■「めくり心地のよいノート」
コクヨ キャンパスノート パラクルノ
A5サイズ 525円
ノートというものは通常めくり口がまっすぐにカットされている。パラパラとめくる時は、ノートを少しばかり縦にぐいっと折り曲げてノートの断面を斜めにずらす。
今回ご紹介するパラクルノは、ノートを折り曲げなくてもはじめからめくり口が斜めになっているユニークなノート。
パラパラとめくるのがとても楽しくなってしまう。
斜めと一口でいっても、そのカットがちょっと込み入っている。パラクルノのめくり口を見てみると、ちょうど、飛行機のプロペラのようになっている。めくり口の上半分と下半分が互い違いにカットされているのだ。
その斜めカットの断面はきれいに整っていて、まさに紙技と言えるだろう。
この互い違い斜めカットは、いろんな状況でも快適にページをめくることができようよく考えられている。
まず、表紙を見てみると、まるで、私をいざなうようにめくり口の上半分に斜めカットが顔を出している。
ここに親指をかけるだけで、すぐさまパラパラとページをめくることができる。
一方、裏表紙を見てみると、表紙とは逆にめくり口の下半分に斜めカットが見えている。
わざわざ、上下互い違いに斜めカットしていたのは表紙からも、裏表紙からも簡単にページをめくれるようにするためなのだ。
光あるところに影がある。とはよく言ったもので、先ほどの表面にあらわになっている斜めのめくり口と対に、表には見えてこないが、逆向きカットが存在している。
実は、これはこれで実用性があって、ノートを机に置いたままの状態でページをめくるときに威力を発揮してくれる。この影の斜めカットに親指をかければ、ノートを手に持つことなくいとも簡単にページをめくることができてしまう訳だ。
電話をかけながら、片手でノートを開くなんて時はとても助かる。
このパラクルノはこうした実用性のある斜めカットをより実感しやすいように、通常のキャンパスノートの倍以上の160ページという厚みがある。
斜めにカットされた裁断面には白とグリーンの縞模様がある。この縞模様をインデックス代わりに使うこともできる。最初の縞はプロジェクトA、次はBといった具合に、
あちこちのページに色々と書きとめても、斜めカットのおかげで、目的のページへのアクセスはとても簡単。
紙質を見ていると、古紙が55%含まれているそうだが、まずまずの書き味だった。
万年筆との相性はよく、ラミー、モンブラン、ペリカンのインクで試したところインクの裏ぬけはなかった。一方、水性ボールペンで書いてみたところ、若干の裏ぬけが見受けられた。
ノートを使うたびに、必ず行うパラパラとページをめくる行為に注目したありそうでなかったノート。
80枚の紙が織り成す一糸(紙?)乱れのない斜めカットは、使いやすさだけでなく、手にするたび楽しい気分にさせてくれる。
■コクヨ パラクルノはこちらで手に入ります。
(2005年5月17日作成)