
まずはMOLESKINEのソフトカバーからご説明しよう。
言わずと知れた黒手帳の代名詞、MOLESKINE。
最近、ラインナップに加わったソフトカバータイプ。
これまでハードカバーをずっと愛用してきたが、同じMOLESKINEでもこのソフトカバーはちょっと違う印象がある。
基本はカバーが柔らかくなっただけで中身、巻末のポケットそしてゴムバンドも同じ。
言ってみれば、ただカバーがソフトになっただけなのだが、より親近感みたいなものが生まれているような気がする。
これまでのハードカバーでは、まるで小さな本のような感じで、何かを書くにもちゃんと姿勢を整えて、深呼吸してからみたいなある敷居の高さというものがあった。
それが、ソフトカバーになったことで、そうした精神的なバリアは取り払われ、気さくな感じでMOLESKINEと向き合えるようになった。
これはハードカバーを使った後だったので、よりそう感じたのかも知れない。
私はこのソフトカバーをズボンの後ポケットに入れている。
基本的に手帳は上着のポケットに入れることが多いが、今年のような暑い夏だと、上着なしということもある。
そうすると、鞄に入れてしまいがちだが、取材の際に、いつメモを取るタイミングがやってくるかわからない。
だから、常に手帳を身につけておきたい。
この身につける、という点においてソフトカバーは実に都合がよい。いつでもピッタと寄り添ってくれる文字どおり柔軟性に富んでいる。
ソフトカバーの良さはこうした携帯性だけではない。ページのめくりやすさという点も忘れてはならない。素早さが求められる取材には、このめくりやすさは重要。
紙面はこれまで愛用していたルールドから、無地に変更してみた。
取材中のメモは、とにかく情報を記録することがなにより大事なので、罫線にかまっている場合ではない。そもそも罫線を使っていないのだから、いっそのこと無地にしてみたと言う訳。
罫線がないことで記録することだけに集中できるような気がする。
次に、筆記するペンとして、今気に入って使っているのが、プラチナ萬年筆のプレスマンというシャープペン。
そもそも、このプレスマンは記者が取材するときのためのペンとして開発されたものだ。
どこが取材用かと言うと、書いてて芯が折れにくいという点だ。
このプレスマンでは、0.9mmという太めの芯が採用されている。
太くすれば、当然芯は折れにくくなる。
それだけではない。
一般に、シャープペンの芯が折れる時というのは、書いている途中よりも、書き出しが多い。
特に取材などでは、「これはメモしなくては!」と思わず力んでしまうときに、起こりやすい。
そこで、このプレスマンでは力をかけた時のために、内蔵されたバネがクッションの様になって芯が引っ込んでくれる。
実際に私自身これまで使ってきたが、確かに書き出しの時に芯が折れてしまったということはなかった。