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■「アルミをまとったシンプルペン」
 ラミー ティポ 水性ボールペン
 3,675円





とあるプロジェクトでお世話になった方々へのお礼にペンをプレゼントしようと思い、行きつけのペンショップに出かけた。

あまりに高額なペンをプレゼントしてしまうと、相手の方にへんな精神的プレッシャーを与えかねない。と言いつつ、実は自分の財布事情という切実な理由もあって、手ごろで、デザインも良く、永く使える実用的なペンを探していたところ
 いいものを見つけた。

ラミー ティポ AL ローラーボール。

私用のものあわせて4本購入した。


アルミで覆われたボディはとても清涼感を漂わせており、すっきりとした印象をたたえている。

私は、飛び出したものを見ると無性にもとに戻したくなる性分。そういう私の性格を知ってか、知らずかこのペンには、まるで、私を誘うように胴軸からクリップがとび出している。

その期待に応えるべく、クリップを押し込むとカチッとペン先が出てくる。誠に人の心理をついた仕掛だ。







クリップの上のほうにはだ円状のくぼみがある。ここに指をかけて、ちょっと力を加えるとカチッとペン先が収納される。

直感的に使えるこうした仕掛けはさすがと言わざるを得ない。


おろしたてのはずのペンのボディにちょっとしたキズのようなへこみを発見。





買ったばかりなのに、もうキズをつけてしまったかと思いきやよく見てみると、そのへこみは1ヶ所だけではなく、胴軸にぐるりと等間隔に3ヶ所あった。

どうやら、私がつけたものではなさそうだ。きれいに仕上げられたアルミの表面に、なぜ、へこみがあるだのだろうか?

デザインへこだわるラミー社が意味もなく、へこみをつけるはずがない。きっと何か意味があるはずだ・・・怪訝に思って、色々と調べてみた。

リフィルを交換できるように、胴軸はグリップ部分からくるくるとねじれば、2つに分解できる。


胴軸の内側から先ほどのへこみを覗いて見た。なるほどと、思わず膝をたたいてしまった。





そうだったのか!

このへこみ(内側から見るとでっぱり)はもう一方のパーツと結合するために、くるくるとねじ込んでいくためのねじ山を受ける役割になっていた。

そう言われてみれば、そのへこみは多少右肩あがりになっていた。

ねじ山を受けるためのパーツを別につけることなくアルミという加工のしやすさを活かし、へこませるという方法をあえてとったのだろう。

これは、私の推測だが、アルミという軽量のイメージを損なわないようにしたのではないかと思う。

やはり、へこみにはちゃんと意味があったのだ。謎か解けて安心した。


ほっと安心して、くるくるとパーツを結合しようとした。すると、結合部分がきっちりとくっつかない。





神経質の私としては、これはいけないと思い、最後までねじ込もうとしたが、どうしても1mm弱の隙間ができてしまう。どうやら、これもあえて仕組まれたものらしい。わずかな隙間からブラックのパーツが垣間見える。これはおそらくデザインを考慮して行われたものだと思う。

もし、結合部をピッタリとくっつけてしまえば、アルミ一色で全体的にぼんやりした印象になってしまっただろう。単調になりがちなアルミのボディに、このスリットがあるおかげで全体をビシッとした引き締めてくれているように感じる。


私が購入したのは、水性のローラーボール。ローラーボールには、M66と言われるウルトラマンの故郷のようなネーミングのリフィルが採用されている。

ラミー スイフトにも使われているこのM66は実に滑らかな書き味である。これまで、「水性のローラーボールはちょっと」と敬遠していた人でもこの書き味を一度味わってしまったら、おそらく病みつきになってしまうことだろう





プレゼントするものは、やはり自分が気に入ったものを差し上げるのが間違いない。

そう意味で言えば、このラミー ティポALはとてもいいセレクトだと個人的に思う。

値段、デザイン、こだわりの3拍子が揃っている。

ただし、プレゼントする時は、ねじ山がどうのとか、あまりにも細かなことを説明してもおそらく、理解は得られないだろう。

さりげなく、お渡しするのが一番だと思う。

でも、もし、「キズがついている」と言われたらすかさず説明して差し上げることにしよう。

(2005年3月8日作成)



■追記

メールマガジンをお読みいただいている読者の方より
ご指摘いただきました。

ラミー ティポ ALには、なんと
ねじ込み式のタイプと
はめ込み式の2種類が存在するとのことです。

外観上の違いはへこみがちょっと斜めのものがねじ込み式で、
水平のものがはめ込み式とのことです。

念のため。

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