■「老舗文具屋さんのシンプル鉛筆」
伊東屋 イートンペンシル 60円
私は車メンテナンスノートをつけている。例えば、オイル交換をいつ、どこで、いくらでしたかなどを書き留めていく程度のものだが、、、オイルに限らず、ワイパー交換など消耗品は極力書き留めるようにしている。
これには理由がある。
ガソリンスタンドに行くと、「点検しましょう」と一見親切そうなGSスタッフに言われるままに、ボンネットをあけてしまう。すると決まって「オイルかなり汚れてますねー」「ワイパーそろそろ交換したほうがいいですよ」と畳み掛けられる。
そう言われてみれば、いつ交換したっけ?といつも忘れてしまう。こういう時のGSスタッフはなにかお医者さんのように説得力があり心配性の私なんかは、言われるままに「じゃあ、お願いします」となる。
これではガソリンスタンドの思う壺だ。と思い、車メンテナンスノートをつけ、車内に常備するようになった。
それ以来というもの、GSスタッフに「オイル汚れてますよ」といわれようが私はきっぱりと「まだ、いいよ」と言えるようになった。
ただ、1つ困ったのは、何で書くかだ。ペンのことである。はじめはボールペンを常備して書いていた。そんなに、毎日書くわけではなく、一方、夏の暑さや冬の寒さで車内は結構過酷な状態となる。
こうなると、ボールペンはいざという時にかけないことが多々あって困った。
それ以来、私は車でのペンは鉛筆と決めている。鉛筆も折れるというリスクはあるが、ナイフなどで削ることだってできる。やはり、ここぞという時にすぐに書けるのがうれしい。

前置きが大変長くなったが、最近は伊東屋さんオリジナルのイートンペンシルを車のグローブコンパートメントに忍ばせている。
ご存知の方も多いと思うが、1985年からのロングセラー商品。
この鉛筆一見何気ないが、いくつかのこだわりがこめられている。
まず、なんといってもデザインがシンプルで美しい。ロゴなどを極力省いてすっきりさせている。
私が特に気に入っているのは、トップ部分に消しゴムが付いていることだ。
鉛筆に消しゴムが付いていること自体、何ら珍しくないが、その消しゴムが完全にデザインに溶け込んでいる点が賞賛に値する。
初めて見た人は消しゴム付きとはおそらく思わないだろう。これは金具などを使っていないことがかなり貢献していると思う。また、この消しゴムがよく消えるのなんのって、
この消しゴムごりこりと消してもびくともしない。金具も使わずに消しゴムがどのように固定されているか気になったので、ひっぱってみた。結構頑丈に固定されている。ようやくのことではずしてみると、軸を芯近くまで細く削ってあり、そこにキャップ状の消しゴムがかぶさっていた。「これなら、頑丈だ」と納得した。
木軸だってこだわっている。アメリカ西海岸産のキメが細かくふしのない、木目がまっすぐな最高品質といわれるインセンスシダーを使っている。
私の車のグローブコンパートメントには車検証やGSのポイントカードなど色んなものが放り込んである。そんな中に車メンテナンスノートと赤のイートンペンシルが混じっている。赤だとそんなごちゃごちゃの中でも見つけやすいのが助かる。
ちなみに、ボディカラーは赤以外にも黒、白、グレーの4色ある。
これで1本60円とは恐れいる。
■続編 「縁起物 100周年記念イートンペンシル」 105円
先日、銀座伊東屋さんに立ち寄った際に、いつも行く鉛筆売り場に何気なく置いてあった鮮やかなブルーのイートンペンシルが目に入った。
これは、見たことがない代物だと思い、手にとってみると100th.とある。どうやら伊東屋さんの100周年記念らしい。
伊東屋さんの100周年記念モデルといえば目にも鮮やかなブルーを配したラミーのブルースターやカランダッシュのプリズマブルーといった存在は知っていたが、イートンペンシルにもブルーバージョンも存在していたとは知らなかった。
以前、中2階のイベントスペースで行われいた100周年コーナーではこのイートンペンシルは確かなかったような気がする。
100周年記念イベントの仲間に入れてもらえなかったかわいそうな鉛筆。
でも、売り場には結構売れているらしく、残りがあまりなかった。
おそらく次の200周年記念までは、私も生きていられないだろうからこれは、買わねばと思い、1本入手した。
□ これまでご紹介した鉛筆関連の評論
■「鉛筆を最後まで慈しむ道具」 鉛筆補助軸いろいろ
■「大人の鉛筆削り」 DUX社 鉛筆削り
■「ちょっと変わった2刀流 鉛筆削り」 KUM社 ロングポイント鉛筆削り
■「サバイバルから鉛筆削りまで 」 ウェンガー ソルジャー
■「やっぱり鉛筆。」 ファーバーカステル UFOパーフェクトペンシル
■「三角形軸の鉛筆」 ファーバーカステル GRIP 2001、ステッドラー Mars エルゴソフト
■「ありそうでなかった組み合わせ」 トンボ鉛筆 黒赤鉛筆 木物語
■「レトロなエンピツ」 三菱鉛筆 局用鉛筆
■「鉛筆を愉しもう」
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