文具で楽しいひととき

■ その10) 時計式は、ToDoリストの精度を高めるツール


 


□「時計式ToDo管理付せん」とは、
 どんなものかを
 誰かにお伝えするときに
 あれもこれもとしゃべろうとしてしまう。

 自分で考えたツールなだけに
 ついついいろんなことを盛り込もうとしてしまっていた。

 あるとき、
 じゃーその良さを一言で言うと何?と
 自分に問いかけてみた。

 何事も一言で言うのは
 難しい。

 一言でいうからには
 その本質みたいなものを
 しっかりと捉えて
 それを表現しなくてはならない。

 表面的なことではダメ。


□色々と考えて
 たどり着いたのが、
 「ToDoリストの精度を高めるツール」というものが
 頭に浮かんだ。

 多くの人は
 日々のToDo管理に
 「リスト式」を採用している。

 一枚のメモに
 その日にやるべきことを
 □マークをつけてリストアップしていくという方法。

 私もずっとそれをやっていた。

 しかし、
 これだと、
 リストアップしたはいいが
 夕方になってそろそろ仕事を終えようかという時に
 やろうと思っていたToDoの半分も終わっていない
 ということがある。

 あれもこれもやろうと
 必要以上に多くのToDoをリストアップしてしまうからなのだろう。

 これを
 本当にその日にやり遂げられる
 ToDo計画が立てられるのが
 「時計式ToDo管理付せん」なのだと思う。

 ひとつひとつのToDoに
 所要時間を加味して
 文字盤に書いていく。

 書き切れないものは
 その日にできないということがわかる。

 文字盤に書けないけど
 どうしてもやらなくてはならない
 ToDoがあるときは
 すでに文字盤に書き込んだToDoを
 削除してそこに書いていくしかない。

 当たり前のことだが、
 これが文字盤だと分かりやすい。

 リスト式だと
 メモ用紙の余白がある限り
 ついつい追加してしまう。

 なにかを諦めて
 その代わりに入れるという発想が
 なかなかできない。

 そうすると、
 夕方になると
 案の定、
 やり残しができてしまうという事態に陥ってしまう。

 1日は24時間。

 その限られた時間の中で
 やりくりしていくしかない。

 こう
 言葉にしてしまうと
 あまりにも当たり前過ぎて、
 書いている私もやや焦るが、
 時間を管理していく上で、
 実は一番重要なのだと思う。

 時間に限らず
 机の引き出しがいつの間にやら
 一杯になってしまうのも
 実は同じ問題なのかもしれない。

 引き出しという限られたスペースを
 しっかり意識すれば、
 もし、
 なにか、新しいペンやら消しゴムを入れようとしたら
 その代わりに
 なにかを出さなくてはならないということがわかってくる。

 洋服ダンスも同じ。

 何かをいれたら
 何かを出す。

 これをしっかりと守っていれば、
 何事も破綻を起こすことはないのだと思う。


 (2013年8月3日作成)


 ■ 「時計式ToDo管理付せん」は、以下のショップで販売されています。

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    * 文房具カフェ

    * コーチャンフォー 若葉台店 (付せん売り場)



 


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