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■「ボールペンを寝かせて書きたいときに」
 YORO PEN 399円





ペンを持って書く時、私はペンの種類によって自分の中の「モード」が切り替わる。

例えば、万年筆を持って書くときは「万年筆モード」。

これは、かる〜い筆圧でリラックスしながら書くイメージ。

そもそも万年筆は、ペン先が紙に触れてさえいれば、インクが出てくるので、その万年筆の利点を最大限に活かした書き方とも言える。

筆圧だけでなく、手にしたときのペンの角度も違う。

私の万年筆の握り方は、ペンの中程を軽くつまみ、親指と人差し指のつけ根を枕のようにしてペンをゆったりともたせかけてあげるといった具合。

つまり、かなり寝かせて書いている。実際に計ったことはないが、目測で大体45度といったところ。





一方、「ボールペンモード」というものもある。この場合は万年筆よりも強めの筆圧で、ペンを握った時の角度が一挙に大きくなる。





ご存じのようにボールペンにはペン先に小さなボールがある。そのボールが紙にしっかりと触れ、しかもボールがスムーズに転がらなくてはいけない。

そのためにはある程度の角度が必要となる。

仮に万年筆のようにボールペンを寝かせて書こうとすると、ボールはうまく転がらず、ボールをかしめている部分にひっかかってしまう。

このように、
ペンの種類によって、モードを切り替えて書いている。きっと、多くのかたもそれぞれ独自のモードをお持ちだと思う。


私は、普段万年筆で書くことが多い。そうすると、手はすっかりと「万年筆モード」に慣れきってしまう。

そんな中、急にボールペンに持ちかえると、手がモードを切り替えるの大あわてになってしまう。

先日、とある方から面白いペンをご紹介いただいた。これはボールペンなのだが、万年筆の時のようにボディをたっぷりと寝かせて書くことできるのである。

それがこの「YOROPEN」。

特に新発売ということでもないので、文具好きの皆さんの中にはこれまでどこかで見たことがあるという方もきっと多いと思う。

私も以前にロフトで同じようなものを触ったことがある。


このペンの最大の特徴、それは説明するまでもないが、ペン先のスタイルだ。

ペンの軸はまっすぐなのだが、ペン先のグリップあたりを過ぎたところから急に何かを思い出したかのように上を向き、そして何もなかったように再び前を向いているという、ちょっと変わったスタイルをしている。





この形、ちょうど人が何かを指さした時の手の形に似ている。

そもそもこのペンの開発者 Liu氏の娘さんが障害をお持ちで、そうした障害をもった子供でも難なく書けるペンが欲しい、そんな思いで開発されたのだという。

商品名の「YOROPEN」という名もその娘さんの名前から取ったという。

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