2013.04.05(extra)

「プロも納得のシャープペン」

プラチナ万年筆

プレスマン

シャープペンを使っていて気になるのが、さぁ書こうと思った矢先に芯がポキッと折れてしまうこと。再びカチカチとノックを押して芯を出さなければならず、まさに出鼻をくじかれた気分だ。こうしたシャープペンの芯の折れやすさに果敢に立ち向かい作られたのがこのプラチナ万年筆のプレスマンである。

プラチナ万年筆 プレスマン シャープペン

■ 新聞記者・速記者のためのペン

このペンは新製品ということではなく、発売されてから30年にもなる、まさにロングセラー。そもそもの開発のきっかけは新聞記者や速記者といった、たくさんの文字をしかも一気に書くことが求められるプロの方々から折れづらいシャープペンが欲しい、という要望から生まれたものなのだ。

外観からすると、何の変哲もなさそうな感じ。手にすると、一般のシャープペンよりもやや軽めな印象がある。これはこのペンが開発された当時、まだ鉛筆が主流の時代だった。それゆえ鉛筆から持ち替えても違和感がないようにするためだったという。ノックを押すと芯がカチカチと出てくる。

これは普通のシャープペンと同じ。しかし、一点だけ違うのは、芯の太さが0.9mmと太いことだ。一般には0.5mmなので、これは見た目としても明らかに太い。こうして、そもそもの芯を太くすることで折れにくくしている。

■ 筆圧を強くすると芯が引っ込む

太めの芯ということだけで言えば、なにもこのプレスマンだけではない。他にもそうしたシャープペンはある。プレスマンの底力はさらにある。一般に書き出しにポキッと芯が折れてしまうのは、いつもよりも力が入りすぎてしまうからだ。

特に何か重要な事を書こうとすると、人は思わず力んでしまう。

プラチナ万年筆 プレスマン シャープペン

そうしたことをふまえて、このプレスマンでは筆圧をかけると内蔵されているスプリング機構が作用して、芯が引っ込むようになっている。

プラチナ万年筆 プレスマン シャープペン

これなら力んでメモしたときにもおおかた大丈夫という訳である。この様な2重の対策で芯を折れにくくしている。しかし、一方ではシャープペンは書いているうちに芯を使い切ってしまうことも起こりえる。そのために何本かの芯をあらかじめ予備にいれておくものだ。

しかしながら、一本の芯を使い切り、次の芯を出すためには、どうしても何度もノックをカチカチとやらなければならない。運悪く取材中などにこれに出くわすと、イライラしてしまう。この点についてもプレスマンにはしっかりとした対策が講じられている。

プレスマン専用の替え芯(別売り10本入りで100円+TAX)は、その長さがなんと10cmもある。一般のものは6cmなので、倍近くもある。つまり、芯をとぎらすということが少なくなるのだ。ちなみに、この専用の芯はあえて2Bという濃いめのものが採用されている。この書き味が実に滑らか。

先ほどのクッション効果と相まって実に気持ちよく筆記できる。機能性だけでなく気持ちよさも考えられていたのだ。この様に大量の文字をよどみなく書くことに徹したプレスマン、こんなにこだわり満載で200円+TAX。これはかなりお買い得だと思う。このペンでプロ気分な書き心地を味わってみては。

プラチナ万年筆 プレスマン シャープペン

*このコラムは、神奈川新聞での連載「至福の文具」を加筆修正したもです。

* プラチナ万年筆 プレスマン 200円+TAX

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