2013.04.13(extra)

「新聞を中綴じできる」

マックス

ナカトジール

マックス ナカトジール

よく喫茶店や病院などに行くと、新聞紙がホチキスで中綴じしてあることがある。

中綴じと言っても、イメージ出来ないかも知れない。新聞紙の折り目にホチキスで綴じて、まるで雑誌のようにページがずれないようにするものだ。いろんな人が新聞を読むので、ページがバラバラにならないように綴じているのだろう。私は、この新聞の中綴じを見るたび、これは一体どうやって綴じたのだろうかと不思議でならなかった。

と言うのも、ホチキスというものは、綴じこめる奥行きにはどうしても限界があるからだ。構造上ホチキスはアゴと下アゴの間に収まる範囲でしか、綴じることができない。なのに、新聞紙はそのアゴの奥行きよりもはるかに長いではないか。これはもう、地下鉄はどこから電車を入れたのかというくらいに、私にとっては夜も眠れない疑問だった。

その謎を説いてくれる文具が、このナカトジールである。ナカトジールとは、何ともストレートなネーミングだ。

マックス ナカトジール

使い方は、まず新聞を広げ、ちょうど折り目の部分、つまり中綴じしたい部分の下側にナカトジールを滑り込ませる。次に、ホチキスを用意し、そのアゴを外して180度広げきってしまう。その上アゴでもって、先ほどセットしたナカトジールの所に添えてガチャリと押し込んであげればいい。

ナカトジールを外してみると、見事に新聞の折り目にホチキスが綴じられている。同じ要領で、今度は新聞の上側からも1カ所綴じれば新聞の中綴じは無事完成となる。ナカトジールには新聞を中綴じするためのガイドがついているので、だれでも簡単に綴じることできるようになっている。

ちなみに、ホチキスは特別なものではなく、普段私たちが使っているNo.10と呼ばれる針が入るタイプで、アゴが外れて180度開くものであればどれでも使うことができる。そもそもホチキスは上アゴと下アゴが噛み合うことで、はじめてガチャリと綴じることができるものだ。

今回のナカトジールは、ホチキスの下アゴの代わりをしてくれるというものである。新聞以外にもA3やB4といった大きめな紙を中綴じして小冊子を作るという時にも使うことができる。

*このコラムは、神奈川新聞での連載「至福の文具」を加筆修正したもです。

□ ナカトジールは、こちらで販売されています。

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