■「万年筆のインクがみるみる消える」
ペリカン Super Pirat
210円
年の瀬なので、年賀状を書いている。
私は、1枚1枚必ず万年筆でひとことを書くようにしている。
友人に「今年こそ飲みに行こう」と、もう、かれこれ5年連続同じこと書いていたら、昨年、その友人の年賀状に「で、いつにする?」と、それだけが書かれていた。
先読みされてしまったようだ。
そんな調子で100枚くらい立て続けに書いていると、たまには間違ったりもする。
そんな時におすすめのいいものがある。
それが、ペリカンのSuper Pirat。 万年筆のインク消しだ。
見た目はちょっとカラフルな水性ボールペンのよう。
胴軸の両端には、白と青のキャップがついている。それぞれのキャップをはずしてみると、白と青のフェルトペンのようなペン先があらわれる。
では、どうやって使うかというと、
間違ってしまった文字を、白いほうのペンで軽くなぞるだけ。
まるで、魔法のように「シュワッ」と見事に消えてしまう。(ちなみに音はしない。)
消え具合が見ていてとても爽快。ついつい、間違ってもいないところまで消したい衝動に駆られてしまう。
間違いを消したら、正しい文字を書きたいのと思うのが世の常。ここで、注意しなければならないのが、万年筆で書かないこと。
白いペンで消したところは、どうやら万年筆のインクを消してしまう薬のようなものが紙にしみこんでいるので、書けない。
では、どうすればよいか。
冒頭に申し上げた、もう一方の青のペンの登場となる。
消したところにその青のペンで書くと、万年筆では書けなかったのに今度はちゃんと書ける。
そう言えば、このペンの売り場には「青のインク用」と書いてあった。
書き直すのは青だけだが、消せるのは他のインクも大丈夫なのか気になるところ。
私の持っているインクを手あたり次第試してみた。結果は以下のとおり。
■ペリカン
青 ○
黒 ×
緑 ×
茶 ×
■モンブラン
青 △
黒 ×
■ラミー
青 ○
黒 ×
■パイロット
黒 ×
■セーラー万年筆
黒 ×
どうやら、消すほうも青インクしか使えないようだ。
いろいろと試しているうちに、私のいたずら心に火がついてしまった。
以前、万年筆のインクでシャツをよごしてしまったことがある。
ひょっとしてシャツにも使えるのでは・・・・・
かなり着古した綿100%の白のTシャツの端っこの方にペリカンの青インクで試したところ、
驚いたことに、インクがある程度消えた。こんな使い方もいいかも知れない。*これはメーカー保証外だと思うので、あくまでも自己責任で。
誰でも間違いはするもの。
やり直しがきく、という軽い気持ちで取り組んだほうが肩の力が抜けて意外とうまくいったりする。
こういうインク消しがあれば、これからは、肩肘はらずに万年筆を気軽に使えそうだ。
(2004年12月22日)
TOP
ペン コラム集
Copyright (C) 2003
Tadashi Tsuchihashi,
All rights reserved.