文具で楽しいひととき
 ■「自分だけの写真集をつくろう」 クレールフォンテーヌ トラベルアルバム 1,050円


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


□昨今、カメラといえばすっかりデジカメが主流になりつつある。

 先日、子供の運動会に行ってみたら、大勢のお父さん、お母さん方が
 わが子の雄姿を携帯電話のカメラで撮っていた。
 
 いやはや、時代の流れってすごいと思った。


□私はといえば、WEBサイトに載せる写真はデジカメで撮っているが、
 メインは銀塩カメラ(フィルムで撮るカメラのこと)。
 しかも、マニュアル系。

 私の使っているマニュアル系銀塩カメラは
 デジカメと違って、
 撮ったその場で写真が確認できない。
 現像に出さなくてはならない。
 露出やピントも自分で合わせなくてはならない。などなど
 こう書き出してみても、不便なことばかり。

 でも、この不便さが、自分が介入できる余地があるというか
 自分で操作しているという実感がわいてとても愉しい。

 こうして想いいれを込めて撮影したお気に入りの
 写真を綴じておくに、相応しいアルバムがある。

 クレールフォンテーヌ トラベルアルバムだ。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


□クレールフォンテーヌ社はフランスの代表的なノートメーカー。
 裏写りしにくい上質の紙は定評がある。

 このクレールフォンテーヌはまだご存知ない方もいるかもしれないが、
 皆さんよくご存知のロディアと、このクレールフォンテーヌは
 手帳専門メーカーのクオバディスグループの一員といえば
 その信頼性は十分おわかりいただけることだろう。


□このトラベルアルバム、サイズはA4版のちょうど半分くらいと
 いったところ。

 外観は、上質なスケッチブックのようなつくり。
 表紙には、しっかりとした厚みのある紙が使われているので
 何度も見返しても、耐久性には問題なさそうだ。

 つや消しの落ち着いた黒の表紙には目立ったロゴの押し出しもなく
 私好みの控えめのエンボスのロゴが片隅にあるだけ。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


 あくまでも「主役は写真を撮るあなたですよ」と
 語りかけているようなそんな感じがする。


□表紙を開けば、写真を貼り付ける黒の台紙と
 罫線入りの白のノートが1ページごとに交互に
 綴じられている。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


 だから、見開きにすると片側には写真が、反対側には
 その写真のコメントがセットで見られる。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


 黒の台紙は表紙同様にある程度の厚みがあり
 写真を貼ってもぺらぺらする心配はない。

 この黒の台紙にお気に入りの写真を貼り付けてみると
 とっても写真が引き立って見えるから不思議だ。
 ちょっとした作品のように見えてしまうのは
 私のひいき目だろうか。


□最近のアルバムはポケット式が多いが、
 こういう糊で貼り付けるアルバムというもの
 情緒があってとてもよい。

 まさに、写真集を作っていると、
 実感できるひと時となる。


□ノート部分には、思いつくまま自由に書けばいいと思う。
 
 私の場合は、
 「写真のタイトル」
 「撮影したカメラ・レンズの種類」
 「撮影場所」
 「撮影した日」
 「その時感じたこと」などなど

 「写真のタイトル」というと大げさに聞こえるかもしれないが、
 私は、「青い自転車」「春の空」など思いつくまま書き留めている。
 こうしてタイトルを考えるのも写真集を作る1つの愉しみとなる。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


□36枚撮りのフィルムを撮り終えて、
 写真の出来ばえをチェックしてみると、
 1枚や2枚くらいは、「これは!」と直感的に思える
 写真があるはずだ。

 そうしたお気に入りの写真だけを選んで
 コーヒーでも飲みながら1枚1枚貼り付け
 コメントをしたためていけば、
 きっと、自分だけの素敵な写真集が出来上がると思う。


クレールフォンテーヌ トラベルアルバム


□人のために撮ってあげる写真だけでなく、

 たまには、自分のための写真も撮ってみるのも
 いいものですよ。


 ■ A5クレールフォンテーヌ トラベルアルバム ブラウンは、こちらで販売されています。





(2004年8月31日作成)

旅に行くときに、ぜひ持って行きたいノートブック

    ■ 「自分だけの旅のガイドブックをつくる」 MOLESKINE シティノートブック

 TOP   他の文具コラムを見る

 画像で文具コラムを探す



Copyright (C) 2003 Tadashi Tsuchihashi,All rights reserved.