2013.12.17(295)

「ふつうに使える精密筆記具」

ぺんてる

グラフ1000 0.4mm

最近、多機能ペンをめっきり使わなくなった。

その代わりによく手にするのが単機能ペン。会社に勤めていた頃は営業職だったので、外でメモをとったりすることが多かった。そうした時に一本でいくつもの種類のペンが書ける多機能ペンはとても心強い存在だった。

しかし、今は書くのはデスクの上が中心。一本のペンで済ます必要もなくなり、適材適所でペンを使い分けるようになっていった。その中に仲間入りさせてみようかと考え買ったのがグラフ1000 0.4mm シャープペン。

シャープペンは、これまで0.5mm、0.7mm、0.9mm の3 タイプを使い分けていた。そこに一番細い0.4mm を加えてみようと考えた。0.5mm は手帳に書き込む時に使ってきたが、たまに0.5mm では少し太すぎると感じることもあった。

特に私はマンスリー(カレンダー)スタイルの手帳を使っている。1日の記入スペースが切手の一枚くらいしかない。ごくたまにだけど、すでに記入した予定と予定の間に何かを書きこみたいという状況もあったりする。そうした時に0.4mm なら大きな力になってくれるのではと期待して仲間入りしてもらうことにした。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

■ グラフ1000 0.4mm

基本のデザインは、グラフ1000シリーズと同じ。唯一違うのはノックボタンまわり。芯硬度を表示する窓の中、そしてノックボタンの根本とトップがグリーンで彩られている。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

ちなみに、
0.5mm はホワイト、
0.7mm はブルー、
0.9mm はイエロー。

製図をする人が芯の細さを使い分ける時に色ですぐに何mm であるかをわかるようにするためなのだろう。0.4mm のグリーン、これがなかなかいい色をしている。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

個人的にはグラフ1000 シリーズの中で一番美しいとさえ感じている。マットブラックにいくぶん鮮やかさのあるグリーンとても映えている。

■ グラフ1000と言えば、グリップの握り心地の良さがある

ラバーリブのグリップを優しく指先で押さえ込むようにして握る。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

まず、ラバーのやわらかさがあり、その後にメタルのひんやりした感触がそのスキ間からやってくる。やわらかさとメタルのひんやりと文字で書くと、対極のイメージがあるが、体感というか「指感」的には、いたって自然だ。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

たとえるならグラフ1000 が自分の手の一部と化したかのような感覚。この自然さがグラフ1000 の魅力なのだと思う。次にノックボタンを押してみる。この操作感は0.4mmならではのものがある。カチカチとやや甲高い音がする。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

0.7mm、0.9mm の時とは明らかに違う音だ。内側には0.4mm という細い芯をガッチリと押さえているメカパーツがある。より細くなったメカパーツが精密に動作しているのを感じさせる音だ。この時に、ペン先を見るとまるで針のように細い灰色の芯が出てきている。

0.5mm と比べると、その細さは一目瞭然。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm
【上が0.5mm。 下が0.4mm】

わずか0.1mm の差だが、とても細く感じられる。この細い芯を見ると、さぁ、これから精密な作業がはじまるぞという気分が盛り上がってくる。

■ 実際に書いてみる

細い芯からは予想していたとおりの繊細な筆跡が作り出される。意外だったのは、芯の強度が結構あるところ。細い芯ということでかなり気をつかって
それなりに優しく書いてあげないといけないと思っていたが、それほど気にする必要もないようだ。

ササッと書いても芯は折れはしない。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

たぶん、0.4mm グラフ1000 の魅力は繊細さが味わえ、使い勝手としてはあくまでもふつうに使えるということなのだと思う。現在、私の手帳にあるペンホルダーには0.5mm シャープペンとしてラミー2000 が収まっている。

そのサブ的役割としてこのグラフ1000 0.4mm を同居させることにした。ただ、いかんせんペンホルダーは1本用。グラフ1000 0.4mm は、クリップだけちょこんととめてみることにした。ラミー2000 と同じ向きにセットするとノックボタン同士が隣り合ってペンが取り出しづらくなってしまう。

そこで、グラフ1000 0.4mm は、逆さまにしてみた。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

なにも、こうして2本体制にしなくてもそもそも0.4mmは細かく書ける訳だから手帳用として0.4mmだけにしてみるのもいいかも、と一瞬考えたが、それはやめることにした。やはり、0.5mmで書いた文字の方が目立ち度は上だ。基本的な予定の記入はあくまでラミー2000 の0.5mm で書いて、しっかりと目立たせ、どうしもてそのスキ間に細かく書かねばならない時だけグラフ1000 0.4mm を手にしようと思う。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

しばらくは
この組み合わせで運用してみようと思う。

■ 記事作成後記
付属の消しゴムにささっている「クリーナー」と呼ばれる針金はちゃんと0.4mm 仕様になっていました。

ぺんてる グラフ1000 0.4mm

□ ぺんてる グラフ1000 0.4mmは、こちらで販売されています。

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