166 -1/2)

「マンスリー手帳を比較する 1」

日本法令プランニングメモリ B6 他

マンスリー スケジュール帳を比較検討する

ちょうどこの時期文具店を覗くと、手帳売り場が花盛り。土日あたりだと、ちょっとしたセール会場に迷い込んでしまったのではと、思うほど。こういう場にいると何だか負けてたまるかと必死なって手帳を探してしまう。まだ来年までたっぷり1ヶ月はあるので、そんなに慌てることもないんですけどね。さて、私はここ4年間ずっとクオバディスのビソプランを愛用してきた。

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これは見開き2ページにカレンダーがある、このうえなくシンプルなタイプ。

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■ 愛用してきたビソプランに不満な点が

私のシンプルな頭に、このシンプルスタイルがとてもフィットしていて、これまでスケジュール管理は、基本的にとてもうまくいっていた。このビソプラン、愛着もあり、基本的にとても気に入っているのだけれども、気に入れば入る程、一方で気になるところも見えてきた。大好きだった彼女と、同棲をしはじめてみたら、当初はまるで気にならなかった所が次第に気になってくる。。。みたいな感じで。

例えば、

・表記がOCTOBER、MONDAYなど基本的にすべて英語であること。

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・日本の祝日もあるが、あわせて海外の祝日も併記されていて、ただでさえい小さい1日分の記入スペースが日によってはさらに狭くなってしまうこと。。

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という具合に。いずれも初めからわかっていて、それを承知で使っていたのだけれども、やはり同棲も4年間続くと、気になるというものだ。そこで、他の同じようなマンスリー手帳、今回は特に日本のものを見比べてみてひとつ来年のスケジュール帳を決めてみようと決意した。

いざ、文具専門店に行き、マンスリースケジュール帳を探してみるものの、ことはそう簡単ではないことに早くも気づかされた。私が欲しいマンスリー手帳は「日曜日はじまり」でなければダメなのです。

もともとこのマンスリー手帳を使うきっかけとなったのは、机の上によく置いてあるデスクカレンダーだった。カレンダーと言えば「日曜日始まり」である。私の頭の中にあるカレンダーもやはり一番左に日曜日があって、ちょうど真ん中が水曜日という、確固たる図式が出来上がっている。

この年になると、すでに出来上がってしまった図式をそうそう簡単に変えられるものでもない。しかし手帳売り場に並んでいるマンスリー手帳見てみると、そのほとんどが「月曜日始まり」ばかり。

ウィークリータイプであれば、 月曜日はじまりであることは納得できるけど、マンスリーまでそうなっていたとは、ちょっと意外だった。そんな中で、私の好みにあうものとして発掘に成功したのが、以下の7冊。

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1.日本法令プランニングメモリ B6
2.ビジネスプラン ボックス
3.日本能率協会マネジメントセンター ペイジェムA6マンスリー2
4.高橋書店 ラフィーネ1
5.アーテミス アタッチメントダイアリー
6.無印良品 再生紙 日曜日始まり マンスリーノートA5
7.無印良品 再生紙 日曜日始まり マンスリーノートA6

そして、これまで使ってきたクオバディス ビソプランも一応、今回の検討の中に入れている。

では、一つ一つ簡単にその特徴をご紹介してみよう。

1.日本法令プランニングメモリ B6

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B6ということでちょっとした単行本くらいあるやや大きめなサイズ。携帯するにはギリギリの大きさと言える。サイズが大きい分、1日の記入スペースもとてもゆったりしている。マンスリー スケジュール帳は記入スペースが少ないという欠点があるが、これはその点、なかなか頼もしい存在である。

このたっぷりの記入スペースに加え、これがいいのは余計なものが一切ないということ。カレンダーの一マスには、日付の数字と祝日の表記だけ。「大安」な「「仏滅」などもないので、思いっきり書き込むことができそうだ。

マンスリー スケジュール帳を比較検討する

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【日本法令プランニングメモリ のマス目】

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【クオバディス ビソプランのマス目】

*1日分のマス目の大きさの検討がつきやすいよう80円切手を比較のためにおいてみました。ちなみに、クオバディス ビソプランの1日分のマス目は、ほぼこの80円切手と同じ大きさです。

製本は糸かがり綴じで、どのページでもパタンと気持ちよく開いてくれる。玉にきずなのは、カレンダーの後に延々と罫線ノートが続いているところ。スケジュールが36ページに対して、ノートが50ページもついている。この後でも触れるが日本のマンスリーダイアリーは、 こうしたノートが実にたっぷりと用意されているものが多い。

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マンスリー手帳に私が求めてるのはスケジュール帳だけなので、これは実に惜しい。

2.ビジネスプラン ボックス

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スーツの胸ポケットにすっぽり入るスリムサイズ。サイズとしてはビソプランに近い。この手帳で惹かれたのは中が蛇腹式になっているところ。

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広げれば、向こう数ヶ月の予定まで一望できてしまう。

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ちなみに片面に6ヶ月、裏面にも6ヶ月という構成。6月から7月に変わる時だけは裏返さなくてはいけない。スッキリとしていて、シンプルななのだが、1日分のスペースは、とても小さい。

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不思議なのは、下にノートスペースがあること。このスペースをカレンダーの記入スペースに充てればいいのにと私は感じた。これにはなぜか左側に別途縦に流れる予定表まで付いている。そもそもカレンダーがあるのに、なぜわざわざ別の予定欄があるのだろう。

3.日本能率協会マネジメントセンター ペイジェムA6マンスリー2

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A6と言われても、ちょっとイメージしにくいと思うが、ちょうど文庫本サイズと同じである。我々には馴染みのあるサイズなので、手の中の収まりもいい。これがいいのは、こうしたコンパクトでありながら、紙面が無駄なくカレンダーだけに思いっきりスペースが割かれている点だ。

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あとで詳しくご紹介するが、見開きに2ページの総面積あたりの1日分のマス目の大きさが、今回比較した中ではトップクラスだった。

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しかも、これはノートのページもが少ないのもいい。その一部がミシン目つきのメモ用紙なっているので、使えばさらに減らしていくこともできる。ノートのあとには、地下鉄路線図まで付いている。

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製本は糸かがり綴じ。

4.高橋書店 ラフィーネ1

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先ほどの能率協会マネジメントセンターのペイジェムとほぼ同じサイズそして紙面構成。2009年の新製品ということで、ペイジェムの対抗馬として出されたものではないだろうか。こちらもやはり主役のカレンダーが大きく配置されている。

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巻末ノートには、ミシン目付きのものまで用意されている。違うのは、地下鉄路線図が製本ではなく、別紙になっているところ。必要に応じて取り外せるのはありがたい。そして最も気になるのは表紙が花柄であること。この花柄をレジで買うときには、さすがに恥ずかしかった。なので、本当は買う必要のないノートもカモフラージュとして携えて、私は妻のダイアリーを買っているのだよ、という雰囲気を装ってみた。。

あえてこの花柄を買ったのは、日曜日始まりのマンスリー手帳の選択肢が多くなかったからである。まずはカバー柄のことは、いったん目をつぶってみた。ちなみに、花柄はカバーだけで、中のスケジュール欄はいたってふつうであった。

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ページ数はそれほど多くはないものの製本はしっかりと糸かがり綴じ。

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