文具で楽しいひととき
■ 「ISOT 2014レポート!」         ■■■■■

■万年筆で書くために生まれた新しい紙 
   神戸派計画 (運営:大和出版印刷



 


 万年筆のために抄造された紙「リスシオ・ワン」。

 万年筆ユーザーの間ではよく知られている紙だ。

 その大和出版印刷が
 「神戸派計画」というブランドを立ち上げ、
 さらにこだわった万年筆用紙をつくりあげた。

 「GRAPHILO(グラフィーロ)」というもので、
 しっかりとしたハリのある紙だ。

 一番の特長は
 インクのにじみがほとんどなく
 細字なら細字、太字なら太字と
 本来の字幅で書いていけるところ。


 


 そのインクのにじみの少なさという点では
 「リスシオ・ワン」よりも上だという。


 


 カタログには「ぬらぬらとした書き味」とあった。

 EFで書いたところ
 ペン先がこまかな紙の繊維を捉えているようで
 適度な書き応えを私は感じた。

 一方、Bで書いたところ
 先ほどの書き応えはすっかり影を潜め
 わずかに手の中に感触が残る程度。

 Bで書くと、
 にじみの少なさがよりハッキリと実感できた。


 


 太字で書いていると
 「ぬらぬら」というよりも
 「ふわふわ」とペン先が進んでいく
 気持ちよさに包まれた。

 A5ノートやメモの他、
 A4、A5の断裁したままの紙単体の商品もあった。

 万年筆筆記を幅広いシーンで楽しめる。


 


 *GRAPHILO 
  A5ノート 4mm方眼 800円+Tax
       8mm罫  800円+Tax
       無地  700円+Tax
  メモ 無地 550円+Tax
  便箋 10mm罫 700円+Tax
  一筆箋 12mm罫 500円+Tax
  A5断裁紙 無地 800円+Tax
  A4断裁紙 無地 1,000円+Tax


■カヴェコ フルラインナップ プリコ


 


 ISOTの向いの展示会場で開催されていた
 「DESIGN TOKYO」。

 そこに
 私のお気に入りのペンブランドを集めた
 プリコ社のブースがあった。

 カヴェコ、レトロ、e+m、マイセンバッハなどなど。

 中でもカヴェコは
 ブースの半分ものスペースをとって
 タップリとディスプレイされていた。


 

 

 

 

 


 カヴェコと言えば、
 「カヴェコ スポーツ」というモデルが有名だ。

 私が一番最初にカヴェコデビューを
 果たしたのも、
 この「カヴェコ スポーツ」だった。

 これは、1972年のミュンヘン五輪の
 公式ペンに採用されたものである。

 そのスポーツに新たなタイプとして
 「ストーンウォッシュ」が加わっていた。


 

 


 メタルボディのエッジが
 いい具合にはげている。

 見た目どおりのザラザラとした手触りで
 しっくりと手に馴染む。

 「トラベラーズ ノート」あたりと
 合わせるとステキかもしれない。


 *カヴェコ アルスポーツ ストーンウォッシュ
   ボールペン  8,000円+Tax
  万年筆   9,000円+Tax
  ローラーボール 8,500円+Tax


 (2014年8月26日作成)


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