2021.10.19(492)

「書き回していくノート」

ポスタルコ

スナップパッド A4

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

最近「自分の定番」から解放されている。

「自分の定番」とは、たとえば原稿を書くときはこの万年筆、ノートはこれ、ノートに書くときのペンはこれと言った具合に決めている、自分にとっての文具の拠り所である。言わば、軸足としての定番文具ということになる。ただ、軸足をあまりにもガチガチに決めてしまうと、それこそ動ける範囲が狭められてしまう面もある。軸足の安心感はあるものの、あまりにもそれに縛られ過ぎてしまうのもどうなのだろうと思っていたりもした。そして、軸足を少し離れて自分にとっての新しいノートを使い始めてみた。

■ スナップパッドを本格的なノートに

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

ずい分前にpen-infoで紹介したことのあるポスタルコのスナップパッドのA4サイズ。これを改めて使ってみることにした。今の自分にフィットするように使い方を自分なりにアップデートしてみた。まずこれを横置きにする。そして、中にとじこむ紙はミスコピー用紙ではなく、真新しい紙にしていくことにした。しかも色々な紙を綴じていく。たとえば、ロディアのA3パッドをA4にカットしたり、神戸派計画のレクトA4プランニング、クレールフォンテーヌのパッド、さらにはマルマンのルーズリーフなどなど。A4の紙ならなんでもいいので、スナップパッドにセットできる紙の選択肢は幅広い。他にも手持ちの紙でいいものはないかとストックスペースを漁ってみると、半透明の両対数方眼用紙なども出てきた。A4と言えば、これもあるではないかと普段使っているコピー用紙もセットしてみた。とにかくこんな感じで色んなA4の紙を綴じ込んでいった。綴じる際は同じ紙が連続しないようにあえてバラバラに綴じていく。この方がページをめくるたび違う書き味が楽しめる。

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

■ Wマージンフォーマットに

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

スナップパッドをベースにしたA4横型ノートの大枠が出来上がった。色々な紙がバラバラに綴じ込まれている訳だが、ここに一つだけ統一のフォーマットを作っていった。それは「Wマージンフォーマット」。アシュフォードさんとコラボした「リフィルパッドポーチpen-info Tools」の中にセットしたものだ。私が企画したノートリフィルのフォーマットである。紙面の両側にマージン線が引かれている。マージンとは「余白」という意味。1ページの両側に余白が生まれる。使い方は中央にメインのメモや情報を書き込み、両側の余白には注釈や重要な情報を書き入れていく。よくMTGでは重要なことは最後の方になって決まることが多い。それをこの両側のマージンに書けば、後で見返した時にサッとわかりやすくなる。とは言っても、何も必ずこのマージンスペースを使わなければならないという訳ではない。別に必要がなければ余白のままにしておいてもいい。マージンが空白のままというのも、それはそれで余白効果でスッキリとして見やすくなる。

アシュフォード リフィルパッドポーチ pen-info Tools ダブルマージン

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

また、1ページに色々と書き込んでもう少しだけ書き足したい、でも新しいページには移りたくないということもある。そんな時にもこのマージンの余白は使える。というように万能なマージンなのである。

これをすべての紙のノートに自分で線を入れてみた。ただ、A4のコピー用紙など無地系は、あらかじめ文書ソフトで「Wマージン」フォーマットを作って印刷をした。

■ 書き終わったら・・・

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

1ページを書き終わり、次の新しいページに移る時、ふつうはページをめくっていくが、スナップパッドでこれをやろうとすると、めくったページがクルッと丸まってしまう。私はそれを避けたかったので、パチンと一旦スナップを開けて書いたページを外して、紙の束の一番後ろに綴じなおしている。書き終わったページをノートの一番後ろにどんどん回していく、そんなイメージだ。面倒といえば面倒だが、真新しいページが常にフラットで書きやすい状態になる心地よさは格別である。

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

以前に書いたページを参照しながら新しいノートに書くときは、そのページを外して隣におけばいい。これは通常の綴じられたノートではやりにくいことだった。また、すべての紙を書き終えた後にスキャンする時もスナップを外すだけでノートを簡単に解体ができるのもいい。



最近はホームオフィストいう一拠点で仕事をし続けている。それを活かして2〜3冊くらいのノートを同時進行で使い分けている。以前は、そういう使い方を嫌って目くじらを立てて一冊にすべてを集約していた。色々と書き散らすとチェックしたい時にそのノートが手元にないことがあった。でも今は仕事をする場所がほとんどホームオフィスなので、いくつかのノートに書き分けても必要な情報にアクセスするのに、そんなに苦労しない。コロナによる働き方の変化で、じわりじわりと文具との付き合い方にも変化が出始めているのを感じる。この「スナップパッド」式横型ノートもそのひとつだ。

ポスタルコ スナップパッド Wマージンノート

ポスタルコスナップパッド A4

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