文具で楽しいひととき
マルマン
図案スケッチブック

最近はロングセラー文具をよく使っている。長く販売されているというのは「力強い良さ」がある。でもそうしたロングセラー文具は、見た目が空気みたいなありきたり感がまとわりついている。いろんなところで販売され、また使われているのを私たちは見慣れてしまっているからだろう。だから見かけても、あーそれよく知っているよとあまり関心を払わず、つい目新しい新製品の方にばかり目が行ってしまう。でもロングセラー文具には確かな良さが詰まっている。このスケッチブックもそうだ。
■ 変わらぬデザイン
「図案スケッチブック」というのが正式名称。図案とはデザインのことだ。マルマンがまだ丸萬商店だった頃から、すでに学習用スケッチブックを製造し、中学校などに販売していた。当時のものは黒い表紙だった。そして1958年に図案シリーズは生まれた。デザイナーの奈良部恵三氏が自らデザインしたパターンをマルマンのスケッチブックの表紙に使って欲しいと持ち込んだのがそもそものきっかけだった。奈良部氏は民藝に興味を持っていて、表紙の「Sketch Book」はちぎり絵のテイストを取り入れたと言われている。大胆に十字を切ったデザインは今も使われ続けている。私も中学生時代に図工の教室で木の四角い硬い椅子に座りつつ、このスケッチブックに向かっていた記憶が鮮明にある。
■ 全てがちょうど良い
このスケッチブックのB4を最近私はよく使っている。絵を描くためではなく、ワークショップのスライドを作るためだ。「4分割ノート術」、「時計式ToDo管理術」のワークショップ用にすでに2冊作っている。言わばパワポスライドの紙芝居版である。私のワークショップは少人数制で毎回10名くらいの方々に参加いただいている。わざわざパソコンを持っていかなくても、このスケッチブックを広げてパラパラとめくっていくだけでいい。
1ページずつマーカー(ぺんてる 筆タッチサインペン)で書いている。パワポのアニメーションの様に、紙を重ねたりなど工夫も凝らしている。中の紙は画用紙なので、こうした工作もしやすい。手作り感満載の紙スライド、これが意外と好評。
ギブソンホルダーズに立ててパラパラとめくりながら進めている
*
ワークショップは毎回同じ内容を話している。このスケッチブックをめくっていけば、常に同じプレゼンが再現できる。マルマンのこの図案スケッチブックは表紙が程よくやわらかく、めくりやすい点も気に入っている。
参考文献「文具の流儀」*私が昔書いた本です。。
マルマン 図案スケッチブック B4サイズ
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