2004.01.06(8)

「自立するバインダー」

EMON社

RISCOVER ルーズリーフバインダー

  EMON RISCOVER ルーズリーフ 自立するバインダー 

このバインダー、一見すると何の変哲もない。マット調の深いグリーンで大変落ち着いた雰囲気。リングの穴は30穴。サイズはA4と、いたって普通。バインダーは、机の上に広げて使うもの。これは立てて使うことができる。しかも、その立ち方がちょっと変わっていてバインダーを完全に180°広げた状態で自立する。

ふつうのバインダーなら完全に180°広げた状態だと、自立せずに倒れてしまう。なにか支えとなるものがない限り自立しない。では、どうやって立てるかというと、これまでにない、おもしろい工夫が隠されている。その秘密はバインダーのリングの軸部分にある。

工夫の解説に入る前に、念のため、用語の説明をさせていただく。リングとは紙を閉じる半円のリング状のこと。よく、2穴バインダーや30穴バインダーなどとよくいうが、その紙の穴をバインダー側でとめるワッカがリングである。さらに、そのリングの根元にあるのが、軸となる。

■ 広げた表紙を折り曲げる

普通はリングの軸とバインダーは全部くっついているが、これは、リングをとめている軸の下半分がバインダーにくっついてない。さらに、バインダーのハードカバー部分が、横一線に後ろ側に折れる。そうすると、くっついていないリングの軸が前足のように支えとなり、後ろに折れ曲がったハードカバー部分も支えとなってこれで自立する。立ち方は斜め45度といったところ。

この説明でイメージできた方は相当想像力が豊かな方です。これ以上私の文章でご説明してもなかなか次に進ないので・・・WEBの画像をじっくり見ていただくとして。

EMON RISCOVER ルーズリーフ 自立するバインダー 

EMON RISCOVER ルーズリーフ 自立するバインダー

■ プレゼンテーションに

さて、このバインダー何のために自立するのか。なんといっても自立することで、人に見せやすくなる。例えば、これをプレゼンテーションに使う。普通のバインダーならプレゼンテーションの時、ファイルやバインダーをテーブルの上にべたっと置くしかない。これだとお客様はファイルを覗き込むような形になる。このバインダーなら斜め45°という絶妙な角度で自立し、お客さんにとって自然に見えやすくなる。お客さんの人数が何人もいるなら、立てて見せた方がより効果的。

また、ショップの売場でも使える。パンフレットを無造作に置いておくより、このバインダーで立てて見せた方がスマート。このバインダー、効果的に見せることができるのが、最大の特徴。言わば「プレゼンテーション用のバインダー」。

■ 普段はあくまでも普通のバインダー

このような「見せる」ファイル・バインダーは実は、他にもある。しかしながら、私の知る限りでは、ファイルの下に土台のようなものが必要なものが中心。今回のバインダーは外見は通常のバインダーとなんら変わらないが、持ち運びにも便利で、いざというときに自立して効果的に見せられるというのが面白い。

私がこのバインダーを入手したのはかれこれ10年ほど前になる。メーカーのEMON社に現在も販売しているか問い合わせたところ、残念ながら絶版とのこと。まったくもって残念。ちなみに、EMON社は国内の企業。

*関連リンク
■「片手で簡単に紙を出し入れできるファイル」エセルテ レバーアーチファイル
■「壁掛けできるファイル」エセルテ A4 SORTED