文具で楽しいひととき
■ 「手のひらで書いているような感覚」    
  デザインフィル トラベラーズノート パスポートサイズ 3,000円+Tax


 


□私は日頃、
 2冊のノート(手帳)を使っている。

 ひとつは、
 月光荘のスケッチブック ウス点、
 もうひとつは、
 IDEA piece。


 


 スケッチブックは、
 机の上で使っている。

 ひとりで企画を考えたり、
 打ち合わせの時にも使ったりしている。

 一方のIDEA pieceは、
 机のない場所での筆記用。

 常にズボンの左うしろポケットに入れていて
 急にアイデアがひらめいたり
 やるべきタスクを思いついたら
 すぐさまコレに書きとめる。

 さながら早撃ちガンマンのように
 メモをとろうとして
 書き出すまでのスピードは
 自分で言うのもなんだが、かなり速いほうだ。

 この2冊体勢で
 ここ数年は問題なくやってこれた。

 しかし、
 最近になってこの2冊体勢の中間に位置する
 シチュエーションが出てきた。

 それは
 外で少しじっくりと考えをめぐらせたい時。

 我が家では犬の散歩は
 ほぼ私の担当になっている。

 休日となると、
 いつもの近場散歩ルートから
 少々足を伸ばして、片道20分くらいの公園に行く。

 ベンチに座り、
 20〜30分くらい色々と考え事をする。

 これまでは、
 IDEA pieceがその受け皿となって、
 私の考え事に付き合ってくれていた。

 ひとつのアイデアやタスクを書くには
 ちょうどよかったが、
 考えを深めていくには
 少しばかりスペースが小さすぎる。

 書いたことを一覧しようとすると
 パラパラといくつものページをめくらなくてはならない。

 かと言って、
 スケッチブックを持って犬の散歩をするのには
 これは大きすぎる。

 つまり、
 IDEA pieceとスケッチブックの中間的存在が
 必要になった訳なのだ。

 きっかけは犬の散歩の時に考えるということだったけど
 この中間的シチュエーションは
 この他にも結構あるように思う。

 その役割を果たすためのツールとして
 白羽の矢を立てたのが
 トラベラーズノート パスポートサイズだ。


 


 ハードカバーのMOLESKINEなどでも
 この用途は果たせるが、
 色々と検討した結果、
 今回はトラベラーズノートにしてみた。

 こだわったのは
 「手の平で書いている」という優しい感覚。


□このトラベラーズノート パスポートサイズを
 使っていく上で、
 いくつかのカスタマイズをしてみた。

 まず、
 トラベラーズノートのトレードマークとも言える
 表紙のゴムバンドは取り払った。


 


 私は、
 中に書類などを挟むことはしないし、
 書くたびに
 バンドの付け外しをするのが面倒に感じたので。

 書きたいことがあったら
 一秒でも速くページを開きたいので
 バンドをとってしまった。

 中にはノートを2冊セットしている。

 たぶん公式のやり方だと思うが、
 カバーの綴じ部分に標準装備されている
 2本のゴムバンドのそれぞれに1冊ずつ通している。

 このままの状態だと
 ページのめくりにくさがあった。

 ノートとノートのつなぎ目が分かれていて
 一体感がないのだ。

 そこで
 「EPバンド」というフラットなバンドで
 固定してみた。


 


 オフィシャルパーツでも
 この部分をとめるバンドは出ているようだが、
 私は「EPバンド」にしてみた。


 


 これで2冊のノートの一体感は生まれた。


 


 ただ、
 表紙をグイと曲げてページをパラパラと
 めくろうとする時、
 革の表紙とノートの表紙が分かれているので
 パラパラ具合がまだよくない。

 トラベラーズノートの革表紙の柔らかさの次に
 ノート表紙の硬さがやってくる。

 ノートを開こうとするたび
 気持ち悪さが手に残る。

 そこで
 ここも「EPバンド」で固定してみた。


  


 そうしてみると、
 革表紙、ノート表紙が
 一体となったパラパラが味わえるようになった。


 

 


□あわせるペンは
 ショートサイズの芯ホルダー(2mm芯)。


 


 ショートサイズが
 パスポートサイズにしっくりくる。

 本来ならペンホルダーを取り付けて
 セットすべきだが、
 サイズをこれ以上大きくしたくなかったので
 ひとまず裏表紙の内側にセットしてみることにした。


 

 


 うまい具合にペンのノック部分が飛び出すので
 ペンは取りやすい。


□トラベラーズノートのいいところは
 革が柔らかく
 フレキシブルさに富んでいるところ。

 ページを開いて書いていると、
 柔らかいレザーの表紙が
 手の平にピタリとフィットしてくる。


 


 手の平で書いていると実感できる瞬間だ。

 おだやかな気持ちで
 考えを深め書いていける。


 



■ 記事作成後記

 レザー用のクリーム「コロニル1909」(無色タイプ)で
 トラベラーズノートを磨いてみました。

 しっとりして、いい感じの落ち着いたツヤが出てきました。


 


 (2015年2月17日作成)


 ■ トラベラーズノート パスポートサイズは、こちらで販売されています。


 ■ ほぼ同タイプのショートサイズ 芯ホルダー


 ■ コロニル1909 シュプリーム クリームデラックス (カラーレス)


 ■ 私が使っている「EP バンド」



 



  ■ Facebookページ はじめました。

    



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 ■ 「ジェットエース究極版」 アシュフォード + pen-info.jp IDEA piece

 ■ 「プラスアルファのある輪ゴム」 E.P. BANDS

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