文具で楽しいひととき
■ ISOT 2010レポート


■ 「ヘビーデューティな手帳」 レイメイ藤井

 システム手帳をはじめ、
 様々な手帳を作っているレイメイ藤井。

 そのブースの中で、私にとってかれこれ20年ぶりの再会となる
 あるブランドが目に入ってきた。

 それはアメリカの「ALPHA INDUSTRIES」。


  


 これは、アメリカ軍向けに様々なフィールドジャケットを供給しているブランド。

 私は大学生時代に同社の MA-1というジャケットを愛用していた。

 折りしも映画「トップガン」が、上映されていた頃で
 お恥ずかしい話、
 全くもってその映画の影響だ。

 その「ALPHA INDUSTRIES」のシステム手帳が発表されていた。


  


 表紙は私が若かりし頃に愛用していた「MA-1」の素材。

 嬉しい事にジッパーのホックまで同じ仕様になっている。

 中を開けると6穴のバイブルサイズのシステム手帳が入っている。

 このシステム手帳は取り外し可能となっており、
 外してしまえば、たくさんのポケットを備えたバッグとしても使える。


  


 ウム、これはちょっと欲しい。。

 価格も思っていたよりもお手頃で9,975円。

 これは早速、
 大学時代の友人にも知らせてあげなくてはいけない。

 なお、発売は2010年11月から。



■ 「文具大賞受賞」 カール事務器


 ISOT で毎年発表されている「日本文具大賞」。
 今回、その機能部門の大賞に輝いたカール事務器の「アリシス」。


  


 私もかねてよりこのパンチを注目していたので、
 何だか私もうれしくなってしまった。

 「アリシス」は2穴パンチを大幅に進化させた次世代モデル。

 最大の特徴はパンチを押す力を約半分にまで軽くしている点。

 それを実現したのが、2重テコ。

 この押し心地がとても心地よい。

 万年筆に書き味があるように
 パンチにも押し味というものがあることを
 この「アリシス」は気づかせてくれた。

 その押し味は、
 これまでよりも軽いということはもちろんあるが、
 それだけではない。

 私が一番気に入ったのが
 押しはじめから押し終わりまで
 一連にわたってとてもスムーズであるところ。

 これは
 言葉で説明するのが難しいので
 機会があればぜひ一度体験されるといいと思う。

 そして、オーバークオリティと言ってもいいくらいの
 深みのある塗装。

 まるで欧州車のようだ。

 これが光の加減で微妙に変化して実に美しい。


□このオーバークオリティな塗装は、
 他の新商品でも見ることが出来た。

 それがパーソナルシュレッダーの「マルコパッシーノ」。


  


 漆を思わせる艶やかブラック、そしてグレーがある。

 これには表面にクリア塗装を施し、
 深みに加えて艶やかさも実現している。


  


 この美しい塗装に目を奪われてしまいがちだが、
 機能面がまたすごい。

 このシュレッダーで裁断した紙のサイズが2mm ×4.5mm という細かさ。


  


 これは例えるなら米粒一つ分ほどの小ささだ。


  


 考えてみれば、
 シュレッダーはいかに細かく裁断し、
 文書を復元不可能にするということが最大の責務。

 これはそれを見事に実現してくれている。

 業務用だけでなくパーソナルにも
 こうしたセキュリティレベルは今後さらに求められていくと思う。


□カール事務器は、パンチ、鉛筆削りなど、
 切ることに関しては専門のメーカー。

 そのカール事務器が、新たにスチレンボード専用のカッターを
 発表していた。


  


 スチレンボードは、
 プレゼンの時に使うボードや POP など幅広く使われている。

 そのスチレンボードをこれまでは、
 カッターで切ることが多かったが、
 この専用カッターを使えば、
 失敗することなく、綺麗に切ることができる。

 実際に私も切ってみたが、
 どちらの側を切ったのかが区別がつかないくらい綺麗な切れ味だった。


  



■ 「全く新しい綴り紐」 ニューコン工業

 名著「アイデアのつくり方」では、
 『アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』、
 と書かれている。

 この新商品を見た時に
 まさにこのフレーズが頭に浮かんだ。
 
 これは保存用の書類を綴じておくための綴り紐。


  


 これまでのものは、いわゆる普通の紐だったが、
 これは、紙の紐になっている。

 加えて、その裏面はテープのように貼り付けられるようになっているというもの。

 紙紐とテープという既存のものながら
 それらをあわせたという点が新しい。

 使い方はあらかじめパンチで書類に2穴を開けておく。

 そして、その表紙側から先程の紙の綴り紐を差し込んでいく。


  


 裏面に出た紐の足は結ばず、
 紙の裏面にそのまま貼り付けてしまう。


  


 たったこれだけで OK。

 テープ状になっているので、
 紐の時よりも結ぶ手間がなく楽だし、
 綴じた書類の安定感もある。

 ただ、貼り付けてしまうので、
 一度綴じたものを再びはずすというのはできなくなってしまう。

 したがって
 アクティブファイルとしてではなく
 あくまでも保存用として使うのがいいと思う。

 最大で500枚まで綴じられるという。


  


 紙だけで出来ているので、
 廃棄するときに、わざわざ分別する必要がない。


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