2014.12.02(319)

「使わない文具のしまい方」

TOTONOE

ストックボックス ミニハーフ

私のデスクには文具はほとんどない。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

レギュラーの万年筆4本。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

引き出し代わりにしているポスタルコのツールボックスの中には鉛筆、赤鉛筆、グレー色鉛筆が各1本ずつ、ラミー2000 0.7mmペンシル、ぺんてる スマッシュ、Manufactumで買った1.18mm芯のペンシル、スリム見出しミニのポスト・イット、全面粘着のポスト・イット、アドラーのはさみ、ちっこい消しゴム。

こう文字で書くとたくさんあるようだが、写真を見ていただければわかるがとても少ない。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

この最小限の文具で日々の仕事をしている。これでなんら問題はない。というか、少ないことでいちいちどれを使おうかとか、どこにいったっけ?が全くと言っていいほどなくなった。仕事をしている時は頭の中は回転している。

それをモノを探したりすることで緩めることなく、回し続けられる心地よさがある。仕事をはかどらせるとか効率化というのは、突き詰めると、いかに集中できる時間を確保するかだと思う。その意味でモノにコントロールされない空間を作るのは重要だ。

■ とは言え、私は文具を結構持っている

たとえば、付せんは色々なサイズのものを持っているし、ペンだってたくさんある。特にペンは仕事がら紙の筆記テストを行うことがある。その時には各社の滑らかボールペンやゲルインキボールペンなどで筆記テストを行う。

それから今、机の上で使っている各種鉛筆や付せんの予備もある。そうした常には使わないけど、いざとなったら必要になるという文具たちは私の主戦場である机には一切置いていない。

では、どにあるのか。そうしたものは「文具ストックボックス」に入れている。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

当初、私がこの文具ストックボックス用として使っていたのがイエローの「Mail Box」という小さい段ボール箱。ドイツの文具店で買ったものだ。色々なサイズがあり日本で言うところの宅急便用の箱なのだと思う。

■ 箱に入れて本棚へ

小さい方のボックスにはペンを、そして、大きい方には付せんをドサドサとひとまとめに入れている。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

これらのボックスは、机から離れた本棚の中に入れている。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

わざわざ少し離れたところに置いているのは仕事をしている時に視界に入らないようにするためだ。あえて小さめの箱にしているのは本棚にスッキリ入れておけるから。付せんやペンといった不定型のものは定型の箱に入れることでスッキリと収納することができる。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

デスクで仕事をしていて、使っている付せんを使い切ったら、先ほどのストックボックスからひとつだけ取り出す。また、一人アイデア発想会議をする時には、ボックスから大きな付せんを出して、ひらめいたアイデアを1枚ずつに書いてボードに貼るということもある。

その作業が終われば、付せんは再びボックスに戻す。つまり、必要な時だけ取り出し、それ以外の時は完全に視界からないものとしてしまう。そんな面倒くさいことをしなくてもいいのでは、、と思うかもしれない。

■ 今使わないものは視界から消す

でも、たまにしか使わないものでデスクの空間を埋めたくはない。私にとってデスクのなにもない空間はモノのために使うのではなく、なにかを生み出すための大切なスペースとして活用したい。机はモノのためにあるのではなく、脳のためにあると考えている。

なにも余計なものがないデスクの上に今検討すべき資料をポンと置く、または、ノートだけを広げて企画を考える。視界には今取り組むべきものだけしか入らないので、自ずとその仕事にとっぷりと没入できるのだ。

いちいち付せんを取りに行くのは私にとっては全然面倒くさいことではなく、むしろ、机の上に余計なものがあって視界に入っている方がよっぽど煩わしい。私のモノとの付き合い方のルールは、この様に「活用」するものと「保管」するものに線引きをして置く場所も明確に別にするというものだ。

結局のところ私たちは、一度にひとつの仕事しかできない。当たり前すぎるくらい当たり前のことだが意外とそれに相応しいデスクになっているかというとそうでもなかったりする。私自身も過去においてそうだった。

マルチタスクデスクをモノタスクデスクに変えるといった発想だ。このイエローの「Mail Box」はデザインもとても気に入っているのだが、いかんせん紙製なのでだんだんとあちこちがやれてきた。

STOTONOE ストックボックス ミニハーフ

そろそろ新しいのに替えたいがさすがにドイツにまで買いにいくこともできない。なにかいいストックボックスはないかと探している中で、いいものを見つけた。TOTONOEのストックボックス ミニハーフというものだ。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ
*インデックスの色違いの3個セット。

ミニとは言ってもペンを入れておくのにもちょうどいい大きさ。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

もちろん本棚にもスッキリ収まる。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

この新しいストックボックスでこれからも「活用」と「保管」をキッチリ分けて今の仕事に集中できるようにしていこうと思う。

■ 記事作成後記

お気に入りのペンは大きなペンケースにストックしています。このペンケースは、普段はクローゼットにしまい込んで完全に視界から見えなくしています。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

レギュラーペンとして今、使っているペンがしっくりこなくなったらこのストックから一本を選び出しレギュラーに入れていきます。その際、必ずなにか一本を出すようにしています。何かを入れる時は、その代わりに何かを出すをルールにしています。

それから、テープやマーカー、のりなどたまに使うもの(ただ、常時使う訳ではないもの)も本棚の一角に収納しています。

ストックボックス

こうしたものも机まわりには置きません。本棚の一番下(左側)にある無印の引きだしに入れています。

〔オマケ〕

本棚の1段はこんな感じでディスプレイをして楽しんでいます。。並べるだけでなく、電卓は必要な時にここからとって使っています。

TOTONOE ストックボックス ミニハーフ

□ TOTONOE ストックボックス ミニハーフは、こちらで販売されています。

□ 私のモノとのつきあい方は、「モノが少ないと快適に働ける」で、さらに詳しく紹介しています。

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