文具で楽しいひととき
■ 「ペーパーワールド2013レポート」

                     ■■■■■■

□ 取材後記



□毎朝、
 展示会場へと向かう交通手段として
 Sバーンという電車を利用した。

 ドアは乗り降りする各自が
 ボタンを押して開けるという方式。

 5年ぶりに乗ったので
 そんなことすっかり忘れていて
 かなり焦った。

 私たち日本人は
 電車やタクシーなどの自動ドアで
 すっかりと甘やかされてしまっているようだ。


 
  駅に着いても、ボタンを押さない限りドアは開いてくれない。。


 
  中央駅のホームに降りるエスカレータにあったフランクフルト・メッセの広告


□展示会場の入り口は
 まるでアミューズメントパークのゲートのよう。

 ドイツの人たちは
 ルールに厳格で
 チケットを一人一人しっかりとチェックしていた。


 


□今回の取材の拠点となったプレスセンター。

 香港の展示会もすごかったが、
 フランクフルトはさらにその上を行っていた。


 


 まるでカフェのよう。

 実際、
 ここではコーヒーやエスプレッソが飲める。

 展示会終了後の夕方には
 バーになってしまう。


 


□今回の取材ツール。

 アサヒヤ紙文具店さんのクイールノートマーブル、ラミーCP1ペンシル、
 そして、今回から使い始めたリコーGR W。


 



□取材中に
 展示会場の通路を歩いていると、
 いきなり「 Excuse me!」と声を掛けられた。

 きっとお客の呼び込みじゃないかと思って、
 かかわらないように通り過ぎようとしたが、
 しつこく声を掛けてくるので振り返ってみると、
 「You are from Japan?」と聞くので
 そうだと答えると、
 どうしても一つ教えて欲しい日本語があるとのことだった。

 どうやら売り込みではなかったようだ。

 彼は自分がしているネクタイを指さし、
 ここに書いてる漢字はどういう意味?
 と尋ねてきた。


 


 そこには「名曲鑑賞番」と
 ハッキリとプリントされていた。

 「名曲鑑賞」までは
 どうにか説明できたが、
 その次に来る「番」の意味がどうにもよくわからない。

 彼としては
 今度日本に行くのだけど、
 このネクタイをしていってもおかしくないか
 ということが気がかりだったのだという。

 意味がちょっと不明なところはあるが、
 別にそれほど変ではないよと
 教えてあげると
 長年の胸のつかえが取れたように
 彼はとても安心していた。

 彼はデンマーク人で
 空手を習っている親日派。

 町のスーツショップでこのネクタイを買ったのだという。

 もし
 日本でこのネクタイしている彼のことを
 見かけることがあったら
 「そのネクタイいいね!」とぜひ声を掛けてあげて欲しい。


 


□フランクフルト・メッセ スタッフの方にお誘いいただき
 スタッフ専用の食堂でランチをさせてもらった。


  




□フランクフルト・メッセには
 10を超えるほどのたくさんのホールがある。

 そのいずれの出入り口にも
 必ずと言っていいほどあったのが
 アイスクリームスタンド。

 午後も3時や4時ともなると
 大人たちが黙々とアイスクリームを食べ始める。

 私も食べたが、
 疲れた体にピッタリで
 すごくおいしかった。


 


□日本に帰国する最後日は
 ハウフトバッフェという中心街に行って
 ショッピングを楽しんだ。

 展示会会期中は、
 プレスバッジに電車のフリーパスが付いていたので
 それで自由に乗れたが、
 展示会が終わったので、
 自ら切符を買わなくてはならない。

 ドイツは改札がなく、
 あくまでも自己申告で切符を買う。

 時たま、
 抜き打ち検札が車内であるから
 油断はできない。

 実は、私が乗車したときも
 その抜き打ち検札があり、
 切符を持っていなかった人は
 ペナルティとして何十倍もの金額を支払わされていた。

 さて、切符は
 通訳の方に買い方をあらかじめ教えてもらっていたので
 すんなりと行った。

 まず、
 券売機(ちなみにホームにあります)で
 言語を選ぶ。


 

 


 さすがに日本語はないので、英語を選ぶ。

 あまり遠出しない場合は
 「Single Journey Frankfurt」でいいらしい。


 


 あとは、
 大人を選ぶと、金額が表示されるので
 お金を入れればいい。


  


□ハウフトバッフェは、
 新しいビルと古い佇まいの石造りの建物が
 仲良く共存している街だった。


 


 昨年、ミュンヘン行った時に
 すっかり虜になってしまった「MANUFACTUM」。

 ドイツらしスパルタンな品揃えの
 セレクトショップだ。

 最近では日本の無印良品でも
 一部のアイテムが販売されはじめている。

 そのフランクフルト店に
 向かってみた。

 あんまりおおっぴらに地図を見ながらは
 危険なので、
 ちょっと道が心配になったら
 通りの脇に寄って
 こっそりと地図をチェックしながら歩みを進めていった。


 


 「MANUFACTUM」は、
 オペラ座のすぐ向かいにあった。


  


 およそ2時間、
 タップリとショッピングを楽しんだ。

 基本ミュンヘンで見たときと
 品揃えは同じだった。

 私が買ってきたのは、
 鉛筆のキャップ(0.4ユーロ)、
 真鍮が美しい鉛筆削り(1.9ユーロ)、
 そして、これも真鍮の美しにやられてしまった
 自転車のベル(13ユーロ)。


 


 この鉛筆キャップ、
 一見すると
 日本にあるものと似ているが
 ちょっと違う。

 キャップに入っているスリットが
 かなり長い。

 厳密に言うと、
 根元から先端にまで及んでいる。

 これがかなり強いバネ効果を生み出しているようで
 きつめにキャップがセットできる。


 


 「ToDo全集」として
 愛用しているATOMAのメモ。


 


 その「MANUFACTUM」バージョンのグレーを買った。
  (本体 6.8ユーロ 、リフィル 2.3ユーロ)

 このシルバーリングは、アルミ製だという。


 


 それから、
 ブラシ(13.8ユーロ)と
 ちりとり(11.5ユーロ)。


 


 なにもドイツに来てまで
 掃除道具を買わなくてもと思ったが、
 このスパルタンなちりとりに
 私の心はわしづかされてしまった。

 ブラシは
 「MANUFACTUM」オリジナルだった。


 


 これで
 仕事場の掃除に精を出そうと思う。


□デパートの文具売り場で見つけた
 ラミーの消しゴム(一個 0.7ユーロ)。


 

 


□ショッピングで疲れた体を癒すのには
 ドイツではやっぱりアイスがしっくりとくる。


 





   1 >> 2 >> 3 >> 4 >> 5 >> 6 




  □ 
来年2014年のペーパーワールド

    2014年1月25 日〜28 日 フランクフルト・メッセ

        上記展示会に関するお問い合わせは

        メサゴ・メッセフランクフルト(株)

        ご出展・ご来場のお問い合わせ:03-3262-8444


        info@japan.messefrankfurt.com


■ 関連リンク

 □ ステッドラー

 □ ペンのバリエーションが豊富な Meisenbach

 □ ロディア

 □
 書類の保存が便利な D-CLIP

 □ 多機能テープディスペンサー PROVER

 □ 三菱鉛筆

 □ カール事務器

 □ otto hut (万年筆とタッチぺン)

 □ 色々なサイズの封筒が作れる We R Memory Keepers

 □ ぺんてる

 □ ベルトで名刺が引き出せる PRIVATE CASE

 □ レザーリングを積層したペン e+m

 □ Tシャツやジーンズなどの再生コットンでつくった紙 moinho

 □ 紙で出来たリングのノート LAINAS

 □
 ノートの中にペンが隠れた ComPENion



 TOP   他の文具コラムを見る

 画像で文具コラムを探す


Copyright (C) 2003 Tadashi Tsuchihashi,All rights reserved.