2014.08.26(312-4)

「ISOT2014 4」

国際 文具・紙製品展レポート

■ ホワイトボードを携帯する時代がやってきた 欧文印刷

ドッシリと会議室に鎮座しているイメージが強いホワイトボード。それをリングノートにして、手軽に持ち運べるようにした「nu board」。今回とっても小さいタイプが登場した。

欧文印刷 nu board

注目は、付属されているペンの方だ。いくらホワイトボード ノートが小さくなってもボードマーカーが太字では使いづらい。これは、欧文印刷によると0.6mmの筆跡で書けるという。

欧文印刷 nu board

実際に書いてみたが、たしかにこれまでのホワイトボードマーカーに比べはるかに細く書けた。

欧文印刷 nu board

これでノートスタイルというよりさらに一歩進めて手帳スタイルのホワイトボードが楽しめるようになる。

nu board/FME (ファインマーカーエディション)マーカー1本付属 1,500円+Tax
発売時には、リングの位置が横ではなく、上側になるという。マーカー単体での発売もある。

■ ギターを弾く人には嬉しいスタンプ スタンテック

ISOT2014 国際 文具・紙製品展レポート

スタンプ台を内蔵した「セルフインキング スタンプ」を幅広く扱っているスタンテックブースで面白いスタンプを見つけた。ギターのコードを書き込める専用スタンプだ。

ISOT2014 国際 文具・紙製品展レポート

よくギターの教本などに掲載されている ギターの1弦から6弦を5フレット分スタンプにしている。

ISOT2014 国際 文具・紙製品展レポート

この中に●印を付けてギターのコードを表すことができる。

ISOT2014 国際 文具・紙製品展レポート

スタンテックでは様々な特注のセルフインキング スタンプの加工を受け付けている。あるとき4本弦のスタンプの注文がいくつもあったという。これはなんのためだろうとお客さんに聞いてみるとウクレレのコードを書くためだということだった。ウクレレ以外にギターでもスタンプの市場があるのではと考え定番商品として売り出すことになった。

*ギター コードダイヤグラム スタンプ
27cm×18cm 1,800円+Tax
15cm×12.5cm 1,500円+Tax
15cm×12.5cmハンディタイプ 1,500円+Tax

■ カレンダーメーカーが作ったノート 新日本カレンダー

365notebook 新日本カレンダー

優しい風合いの表紙。

365notebook 新日本カレンダー

365notebook 新日本カレンダー

中を開けるとフワリとした半透明の紙が100枚も綴じられている。

365notebook 新日本カレンダー

100枚なのにノートの厚さは全然感じられない。しかも、軽い。実はこの紙は日めくりカレンダー用の紙だという。とても薄い紙で表面はツルツルとしていて裏面はザラザラとした指触り。さすがに片面のみの筆記になるが、ちょっと面白いノートだと思う。

365notebook 四季 (4冊セット)
A5 1,600円+Tax
A6 1,200円+Tax

メモのデザインと言えば、表紙だと思い込んでいたものだから、これを見た時は、意表をつかれた。メモの側面がキレイに彩られている。

365notebook 新日本カレンダー

それぞれの表紙の色ともコーディネートされている。

365notebook 新日本カレンダー

側面のカラーは紙面にもグルリと縁取りされている。切り離した時のメモの存在感もバッチリだ。

365notebook 新日本カレンダー

*side-color ring memo
200円+Tax

そして、こちらはリングノート。

365notebook 新日本カレンダー

特長は、ペンの携帯が他のノートよりも格段に配慮されている点。

365notebook 新日本カレンダー

ペンホルダーだけでなく、裏表紙をペンのために幅広にしてある。

365notebook 新日本カレンダー

ペンホルダーだけだとペンがグラグラしてしまうが、こうして下からの支えもあれば、
しっかりと固定できる。

*2face ring notebook (penholder)
500円+Tax

■ 万年筆で書くために生まれた新しい紙  神戸派計画 (運営:大和出版印刷)

神戸派計画 GRAPHILO

万年筆のために抄造された紙「リスシオ・ワン」。万年筆ユーザーの間ではよく知られている紙だ。その大和出版印刷が「神戸派計画」というブランドを立ち上げ、さらにこだわった万年筆用紙をつくりあげた。「GRAPHILO(グラフィーロ)」というもので、しっかりとしたハリのある紙だ。

一番の特長はインクのにじみがほとんどなく細字なら細字、太字なら太字と本来の字幅で書いていけるところ。

神戸派計画 GRAPHILO

そのインクのにじみの少なさという点では「リスシオ・ワン」よりも上だという。

神戸派計画 GRAPHILO

カタログには「ぬらぬらとした書き味」とあった。EFで書いたところペン先がこまかな紙の繊維を捉えているようで適度な書き応えを私は感じた。一方、Bで書いたところ先ほどの書き応えはすっかり影を潜めわずかに手の中に感触が残る程度。Bで書くと、にじみの少なさがよりハッキリと実感できた。

神戸派計画 GRAPHILO

太字で書いていると「ぬらぬら」というよりも「ふわふわ」とペン先が進んでいく気持ちよさに包まれた。A5ノートやメモの他、A4、A5の断裁したままの紙単体の商品もあった。万年筆筆記を幅広いシーンで楽しめる。

神戸派計画 GRAPHILO

*GRAPHILO
A5ノート 4mm方眼 800円+Tax
8mm罫  800円+Tax
無地  700円+Tax
メモ 無地 550円+Tax
便箋 10mm罫 700円+Tax
一筆箋 12mm罫 500円+Tax
A5断裁紙 無地 800円+Tax
A4断裁紙 無地 1,000円+Tax

■  カヴェコ フルラインナップ プリコ

プリコ カヴェコ

ISOTの向いの展示会場で開催されていた「DESIGN TOKYO」。そこに私のお気に入りのペンブランドを集めたプリコ社のブースがあった。カヴェコ、レトロ、e+m、マイセンバッハなどなど。中でもカヴェコはブースの半分ものスペースをとってタップリとディスプレイされていた。

プリコ カヴェコ

プリコ カヴェコ

プリコ カヴェコ

プリコ カヴェコ

プリコ カヴェコ

カヴェコと言えば、「カヴェコ スポーツ」というモデルが有名だ。私が一番最初にカヴェコデビューを果たしたのも、この「カヴェコ スポーツ」だった。これは、1972年のミュンヘン五輪の公式ペンに採用されたものである。そのスポーツに新たなタイプとして「ストーンウォッシュ」が加わっていた。

ISOT2014

プリコ カヴェコ

メタルボディのエッジがいい具合にはげている。見た目どおりのザラザラとした手触りでしっくりと手に馴染む。「トラベラーズ ノート」あたりと合わせるとステキかもしれない。

*カヴェコ アルスポーツ ストーンウォッシュ
ボールペン  8,000円+Tax
万年筆   9,000円+Tax
ローラーボール 8,500円+Tax

*関連コラム
■「ISOT2015 レポート」
■「台湾文具の旅 2014 レポート」
■「ペーパーワールド・チャイナ2013 レポート」