文具で楽しいひととき
ポスタルコ
スナップパッド A6

ふだんはA4のスナップパッドを愛用している。デスクの上で開いて、さぁ書こうとしたときに視界にブルーの紙面が程よく入ってくる。そこに入り込んで考えたことを書いていく。頭の中に生まれるスペースとこのA4を横にした紙が、私の場合はしっくりとくる。人それぞれ頭の中にあるノートのサイズは違うと思う。スナップパッドに紙をセットすると、綴じ具の分だけ少し隠れる。横に長すぎなくて、その塩梅もちょうど良い。そのA4をデスクでのメインノートとして使い、A5サイズはリビングのソファの横にあるサイドテーブルに常備している。こちらには思いついたことや明日あれやらなくっちゃといったことを書きとめている。A4とA5のスナップパッドで私には十分事足りていた。A6の小さなスナップパッドがあるのは知っていたが、私の仕事や生活シーンでは入る余地はないと思っていた。そう考えていたがA6がちょうどはまる隙間が実は私の中にあった。
■ 小さいけれどしっかりスナップパッド
手のひらサイズのコンパクトサイズ。こんなに小さいのに2穴パンチの紙が綴じられるのがなんだか不思議な気がする。A6の紙のかなり端っこに穴がくる。でも紙の綴じ具合は快適。先ほども触れたとおり綴じたA6の紙はスナップの綴じ具で一部分覆い隠されるのでさらに小さくなる。小ささばかりが目につくが、横から見るとスナップの綴じ具はA4、A5と同じ厚みを持っている。コピー用紙なら50枚くらいはゆうに綴じていける。小さくともしっかりスナップパッドらしさがある。
■ 時計式ペーパーA6
A4であれば身の回りにたくさんの紙がある。それらをA4スナップパッドに吸収させて活用してける。A5もA4を半分にするだけなので比較的吸収しやすい。フレームマンスリーペーパーもA5なのでそのままセットできる。しかしA6サイズとなると私のまわりにはあまりない。そこで私は作ってみることにした。では、何を作るか。A6サイズという小ささに注目した。このサイズはデスクにちょこんと置いていてもあまり気にならないコンパクトさだ。これくらいの小ささで私のデスクに置きっぱなしにしている紙はないかと探して目をつけたのが「時計式ToDo管理ふせん」だった。最近買い替えたiMacのモニターがあまりふせんとの相性がよくなかった。しばらくするとはらりと落ちることがあった。そこで「時計式ペーパーA6」を作ってみた。紙はフレームマンスリーペーパーと同じ厚めの紙にした(アラベール スノーホワイト 130kg)。それをスナップパッドA6に綴じ込んでiMacのすぐ横に立てかけた。これがなかなか良かった。一つのToDoを終えたら、剥がしたり貼ったりしなくてもいい。スナップパッドをそのまま引き寄せるだけ。終わったところをグレーに塗るのもやりやすい。
フレームマンスリーペーパーと時計式ペーパーA6を並べて、1ヶ月1日をひと目で見ている
私は基本横に使っているが、人によっては縦に使いたい人もいるだろうから片面は横レイアウトで、裏面は縦レイアウトにしてある。ふせんのときよりも余白がタップリとあるのでメモも書き込みやすい。
片面は横レイアウト
裏面は縦レイアウトの両面印刷
スナップパッドA6にセットせずに単体で使ってもいい。クリップなどでとめるだけでもOK。
■ WマージンペーパーA6
時計式ペーパーだけをセットしたのではせっかくのスナップパッドA6も勿体無い。ふつうのノートやメモもできるフォーマットも作ってみたくなった。いつものWマージンペーパーをA6で作ってみた。ブルーの紙に両側マージン。ドットはA5サイズとほぼ同じ横6mm、縦4mmにした。小さくてもいつもの文字の大きさで書いていけるようにした。4分割をコンパクトに書いていける。細かく4分割というよりもキーワードだけで思考を整理するときに向いている。
紙は従来のものよりもわずかに厚く、平滑性のあるものに変えている
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この2種類の紙を綴じてA6スナップパッドを使い出している。ふだんは時計式ペーパーを中心に使っているが、たまにA4のスナップパッドに書くほどでもないという時に、このA6のWマージンペーパーに書いている。それを外してA4のスナップパッドに綴じて一元化することもある。私の仕事・生活シーンの隙間にうまく埋め込むことができた。
スナップパッド A6
時計式ペーパーA6
WマージンペーパーA6
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