2020.01.07(447)

「ライティングポジションがフレキシブル」

シュナイダー

ローラーボール ワンビジネス 06

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

ペンにはそれぞれ最適な筆記角度というものがある。

ボールペンはペン先のボールが回転しやすいようにそこそこペンを立てて書く必要がある。一方鉛筆やシャープペンは筆記角度という点では断然フレキシブルだ。ペン先の芯さえ紙に触れていればどんな向き、そして角度でも書いていける。万年筆も鉛筆やシャープペンほどではないが、かなりフレキシブルな方だ。ペン先の向きは一定にしないといけないが、角度については立てても寝かせても大丈夫だ。

私はそうした筆記具角度に自由度がある、黒鉛芯系や万年筆で普段からよく書いている。私のホームポジションの筆記角度は比較的寝かせ気味にするスタイル。あまりペン先側を握らずグリップのうしろあたりを握るので、おのずとペンは手の中に身を委ね寝かせ気味となる。このボールペンは私のそうしたライティングポジションでも気持ちよく書いていける。

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

■ 筆記音が聞こえないなめらかさ

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

キャップをパチンと外すと個性的なペン先が現れる。段々と細くなるペン先の表面がまるで万年筆のペン芯を思わせるスリット状になっている。なんだか無性に書くたくなる筆欲をかりたててくる挑発的なフォルムだ。万年筆の時と同じようにキャップを尻軸にさしてグリップの後側を握り、やや寝かせ気味に書いてみる。いつもの万年筆ライディングポジションだ。ボールペンなのに、この寝かせ気味でも心地良く書いていける。そしてなめらか。紙の上をペン先が走る筆記音もほとんど聞こえてこない。

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

ペリカン スーベレーンM800

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

■ 筆跡に抑揚が生まれる

ペン先は0.6mmだが、水性インクというこで筆跡は太めな印象。欧米の万年筆のMあたりに相当するくらいか。私の様に少し寝かせて書いてくと、このペンのもう一つの良さを実感できる。筆跡に強弱が生まれるのだ。微妙に太い線、細い線が織り交ぜられた文字になっていく。ペンを自分の意のままに操っているようで気持ちがよい。

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

リフィルは交換式ではなく、インク使い切り。その分、ペン先が付け外し構造にはなっていないので、ガッチリとペン先が固定されている。ペン先のがたつきが一切ないため、なめらかな書き味が存分に味わえる。



今回の草稿をワンビジネスで書いてみた。いつもはペリカンのM800やパイロットカスタム823で書いているが、あまりというかほとんど違和感を覚えなかった。それはいつもの私のライディングポジションにすっかりと収まったからなのだろう。そのペンのためにこちら側が何か特別なことをしなくてもいいというのは、一気に書く草稿のような場合だと特に頼もしく感じる。

私にとってストレスフリーなボールペンであった。

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

*追記
インクフローはとてもよい分、紙によってはインクの裏抜けが少し見られました。画像はコピー用紙に書いたものです。ちなみに私が草稿に愛用している満寿屋さんの原稿用紙では裏抜けはありませんでした。

シュナイダー ワンビジネス 水性ボールペン

シュナイダー ローラーボール ワンビジネス 06  350円+Tax

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