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■「コストパフォーマンスの高い海外万年筆」
パーカー ソネット ラックブラックST 万年筆
15,750円





ちょっと前になるが、
日経新聞 土曜日版「日経プラスワン」の編集ご担当の方から連絡があり、こんど、「万年筆初めての1本ランキング」を行うので選者として参加しませんか、というお話をいただいた。

私以外にも文具専門店や文具専門誌の方々などが各自おすすめの万年筆を選ぶという企画だそうだ。

もちろん私は二つ返事でお引き受けすることにした。


お引き受けしたはいいが、さて、初めての万年筆として何を選んだらいいだろうか。

まず私の中で考えたのが、「初めて」ということで、価格がそれほど高すぎないということだった。

具体的にいうと1万円から2万円くらいが妥当だろうと考えた。それでいてペン先は、金ペンの本格派である、というものだ。

この基準にあう万年筆をいろいろと考えてみた。例えば、セーラーのプロフェッショナルギアやパイロットカスタム742など、どうしても国産のものばかりが思い浮かぶ。

もちろん、そうした国産のものもランキングの中にいれるが、海外勢からも入れてみたいところだ。

ちなみに、海外勢としては、ペリカン400と600をセレクトした。

いずれも、3万円台とちょっと高めの価格である。

海外の万年筆でもっとお手頃なものはないだろうか。

海外の万年筆にも、もちろん1万円台のものはあるにはある。しかしそうした価格帯のものは金ペンではなく、スチールペン先がほとんど。

そこで、
改めて、海外筆記具の総合カタログである「The Pen Catalogue」を隅々までめくってみた。

すると、全くマークしていなかった一本の万年筆が目にとまった。

パーカー ソネットだ。





これは税込みで15,750円と今、話題の定額給付金にちょっとばかり足すくらいの価格ではないか。

気になるペン先はもちろん金ペン。
しかも、18金が使われている。

国産万年筆の中でも、こうした1万円台で18金が付いているというのは、ほとんど見かけない。色々と調べてみたが、パイロット キャップレス デシモくらいなものだ。

大体において1万円台の国産万年筆では14金ばかりだ。

何も万年筆にとって18金がベストとまで言うつもりはないが、金の価値として18金が上であることは間違いない。

スペックを見ただけではあるが、これはいいかもしれない。

ただスペックだけで、ひと様にお勧めするというのは、まずい。

実際に使ってみて、
その使い心地を自分なりに確認してみないといけない。

早速行きつけの横浜の万年筆屋さんに向かい、パーカーソネットを一本購入してきた。


パーカーソネットというと、
銀色ボディに細かな格子模様が敷き詰められたフラッグシップモデルがある。

ちなみにそれは38,850円。

今回のものは、
ボディサイズはそれと同じで、表面がシンプルなブラックでまとめられている。

ボディは、ツルッとしていて、手の中で気持ちよくフィットする。

手にした第一印象としては、これは結構小さいな、、というものだった。

と言ってもセーラーのプロギアあたりと比べると、全長はむしろ長い。

小さいのではなく、細いのだ。





いずれにしても、コンパクトな印象はある。
 
ボディは全身メタル製ということで、見た目のコンパクトさの割に、そこそこの重量感がある。


キャップは引っ張って外す仕様。

キャップが外れる際に「カチッ」という甲高い音はしない。

かすかに「プシュ。。」という音が、するような気がするだけだ。

この音は耳に聞こえてくるというより、「手に聞こえてくる」というに、くらいにかすかなもの。

キャップを外すと、本体のスリムさがより強調される。




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