
■「グラフ1000の弟分的存在」
ぺんてる シュタイン+グラニフコラボ 限定シャープペン 315円
ロングセラーと聞くと、どこか安心感を覚えてしまう。
長きにわたって販売され続け、多くの人達に支持されているからなのだろう。
今のような商品サイクルが早い時代では、一つのものを長く売り続けるということは、決して簡単ことではない。
ロングセラーと呼ばれるものの中には突出した特徴を持ったものもあるが、多くは、むしろそうしたものをオブラートに包むようにどちらかというと控えめものが多いように思う。
控えめだけど、ついつい手が伸びてしまう、ロングセラーとは、そんな存在のような気がする。
そして今回ご紹介するこのシャープペンもロングセラー。
今年で41年目を迎える。
しかも、これは
ぺんてるのシャープペンの中で、世界で一番販売数が多いものだという。
正式な商品名というか、品番は「P 205」。
以前日本でも販売されていたが、残念ながら現在は、日本での展開は終わってしまった。
しかし、海外では、
今も販売され続けているというシャープペン。
その「P 205」が限定ながら再び日本で発売されることになった。
このシャープペンがとってもそそられるものがあるので、ひとつじっくりとご紹介してみたい。
シャープペンとしては、これは製図用に属する。
製図用のシャープペンが
世界で最も売れているというのは、ちょっと不思議な感じもする。
製図やデザインの仕事をしている人がそんなに多くいるはずがない。
きっとそれは
そうした職業の人達のみならず、一般の人たちにも支持されているからなのだろう。
プロにとって使いやすいものは、実は、我々一般ユーザーにとっても使いやすい。
今回の限定版では、スッキリとしたホワイトボディ。
これは現在海外で展開されている P205にもないカラーだという。
製図シャープペンというと、ブラックというイメージがあるので、これはかなり新鮮。
製図用シャープペンでありながら、あまり肩ひじをはらずに、気軽に使うことが出来そうだ。
しかしながら、
製図シャープペンとしての基本は、しっかりとおさえた作りとなっている。
まず、ペン先の芯が出でくるパイプ、これをスリーブと言うが、ここが4mmと、とても長くなっている。
こうした長さがあることで、ペン先周りの視界がよくなり、図面の細かな書き込みも正確に行うことができる。
そして、クリップが取り外そうと思えば、取れるようになっている。
この理由は、後ほど。
そして、グラフ1000ほどとまではいかないが、このシャープペンも、そこそこの低重心になっている。
手にしたときの第一印象としては、全長がやや短いかな、、と感じた。
計ってみると、
グラフ1000よりも3mm 程度短いだけだった。
見た目にはもっと差があるように感じる。
たぶんそれは、ペンの両端のノックボタンとペン先がグラフ1000より細くなっているので、余計にそう感じるのかもしれない。
そして、とても軽量。
と言っても、これはあくまでもグラフ1000と比べてのこと。
今回のものは、グリップも含めてプラスチックボディになっているので、見た目通りの軽さとも言える。
ボディは丸軸かと思いきや、そうではなく、12面体になっている。
つまり、12個も角があるということ。
そう聞くと、
いかにもゴツゴツとした感触を思い浮かべるところだが、これは、手の中でほどよくコロコロと握れる。
ちなみに、
この12面体は、ペンのグリップ部分だけでなく、ボディの全体までおよんでいる。
軸の中央あたりを握っても、しっかりとコロコロと出来るのがいい。
聞くところによると、製図の現場では、シャープペンで一定の太さの線を描くときに、軸を少しずつ回転させながら書くということがあるそうだ。
ご存知のようにシャープペンはずっと同じ向きで書いていると、だんだんと芯が減り、いわゆる「偏減り」が起きてしまう。
ちょうど日本刀で竹をスパッと切った時のように。
これだと線はどんどんと太くなっていってしまう。
そこで、
芯先が偏減りしないようにペンの軸を回転させるという訳なのだ。
この12面体だと、そうしたコントロールもしやすい。
ちなみに、
先ほど、製図シャープペンはクリップが取り外せると触れたが、こうした使い方をする際にクリップが邪魔にならないように、ということらしい。
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