■ その19  「スケルトンボディのペーパーパンチ」 ライツ社 ペーパーパンチST 1,500円
□日本では、ファイルは2穴型がとても多い。
 一方最近は4穴タイプのものを、無印良品などでも見かけるように
 なってきた。
 
 4穴ファイリングのメリットは文字どおり紙を4つの穴でとめているので
 頑丈なこと。でも、まだまだ2穴ファイリングが私のまわりでは多い。
 かといって、2つのパンチを持つはわずらわしい。
 そんな状況を解決してくれて、しかも見た目においても
 満足できるものを今回ご紹介します。
 
 LEITZ(ライツ)社 ペーパーパンチST。
 見た目のデザイン性と使い勝手の良さを併せ持った逸品である。

□まず、外観のデザインはスケルトンのプラスチックパーツがとても
 すっきりした印象を与えている。
 全てスチールで出来ていると、何かとても重々しい感じがするが、
 このスケルトンのおかげで、重々しさは微塵も感じられない。
 そうかと言って、全てプラスチックだとパンチとして不安になるが、
 ベース部分と可動部分がちゃんとスチール製となっているので、
 動作に支障はなく耐久性もばっちりだ。さすがドイツ製。
 スケルトンパーツが使われているのは、穴を開ける時に手をかける
 ハンドルの表面部分のみ。
 わずかそこだけをスケルトンパーツにしただけで、これほど全体の印象が
 変わってしまうものかと感心してしまった。
□使い勝手にも細かな配慮がされており、
 前述のとおり2穴・4穴の両方の穴が開けられる。(A4のみ)
 その仕掛けは意外に簡単なものとなっている。
 本体横から出てくる紙を固定するガイドバーに
 A4やA5の印の他に「888」という印が付いている。

 これが4穴のためのもの。ガイドバーを888にセットして、まず
 片側に2つの穴を開ける。次に紙を表裏ひっくり返して、
 先ほどの反対側に2つ穴を開ければ出来上がり。
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 この888の意味は4穴の穴と穴の感覚が8cmという意味。
 ドイツ製だからだと思うが、ガイドバーにはB4やB5の標記は
 なく、A4、A5、A6のAだけである。最近は仕事でもB4やB5はめっきり
 使わなくなったので、私の場合はこれ1台で十分である。
 また、人間工学的な配慮として、穴を開ける時に手をかける
 ハンドル部分が微妙にへこんでいるので
 とても握りやすくなっていて、ぎゅっと握る時も力がかけやすくなっている。
 机の省スペース事情への配慮として、
 ハンドル部分を押し込んだ状態でストッパーが効くので、机の引き出しなど
 にしまう時も場所をとらずにすむ。

□以前、机に置きたくなるステープラーということでBrauseをご紹介したが、
 今回のLEITZパンチを横に並べてみると同じスケルトンなので、相性もばっちりだ。
 仕事や作業をクリエイティブにこなしていく時、こうしたデザイン性に優れた
 ステイショナリーはよき相棒になってくれる。

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