2014.08.11(311)

「予定を素手でつかむように」

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アウトライン_カレンダー

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私のマンスリースケジュール帳は、一ヶ月ごとに外枠をグルリと囲んでいる。手帳を買ったら、向こう1年間分の外枠を全部囲んでしまう。

私の手帳の書き方 2014年 高橋書店 ラフィーネ

こうすると、一ヶ月というものがひとつの塊として認識できるようになる。12ヶ月分の外枠を囲んでみるとわかるが、毎月その形は違う。たとえば、2月は28日しかないので当然枠の中の面積は小さい。
逆に31日ある月はその面積は大きくなる。なにを当たり前のことを、、と思われるかもしれないが、「28日」、「31日」と数字で示されるより面積が小さい、大きいと見せてもらう方が俄然直感的に把握できる。

言わば、デジタル表記ではなく、アナログで認識するといったイメージだろうか。私は、この外枠を囲んだマンスリースケジュール帳を以前に紹介したワイヤースタンドにセットして仕事場の机に立てて、さながらデスクカレンダーのように使っている。

この「外枠」人生も2011年からなので、かれこれ4年目になる。もはやカレンダーに外枠がないと、下着をつけずに外出したようななんとも落ち着かない気分になってしまった。仕事場では、このマンスリースケジュール帳があるからいいが、自宅のリビングでは市販のカレンダーが置いてある。もちろん、そこには外枠はない。

私の頭は外枠にすっかり馴染んでしまっているのでそのカレンダーを見るたびちゃんと下着をはいてたっけ?と落ち着かない気分になってしまう。そのカレンダーに外枠を囲んでしまえばいいのだが、なんだかそれではひとさまの下着をはいているような感じもするので、エイヤ!とエクセルで自分が理想とするカレンダーを作ってみた。

■ 名付けて「アウトライン_カレンダー」

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1ヶ月の外枠をしっかりと囲んでいる。こだわったのは、それだけではない。かねがねカレンダーにはこうあって欲しいというものを色々と盛り込んでみた。

1)日曜日始まりであること。
2)曜日表記は「日」、「月」、「火」と日本語表記であること。
3)大安、仏滅や祝日の○○の日すらないただただ数字だけ。もちろん海外の祝日も要らない。
4)6週目があるときは、ちゃんと改行してあげる。
というものだ。

そもそも私がカレンダーに求めるのは、パッとカレンダーを見たときに予定そのものがわかる、言わば、自分の予定をあたかも素手でつかみとるような感覚。祝日の名前や海外の祝日の名などは私には全くもって不要。ただただ日付けだけが目に飛び込んでくればいい。だから、曜日と数字だけにしてみた。

それから4)の6週目も改行するというのは巷のカレンダーでは、意外とこの点が配慮されているものは少ない。1年の中で6週目まである月というのが1~2ヶ月くらいある。(ないこともある)カレンダーの中にはこの6週目の扱いが5週目に居候させてもらっていることがある。

5週目の枠の中に2つの数字を入れている訳だ。もしくは、翌月の頭に共存させてしまっていることもある。1ヶ月を面積としてとらえていきたい私にとってはこれは、混乱の種だった。なにせ面積が正しくないのだから。アウトライン_カレンダーでは6週目があるときは、ちゃんと6週目のスペースも用意してあげている。

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■ 日付け・曜日だけが目に入るように

構成要素としては、数字と曜日だけである。要素が少ない分、文字の大きさ、色、フォントにいたるまで細かなところに相当気をつかった。また、レイアウトも色々と試行錯誤も繰り返した。たとえば、「日」、「月」、「火」などはマス目の中でセンタリングして、日付けの数字は左寄せにしている。

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当初は曜日にあわせて数字もセンタリングをしてみたが、これがなんとも見にくかった。たぶんそれは、人がその情報を見る目の動きに関係しているからだと思う。曜日は視線を縦に動かしてみることが多い。

たとえば、13日は何曜日だっけ?となれば13日を見てから視線を上に動かす。また、来週の水曜日は何日だっけ?となれば、「水」を見てからその視線を下に動かす。一方の日付けは横(右)方向に数字は進んでいるので、視線もそれに合わせて動かしていくことが多い。

視線を縦に動かす場合はセンターへ、横の場合はセンターではない方がいいようだ。文字の配置でこうも見え方が違うとは驚いた。今回自分がカレンダーを作ってみてわかったが、世のカレンダーは上記のルールにのっとってレイアウトされているものがとても多い。

■ 使い方

カレンダーの使いなど聞いたことがない。しかし、この「アウトライン_カレンダー」ならではの使い方がある。たとえば、9月24日に予定が入ったとする。当然、その日付けの中に予定を書き込む。そして、その日付けのマスの外枠も囲んでしまう。

ピンポイントの予定だけでなく、9日~11日までの連続した予定が入ったらその分だけマス目を囲う。
アウトライン(外枠)は、一ヶ月の外枠だけでなく、予定の入った日付けのアウトライン(外枠)でもあるのだ。外枠を書き込んでみると、この日に予定が入ったよ!というのが、ただ予定を書き込むよりもはっきりとわかってくる。

これこそが素手で予定をつかみ取る感覚だ。

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その外枠を書きやすいように実は、1日ごとの枠を薄い点線で囲っている。ここはあくまで薄くしている。基本的には一月の外枠を目立たせるためだ。

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我が家の予定はそれほどたくさんの予定が入る訳でもないのでこの方式で十分いけそうだ。もし、1日のマス目に何人か分の予定を入れる場合は、1つのマス目を四等分するなどしていけばいい。これはまだ自分のためだけのカレンダーなので現段階では、A4のコピー用紙に印刷している。それを我が家のリビングルームの壁に貼っている。

そもそもは自宅のカレンダー様に作ったものだが、改めて考えてみると仕事場で何か大きなプロジェクトがスタートした時にスケジュールを検討するのにもこれは大いに使えそうだ。自宅の壁はクリーム色で仕事場の壁は白なのでそれぞれの壁貼ってもちゃんと目立つように白タイプとクリームタイプの2種類を作ってみた。

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各月が一枚一枚の紙に分かれているのを逆手にとって3ヶ月を連続して壁に貼ることもできる。

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こうしてみると、当たり前の話だが、8月の終わりの形に9月の頭の形がまるで「テトリス」のようにピッタリとかみあうのがわかる。

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それを実感できるように8月、9月といった数字はあえて左側にレイアウトした。壁に貼ったらすぐそばに鉛筆も用意したいと思い、「ひっつき虫」を壁に付けて鉛筆を固定してみた。

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必要な時にはサッと書きとめ、それでいて普段はしっかりとホールドしてくれる。私は、時計はブラウンのクロックを愛用している。ブラウンのクロックは「時間を知る」ということだけに研ぎ澄ましたデザインになっている。

それには遠く及ばないが私も予定をチェックするだけということに絞りこんだカレンダーを今回作ってみた。必要な予定だけが目に入ってくるのでどうスケジューリングするかというところに脳のパフォーマンスをタップリと使うことができる良さがある(と思う)。

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■ 記事作成後記

これは私の用途に合わせて作ったカレンダーですが、いつの日か商品化できたらと企んでおります。

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