2008.09.02(162)

「滑らかフォルムのペンケース」

GANZO

4本挿しペンケース

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

■ まるで葉巻ケースのよう

ペンケースと言うと、昨今はクルクルと巻いて収納するロール系が人気を集めている。私もロール系をここ数年ずっと愛用している。たまにはペンケースも替えてみようかと思い立ち、物色していて一目惚れしてしまったのが、この「GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース」。フラップを開け閉めして使うというペンケースの王道的なスタイル。ペンケースと言うよりも、まるで葉巻ケースのようだ。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

基本的によく見るスタイルではあるが、このペンケースには、心をときめかせてくれるものがある。それは、どこもかしこも角ばったところがない滑らかなフォルムであること加えて、革製品に欠かせない縫い目がどこにも見あたらない。これが一層その滑らかさを盛り上げている。

特に角の部分の加工たるや、見ていてうっとりとしてしまうほど。この独特なフォルムは、革を木型に長時間はめ込んで成形しているのだそうだ。この部分を指で押しても、かなり固くなっていてへっこんだりしない。まるで プレーントゥの靴先みたいだ。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

また、隠れた見所は裏面にもある。裏側にはフタなどがない分、滑らかフォルムをたっぷりと堪能できる。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

フラップは本体側にあるトンネル状のワッカに差し込んで固定するようになっており、チャックやボタンといった金具がひとつもない。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

これは大切なペンを収納するということにおいて、とても重要なことだと個人的に考えている。どういうことかと言うと、ペンを出し入れするときに、金具があっては、何かの拍子にこすれてキズを付けかねないから。安心して大切なペンを託せるというものだ。

■ ペン4本の個室

真新しさのせいか、ややゴワゴワとした硬めのフラップを開けると、4本分の収納スペースが顔を見せる。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

ペンケースには1本挿しから大体4本挿しくらいまで色々な本数のものがある。一般的には3本挿しあたりが多い印象。実際、GANZOでは元々3本挿しがあり、今回の「趣味の文具箱」とのコラボでこの4本挿しが新たに作られた。私の場合、この4本挿しがしっくりとくる。

私が普段から持ち歩いているペンの顔ぶれは、万年筆が2本、それとボールペンとシャープペンが1本ずつというスタイルだ。このペンケースは、4本挿しということに加え、私の使い勝手にピタリと合うのは、それぞれの収納スペースがが微妙に違っているところ。4カ所のうち、両端の2カ所がやや幅広になっている。

厳密に言うと、両端のうち、挿し込み口に向かって右側の方がより広い印象。広めのスペースには太めの万年筆を入れておくことができる。ちなみに、ペリカン800、モンブラン146もすんなりと収まる。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

ペンケースの挿し込み口には、クリップがスムーズにさせるよう溝が作られている。「溝」というよりも「くぼみ」と言ったほうがあたっているかも知れない。そのくぼみ具合が緩やかな曲線で仕上げられており、実に美しい。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

このクリップ用のくぼみを使うにはペンのトップがあまりにも長いものは向かない。収納してみると、どうしてもペンが頭ひとつ飛び出してしまい、フラップが閉じられなくなってしまうため。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

そうした場合は、クリップを挿さずにペンを深々と奥まで入れてあげればいい。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

また、一本一本のスペースを区切っている間仕切りはあえて下だけが固定された作りになっている。完全に固定されていないので、多少フレキシブルに動いてくれる。ちょうど混み合った電車の座席のように、ペンとペンがお互いに詰め合ってくれ、無駄な隙間を作らずピッタリと収納することができる。

■ スリムなスタイル

こうして4本のペンを収納した状態でも横から見ると、とってもスリムになっている。4本挿しとは到底思えないスリム&コンパクトさだ。

GANZO×趣味の文具箱 マエストロ 4本挿しペンケース

ペンケースはペンを持ち運ぶためのものなので、こうしてコンパクトになってくれるのはありがたい。と同時に、このなめらかなラインを手にしたときの幸せな気分は何とも言えないものがある。

*記事作成後記
フラップを閉じる時に使う留め具がありますね。ワッカに通す部分です。これがもう少しだけ長さがあると安心感があります。と言いますのも、ちょっと長めのペン、例えばパイロットのカスタム743や823あたりを入れますと、留め具がワッカにギリギリという感じでちょっと使っていて冷や冷やしてしまいます。

*追記 2008年10月10日
このペンケースには、スターリングシルバー製のペンは入れない方がよさそうです。私が入れていたものは、斑点状の黒ずみが出来てしまいました。(シルバー専用クリーナーでほぼ落ちましたが、)どうやら、これは革のなめしで使う塩分が影響していると、とある方から教えていただきました。

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