文具で楽しいひととき
■ 「差し替え自由なリングノート」 リヒトラブ ツイストリングノート 315 円〜





□中の紙を取り出したり、
 差し込んだりが自由にできるものに
 「ルーズリーフ」や「システム手帳」というものがある。


 これらはいずれもバインダーと呼ばれる
 リング状の綴じ具を備えており、
 それを外して中の紙の差し替えを行うというものだ。


 それ以外の一般的なノートでは
 中の紙を一度切り離したら最後、
 再び綴じこむことはできないと相場は決まっていた。


 そう思っていた矢先、
 その常識を覆すノートを見つけた。


 それが、
 このリヒトラブ ツイストリングノートだ。



これはノートであるのに
 紙の差し替えが自由にできるというものになっている。


 ちょっと見ただけでは、
 ごくごく普通のリング式ノートという感じである。


 ちなみに、
 「リングノート」とは、
 紙をリング状のもので綴じたものである。


 見た目どおり
 これまでのリングノートとなんら
 変わることなく使うことができる。



□では、
 中の紙をどのように外すのか。


 これが実にユニーク。

 まず、外したいページを開き、
 左手でノートの左上を、そして右手でノートの右下をつまむ。






 このときに、
 リングのすぐ近くをつまむのがコツ。


 ちなみに、
 ここをつまめばいいというところにマークが付いている。


 そして、
 ここからがこのノートの最大の見せ場。


 それぞれの手を斜め方向に引っ張る。

 すると、すべてのリングが外れる。


 


 これで中の紙を取り外せばいい。

 再びリングを閉じるには
 一番上のリングを指でつまみカチンと閉じる。

 そして、
 ジッパーを閉める時のように、
 指をスライドしていけば
 パチパチと気持ちよく閉じていくことができる。

 このように実に簡単にリングの開閉ができるので、
 それでは普段使っている最中に
 不意にリングが外れてしまわないかと言うことが気になる。

 しかし、
 リングはカギ状にしっかりと噛みあっているので、
 先程のように斜めに引っ張らない限りは大丈夫である。

 ルーズリーフやシステム手帳のように
 大きなバインダーを持つことなく、
 中の紙が自在に差し替えできる。

 例えば、
 学生であれば教科ごとに分けてノートを整理したり、
 仕事をしている方ならプロジェクトごとの仕事の管理など、
 1 冊のノートで幅広い情報を整理・管理することができる。


*このコラムは、神奈川新聞での連載「至福の文具」を加筆修正したものです。



 


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□ 関連リンク


 ■ 「考える場としてのノート」

 ■ 「破かずに紙をとったり、戻したりできるノート」 ATOMA COPY−NOTE

 ■ 「万年筆のための手帳」 アサヒヤ紙文具店 クイールノート

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