
この様に、綴じ方は同じなのだが、違うところもある。
ひとつに、綴じる向きがそうだ。
Humans社は本体と同じ縦向きに綴じ穴ができる。
それに対して、
サンスター社のものは、横向きとなる。
しかも、サンスター社のものは綴じ終わってから本体を紙から引き抜くときにまっすぐ引く抜くのではなく、横にスライドしなくてはならない。これは、ちょっと慣れが必要かもしれない。
綴じた際にできる穴の大きさはサンスター社のものの方がやや短くて太い。
それから、使うときの持ち方も違うと言えば違う。
Humans社はそのコンパクトさから手に持って、ひとさし指と親指でもってぐギュッとつまんで綴じる。一方のサンスター社のものでは、手に持ってもできないことはないが基本は机の上において手のひらでグイッと押し込んで使う。
指の力に自信のある人にはHumans社のものがいいと思う。
握力にちょっと自信がないと言う方はサンスター社のものが楽に扱えるはずだ。
綴じられる紙の枚数という点では、取り説によると両者とも、普通のコピー用紙にして最大4枚。
しかし、さすがに4枚となると、それなりの力が必要となる。サンスター社のものは、構造上手のひらで押し込むので、4枚であっても結構楽に綴じられるが、Humans社では、男の私でもちょっとつらかった。2〜3枚を綴じるのがいいところだろう。
次に、いよいよ
紙だけで綴じたその強度のほどを見てみよう。
綴じる仕組みが同じなので、両者でその違いはほとんど感じられなかった。
試しに2枚の紙の隅に1箇所だけガチャリと綴じて、一枚だけをつまんで、もう一枚の紙をダラッと垂れ下げた状態で、ゆすってみた。頼りなげではあるものの、どうにかとまってくれている。
しかし、ちょっとでも引っ張れば、あっさりと破れてしまう。
綴じ枚数が多ければ、それなりに強度はあるが、所詮は紙なので、やはり引っ張れば切れてしまうという、もろさはつきまとう。
これまでゼムクリップで書類をとめていたものをこの針ナシ ステープラーに代えるというのがちょうどよいのではないかというのが私の率直な印象だ。
しかし、色々と使ってみて、ちょっとだけ綴じる強度をアップさせる方法に気が付いた。
それは「ダブル綴じ」というものだ。
1箇所の綴じでは、弱い場合、2箇所並べて綴じるという単純明快な方法。
こうすれば、綴じる力は当然強くなる。
何回もページをめくって読み返す場合は効果的。
ちなみに、このダブル綴じはHumans社のものでしかできない。
と言うのも、サンスター社のものは、綴じ穴が横向きになっているので、2列並べたくてもできないのだ。並列ではなく直列にはできるが、そうしてしまうと 今度は、ページが開きにくいという問題点が出てきてしまう。
と、まぁ
いろんな角度で2つの商品を見てきたが、用途やご自信の握力の具合などを勘案してお好みで選ぶのがよいと思う。
私はと言えば、どちらかと言えば、Humans社の出番の方が多い。
ステープラーという名前からどうしてもガッチリとめるというイメージがあったが、これはあくまでも仮綴として使うのがいいと思う。
仮綴とはいっても、色々と便利な場面はある。
実際は、私はこんな時に使っている。
ワードなどで原稿を書いていて、初稿ができあがったら、それをプリントアウトして、赤ペンでもって修正するのだが、それを綴じておく時に使っている。
修正が済んでしまえば、ポイッと捨ててしまうものなので、こういう時にはピッタリ。
針の必要なステープラーの代わり、と言うよりも、それで綴じるまでもないが、ちょっと、とめておきたいというものには、もってこいのツールだと思う。
(2006年10月10日作成)
■ Humans社 ミニ ステープル フリー ステープラーはこちらで手に入ります。
■ サンスター文具のペーパーステッチ ロックタワーはこちらで手に入ります。 