2013.07.09(284)

「ジェットエース 第5世代」

ダイゴー

ジェットエース

ダイゴー ジェットエース

■ 外での書くを受け止めてくれるジェットエース

私たちが日々行っている「書く」という行動。これを場所別に考えてみる。まず、机の上で書くという場面がある。この時は、私はノートや原稿用紙に向かうことが多い。そしてもう一つは、その机がない時だ。この時の私の「書く」を一切合切受けとめてくれているのが、小さな手帳のジェットエースだ。

電車に乗ってる時、犬の散歩をしている時、ソファーに座ってテレビを見ている時、そしてスポーツクラブで走ってる時などなど、ジェットエースの出番は日々の生活の中で結構たくさんある。

外出する時携帯電話を忘れても家に戻ったりしないが、もし、ジェットエースを忘れたらいちもくさんに戻るだろう。ところで、この「いちもくさん」という言葉。私のイメージでは、やや体を後に傾けて(垂直よりもやや後ぎみ)膝を必要以上にあげて走っているというスタイルが頭に浮かぶ。速く走るという点では、全く非効率な動き。急いでいるけど、慌てて後傾姿勢になっているイメージだ。

話が脱線してしまったが、まっ、それくらい私にとって慌てて取りに帰るものなのである。そのジェットエースも使い続けて今は、18冊目を迎えている。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

毎回ご覧なっている方は、またジェットエースな話か…と思われることだろう。いや私だって、もうジェットエースのことをここで書くことはないだろうと思っていた。何しろ今回で5回目なのだから。でも、今使ってるスタイルがこの前の第4世代とかなり違うものになってしまっている。

ここはちゃんとみなさんにご説明しておいた方がいいのではと思い、第5世代としてお話をしてみたいと思う。たぶんこれが本当の最後だと思うので、おつき合いいただけたらうれしいです。

■ 第5世代は、、実はそのまま

第5世代。

それは……と、もったいぶって言うことでもないが、実は、素のままのままのジェットエースとして使っている。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

すなわち、ペンは結局標準で付いている鉛筆に戻り、表紙に貼り付けていたパーマセルテープもやめて、基本そのままというものだ。まず、鉛筆からご説明させていただきたい。これまで伊東屋の手帳用ボールペンから始まり、オートのルーク万年筆、そしてフィッシャースペースペンのリフィルといくつものペンが代わる代わるジェットエースのペンホルダーを通り過ぎていった。

ある日、ジェットエースを買って付属されている鉛筆を取り外す作業を行っていた。なんとはなしにいっちょこの鉛筆で書いてみるかと試してみると、これがとても滑らかだった。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

そもそも私が付属の鉛筆を使うのやめた理由は、芯が H くらい薄く、書き味も硬いものだったので、その書き味がどうしても馴染めなかったからだった。しかし、改めて書いてみると、これは B くらいの柔らかさ、そして濃い書き味になっていた。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

後日、メーカーのダイゴーさんにお聞きしてみると、付属している鉛筆の芯の硬度には多少ばらつきがあったとのことだった。私が初めて使ったものがそのばらつきの中でややH によっていたということなんだろう。おかげで様々なペン選びの旅を楽しませてもらうことになった。

■ 結局のところ鉛筆が一番頼りになった

鉛筆がB並に柔らかいということは芯の減りが早いということでもある。実はダイゴーからは、このジェットエースなどの細い鉛筆専用の小さな鉛筆削りが販売されている。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

これを使えばキリリとした書き味が楽しめる。

ダイゴー ジェットエース 第5世代
*左がジェットエース1冊を使った鉛筆、右側が新品の鉛筆

ダイゴー ジェットエース 第5世代

短くなった鉛筆を手にすると、自分がガリバーにでもなったかのような気分になる

■ 表紙だけはちょっとカスタマイズ

そしてもう一つ表紙について。これまでずっとパーマセルテープを表紙に貼っていた。こうすると手触りも少しザラザラとして、見た目にも革っぽくなって格好よくなる。その点では大いに満足していたのだが、一つ問題があった。

私は常時4~5冊のジェットエースをストック用に買い置きしている。それらはいつ出番が来てもいいように予め表紙にはパーマセルテープを貼っていた。そしてある時、そのストックからいざ使おうと取り出した時、驚いたことに表紙がクニャクニャと反り返ってしまっていたのだ。

ダイゴー ジェットエース 第5世代
*これは、そのパーマセルテープをはがしたところ。反り返りはご覧のとおり。

どうやらパーマセルテープが伸縮したせいで、こうなってしまったのだろう。格好よくしようと思ってやったのに表紙が反り返ってしまっていては話ならない。仕方なくそれ以降はパーマセルテープを貼るのはやめにした。ただ、個人的に「 Jetace 」というロゴはブラックアウトしたかったので、油性マーカーで消させもらった。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

つまり、鉛筆もそのまま、表紙にマーカーで塗っただけというのが第5世代という訳だ。しかし、これまでやってきた試行錯誤は決して無駄ではなった。色々なペンを使ってみてやっぱり鉛筆がいい、表紙もやっぱりそのままの方が使いやすいと、今は心の底から思えるようになった。

もっとこうだったらいいのにと、何か不満を感じながら使うのではなく、色々な経験をしたゆえに、今はこれでいいんだとい潔い心もちで使えるようになっている。こういう心境になれないと落ち着いてメモも書いていられない。

■ とは言え、表紙の質感は気になる。。

実は第5世代には、ちょっとしたおまけの話がある。昨年末のとある忘年会で、ダイゴーの商品企画の方とお話する機会があった。その方は私がかねてよりジェットエースをこねくりまわすように、色々とカスタマイズしてるのほほえましく見ていてくれたようだった。いい機会とばかりにジェットエースに求めることを私なりに色々とお話をさせていただいた。

一番のポイントは、表紙の素材をもう少し上質な質感にして欲しいということだった。後日、私の仕事場に一つの小包が届いた。開けると数冊のジェットエースらしきものが入っていた。サイズはジェットエースと同じだが、表紙の質感が全然違う。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

表紙にはやや艶やかさがある。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

どうやらこれは P U (ポリウレタン)のようだ。手にした時のクッション感のある優しい質感は格別。そして、小口には豪華な金箔まで施してあるではないか。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

同封されていた手紙によると、工場で PU を使って試しに作ってみたので、使って欲しいとのことだ。今度はダイゴーさんがカスタマイズをしてくれた訳だ。現在、このPU版ジェットエースを実際の生活の中でズボンの後ポケットに常に入れて使用している。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

上質なカバーの触り心地、ページを開く度見える金の小口など使い心地は上々だ。この金箔小口のおかげで、1ページ1ページがシャキッとしたハリが生まれているようにも感じる。このPU特別版を使っていて気づいたことがある。それは鉛筆のさし心地がとても快適になったということだった。

付属の鉛筆のエンドにはねじのような突起がある。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

ペンホルダーにセットする際、この突起があることによって、ホルダーにピタリと固定できるようになるのだ。柔らかいPUが鉛筆の突起を優しく受けとめてくれる。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

この PU 版ジェットエースをもし実際に販売するとしたら、1,000円くらいにはなってしまうという。通常盤は473円なので、およそ倍だ。しかし、冒頭でも触れたが、机のないところでメモをとるという場面は日々結構ある。

そうした何気なく書きとめたメモが、後々になって大きなビジネスを生み出すということもあるものだ。そう考えれば、1,000円は決して高くない。私は喜んで払うと思う。

ダイゴー ジェットエース 第5世代

□ 通常のダイゴー ジェットエースは、こちらで販売されています。

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