■「気軽に筆書きが愉しめる万年筆」
セーラー万年筆 ふでDEまんねん
1,050円
「暑中お見舞い申し上げます」
今年ほど、この言葉がぴったりくる夏はないと思う。
これまで、何気なく「暑中お見舞い」と使ってきたが、
今年はまさに、「お見舞い」を必要とするくらいの暑さだ。
今回は、そんな季節のお便りなどで、ちょっと気取って筆書きを、と思っている方におすすめの1本をご紹介します。
セーラー万年筆社の「ふでDEまんねん」
このペン、見た目はふつうの万年筆だが、筆のような文字が書ける。
では、どの様にして、筆のような文字が書けるかといえば、
万年筆のペン先に、筆がこっそりついている、ということはなく
その秘密はペン先にあった。
ペン先をよーく見てみると、普通のペン先よりも少しばかり長くなっている。
つまり、ペン先の紙にあたる部分が多くなっていて、そのため、筆のように書ける、と私は理解している。
この様な、万年筆タイプの筆ペンは10年くらい前に中国製のものを一度使ったことがある。
それは、驚くほど書きづらいものであった。
今回のセーラー社のものは、驚くほど書きやすい。
ペン先の紙とあたる部分が普通の万年筆より多いので、多少の引っかかるのではと、想像していたが、実際に書いて見ると
まさに、さらさら、ぬめぬめと書ける。
この時のインクの出具合がとても心地よい。
さすが、老舗万年筆メーカーだ。
次に、書き方について、
これは、いたって簡単。
筆ということを全く意識せずに、普通のペンで書くがごとく、いつもの様に書けばよろしい。
筆独特のトメ、ハネ、ハライの書き方は心の中で、「トメ!」「ハネ!」「ハライ!」と唱えてそれなりにペンを動かせば 結構うまくいく。(私は、うまくいった。) 注)くれぐれも声にはお出しにならないように・・・・
こうして、このペンで書いた筆文字を見てみるとなかなかのものだなあ、と思えるから不思議。
商品名の「ふでDEまんねん」。
「なんでやねん」と聞き返したくなるネーミングだ。
文具屋さんに行って、店員さんに「すいません、、、ふでDEまんねん ください」と言うのはちょっと恥ずかしい気がする。そう思うのは私だけだろうか。
私が買った廉価版(1,050円)はボディの色がみどり色をしている。
ネーミングとボディーカラーはもう少しがんばって欲しいと個人的には思えた。
まあ、そうは言っても、この書き味と筆書きっぽい筆跡は賞賛に値すると思う。
こういうペンを使って、日本の文字の美しさをもう一度見直してみるのもいいものですよ。
(2004年8月2日作成)
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