2020.01.21(448)

「ニュートラルカラーなメモロール」

クラフトデザインテクノロジー

メモロール

クラフトデザインテクノロジー メモロール

日本を代表する文具メーカー各社とコラボして、誰もが知る定番アイテムをベースに新たなカラー・デザインを与えて生まれ変わらせているクラフトデザインテクノロジー。2005年スタートということで、10年以上が経っている。今、改めて見てみると発売当初よりもかえって新鮮味を感じる。最近では日本だけでなく海外のショップでもよく見かけるようになっている。私の中で、「クラフトデザインテクノロジー」は、その独特さからデザインプロダクトとして受けとめてきた面があった。そうした中で、このメモロールはデザイン性のみならず新たな機能価値を私に教えてくれた。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

■ ニュートラルな白

クラフトデザインテクノロジー メモロール

ヤマトの「メモックロール」をベースにした商品。貼ってはがせるロールテープ2本が、テープカット付きのケースにすっぽりと収まっている。クラフトデザインテクノロジーのものは、ロールメモが白。この白具合がとてもよい。いわゆる真っ白ではなく、オフホワイト。ほんの少しだけクリームががっている。コピー用紙に貼っても、私はここにいます、と程よく主張してくれる。このニュートラルな白が使い勝手の幅を大いに広げてくれる。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

クラフトデザインテクノロジー メモロール

クラフトデザインテクノロジー メモロール琥珀色のケースとオフホワイトがよく合っている

■ 私の使い方

まず、このメモロールの代表的な使い方になると思うが、インデックスやラベルとして活用している。私の場合はマニラフォルダーのインデックスにそのプロジェクト名を書き入れて貼っている。ニュートラルな色はマニラフォルダーともよくあう。プロジェクト名の長さに応じてロールメモの長さを自由に変えられるのもいい。そもそも2.5cmと幅広なので2行くらは余裕で書いていける。メモロールの表面は少しザラザラとしていて、鉛筆での書き味がとりわけ気持ちよい。ちなみにインクの乾きに少々時間を要するが万年筆でも書いていける。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

クラフトデザインテクノロジー メモロール

クラフトデザインテクノロジー メモロール

マスキングテープでも同じようなこともできなくもないが、書きやすさという点ではメモロールに軍配があがる。マスキングテープはあくまでも貼ることがメインで、このメモロールは何かを書きたい場所に文字を載せる器になるという風に私は捉えている

2つめの使い方は手帳だ。メモロールを程よい大きさにカットして手帳の巻末ノートページに直接貼ってストックしておく。メモロールは少し厚みがあるので、こうして紙に貼り付けてしまっても意外とはがしやすい。仮の予定を書き込んでひとまず手帳に貼ったり、やるべきことを頼まれたら、これに書いて翌日の日付けのところにペタリと貼っておく。こうしておけば、明日の自分がなんだこれは!と目にすることになる。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

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オフホワイトであることと、そしてメモロールのテープカッターが少々ギザギザが残るカット具合になるので、手帳紙面に貼っても馴染みすぎることなくほどよく主張してくれて、忘れずにすむ。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

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3つめの用途は書くのではなく貼る使い方。企画案やデザイン案を壁に貼って一望したい時に使う。粘着が弱いので壁にも気軽に貼れる。ただ、凹凸した壁だと剥がれやすい。ツルツルした面の方が得意だ。この用途でもニュートラルオフホワイトが見た目の邪魔をしなくてよい。

クラフトデザインテクノロジー メモロール

そして、4つ目は自分へのメモ。たとえば、仕事の帰りに牛乳を買ってきてと妻から頼まれることがある。1日中「牛乳」のことを考えている訳にはいかない。手帳に書いても忘れてしまうことがある。そんな時、私はこうしている。牛乳を買わなくてはいけない直前に思い出せるようにするのだ。具体的には交通ICカード「スイカ」を入れている財布に「牛乳」と書いたメモロールを貼っておく。牛乳を買うのは家の最寄りの駅にあるコンビニ。その直前にはスイカで自動改札を通る。そこに「牛乳」というロールメモが貼ってあれば、なんだこれは!!と気づくことになる。人によってはスマホに貼っておくのもいいかもしれない。

クラフトデザインテクノロジー メモロール



このメモロールはかなり前から所有していたが、なかなか上手く活用することができずにいた。そしてある時、このメモロールに真正面から向き合い、じっくりと使ってみたら思いの外私のシーンにはまった。モノを活用できるようになるのは、モノと自分とのタイミングがピタリと合うというのも重要なんだと改めて思った。すでに持っている、しかも死蔵させていたものを活用できるというのは、新しいものを買って活用するのとはまた違った満足感がある。

クラフトデザインテクノロジー メモロール私はヤマトのメモックロールも併用している。こちらはかなり鮮やかな蛍光カラー。目立たせたい時に使う。

クラフトデザインテクノロジー メモロール 630円+Tax クリアタイプ

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