2012.07.24(260-5)

「ステッドラー工場見学 5」

ドイツ ニュルンベルグ

□ 取材後記

■ 今回ドイツでの移動で使われたバス。

ステッドラー工場見学

■ 取材手帳は MOLESKINE 、そしてペンはステッドラーのシャープペン0.7mm 。

ステッドラー工場見学

■ ステッドラー日本の方が持っていたマルスの0.5mm シャープペン。

ステッドラー工場見学

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残念ながら、これはすでに廃番になってしまっているモデル。芯ホルダーのようなデザインで格好いい。ぜひとも復刻して欲しい。

■ ステッドラーの社員食堂で出されるコーヒー用のシュガーにもステッドラーのマークが。

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■ ドイツの自動車メーカー全てに納めているというクレイモデル用の粘土。これもステッドラーの商品。ちなみに鉛筆の芯で使われている粘土とは全くの別物。

ステッドラー工場見学

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■ 来年発売されるという高級ラインのペンを特別に見せていただいた。

ステッドラー工場見学

ボディは全体の半分がウッド、そして、もう半分がアルミで出来ている。すこし長めのクリップの表面にはステッドラーのマルスヘッドを思わせる刻印がある。ツイスト式の油性ボールペン、キャップ式のローラーボール、さらには万年筆(ペン先はスチール)もラインナップされていた。

手にした印象としてはウッドとアルミということだったが思っていたよりも重量感があった。日本での発売が待ち遠しい。

■ ニュルンベルグ中心街にあるステッドラーの直営ショップ。

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製図ペン、一般筆記具をはじめ、粘土などあらゆる商品が並んでいた。店内に一歩入るとそこはステッドラー ワールド!

ステッドラー工場見学

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これでもまだ全ラインナップはカバーしてないという。日本では見かけないものも結構たくさんあった。ステッドラー工場見学

たとえば、これは芯が赤、青、黄になっているレインボーペンシル。私の目にはドイツ国旗のカラーに見えた。

ステッドラー工場見学

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書いてみると、確かに虹色の筆跡になる。

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スライド式では珍しい太軸の消しゴム。

ステッドラー工場見学

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こちらは今回参加されていた日本の販売店の皆様が最も注目していた鉛筆。表面の軸には算数の九九がプリントされている。

ステッドラー工場見学

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いろいろな公式がプリントされているタイプもあった。

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日本では見かけない赤軸、そしてナチュラル木軸の鉛筆。

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そして、これは私が最も注目した「マルス ステノフィックス」という鉛筆。「ステノ」とは「速記」のこと。つまり、速記用鉛筆だ。速記に最適な滑らかな書き味になっているという。私には、ステッドラーならではのやや硬質な書き味に感じられた。ちなみに硬度はHB。

ステッドラー工場見学

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これも私の一押しの鉛筆。太軸の色鉛筆シリーズの中に蛍光芯タイプがあった。蛍光マーカーのように使うたびキャップの開け閉めもいらず、インクが乾いてしまうこともない。これで消しゴムで消せれば言うことナシだ。

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「WOPEX」の新色。ブラックは、消しゴムと鉛筆削りがセットされていた。きっと、これはドイツのティーンエイジャー向けではないだろうか。

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一方大人っぽいシックなベージュカラーの「WOPEX」もあった。

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ご存じの方も多いかもしれないステッドラーのボールペン「エランス」。ステッドラーのトレードカラーであるブルータイプを見つけた。聞くところでは過去に一度日本でも展開したことがあったという。私は初めて見た。

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三角軸ペンシリーズの「トリプラス」。そのブラックケース。なかなか格好いい。

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■ ステッドラーのマルクス社長とともに。
「マルス ルモグラフ」をご紹介した私の本「文具の流儀」をプレゼントさせていただいた。

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■ ちょうどサッカーの「EURO2012」が開催中ということで、ドイツの人たちは大変に盛り上がっていて自動車にドイツ国旗を立てたり、バックミラーに巻き付けてる光景が結構見られた。

ステッドラー工場見学

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こうして国旗などを付けているが普段道路では交通ルールをちゃんと守って整然と車を走らせている。しかしながら、サッカーのドイツ戦が終わった時だけは、夜中でもクラクションが盛大に鳴らして大騒ぎをしていた。日頃抑えているものがこういうときに出るのだろうか。

■ ニュルンベルグの道路でみた駐車風景。
こんなに前後ピッタリと停めたら絶対に車を出すことは出来ないと思う。一体どうやって出すのだろう。。

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■ ヨーロッパに行くと、レストランなどでよく見かける財布。

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「ギャルソン ウォレット」という。ヨーロッパのレストランには日本のようなレジはなく、会計はテーブルで済ませる。そのために使う財布。お札が種類ごとに入れられ、財布というよりもまるでファイルのようだ。写真は、馬車に乗った時の係員の方。

■ ドイツの定番の食べ物、プレッツェル。
どこのレストランでもビールを頼む前から必ずテーブルにセットされている。

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■ これでもかと盛り付けられたお肉とソーセージ、ザワークラフト(キャベツの酢付け)、そしてじゃがいも。すごくおいしかったけど、さすがに全部ら平らげることは出来なかった。

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■ 今回のステッドラー 工場見学ツアーでコーディネートをはじめツアーの同行など大変にお世話になったステッドラー本社のチャーリーさんとハイケさん。お二人は世界各国の顧客のために今回のような工場ツアーをコーディネートされる専門の方々。こうした方が専任でいらっしゃるとは、すごい。

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