ボディサイズは、かなり大きい。特に奥行きが長い。
ステープラーの口をガバッと開けてみると、その奥行きいっぱいに針の収納スペースが出現する。
10cmちょっとある26/6(または24/6)サイズの針1本がすっぽりと入ってしまう。
伊達に長いんじゃないんです。
このながーい針1本でなんと約200回も綴じられる。
ちなみに、国内のよくわれわれが使っているものは1本で50回。
実に約4倍ということになる。
よく、ここぞという肝心な時に針がなくなるということあるが、200発あれば、その心配は格段に減りそうだ。
まさに、立て続けに出てくるマシンガンのようだ。
私は、これまでステープラーの綴じ口を前側にして、指と人差し指をメインにして握っていた。
一方、このラピッドを使うようになって、口を下側にして手の平でしっかり握るようにしている。この方が、断然力が入れやすい。
流線型のデザインも手伝ってしっかりと握ることができ、力が欠けやすくなっている。
ペンに書き味があるように、ステープラーにも綴じ味というものがあると思う。
これまで使ってきたステープラーは綴じると「ガチャリ」といういかにも綴じましたという音をたてていた。
このラピッド社のステープラーは「シャリ...」という少々心もとない音がする。しかしながら、綴じ具合はしっかりしている。
どうやら、この音は慣れの問題のようで、今では、この「シャリ...」という音が心地よく聞こえるようになった。
綴じれば、当然失敗することもある。そんな時は、「はりトルPRO」。
こちらもシルバーの質実剛健なタイプ。机の上に並べてみると、このシルバーの組み合わせはとってもあっている。
でも、おそらくこちらはメッキ仕上げだと思う。RAPIDステープラーの上質なステンレスと比べてみるとその差は歴然。
よく、書きなれた万年筆は人に貸してはいけないと言われる。それは、自分の書き癖を覚えこませたペン先の調子が狂ってしまうからだ。
このステープラー、綴じ味が狂うということはないかもしれないが、「ちょっと貸して」と言われたら、ためらわれてしまうそんな想いにさせてしまうステープラーだ。
■ラピッド StandUP Ultimate steelはこちらで手に入ります。 
*参考文献
「文房具 知識と使いこなし」 市浦潤氏 著 新潮文庫 S.61年
「文具」 男のグッズ100シリーズ2 ワールドフォトプレス編 光文社文庫 S.62年
(2004年10月12日作成)