文具で楽しいひととき
ウキマ
Filet
まだ若くて、ブツ欲が旺盛だった頃、色んなショップを訪ねてはカタログをもらっていた。ペン、カメラ、腕時計、家具などなど。
そうしたカタログはポケット式のファイルに入れて本棚にしまっておいた。そのファイルが時間とともに1冊、2冊と増えていく。せっかくもらってきたカタログなのにそれ以降見るかと言えば、これがあんまり見た記憶がない。
思い返してみると、そうしたカタログはきまって年末の大掃除の時に見ていた気がする。大掃除をしながら、手を止めてあぁそう言えばこんなカタログをもらったっけとパラパラと見ていた。大掃除の時に見るためにカタログをもらった訳ではない。もっと日々の生活の中でも
パラパラと眺めるつもりだった。
たぶん、あんまり見なくなってしまった理由のひとつにファイルに入れてしまったからというのがあるのだと思う。私が使っていたファイルは各ページがポケットになったタイプ。そのポケットに1冊ずつカタログを入れていた。カタログを見るにはそこから取り出さなくてはならなかった。それが面倒だったのだろう。
もし、その当時、コレがあったら私のカタログ閲覧頻度はもっと上がったかも知れない。
■ Filet(ファイレット)というツール
書類をとりあえず入れておくクリアフォルダーのようだが、本のように広げられるようになっている。内側の両サイドにはフォルダーの差し込み口がある。
そして、最大の特長は背に「アイレット綴じ」というワイヤーのわっかが2つあるところ。
海外のメーカーからカタログをもらうと、たまに、この「アイレット綴じ」が背に付いていたことがあった。
これは、2穴ファイルに綴じ込めるようにするためだ。Fileにアイレットを付けたので
「Filet(ファイレット)」という訳だ。使い方は、カタログの表紙と裏表紙をFiletの内側のフォルダーにそれぞれ差し込む。
そして、アイレットを2穴ファイルに綴じ込めばOK。
カタログをファイルしつつもそのままページをパラパラ閲覧できる。
カタログに直接パンチで穴を開けて、ファイルに綴じ込むという方法もあるが、それだと、パラパラがしづらいし、綴じ込みの部分が隠れてしまう。
■ デジタル化したくないカタログに
今は、気になったカタログがあったらファイリングではなく、スキャンしてデジタルデータにしている。しかしながら、たまにこのカタログは少しの間だけパラパラめくって眺めたいというものもある。
そうしたカタログをあくまでも期間限定でFiletで綴じ込んでおくのもいいかも知れない。いざ、スキャンしようと思えば、サッとカタログが取り出せるし。
* ウキマ Filet 250円+Tax
□ Filet
■ 記事の中で登場したファイル「Bindman」
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