
筆記する時は、ペンを逆さまにして薬きょうに差し込む。
これがまた美しい。
私はうっとりと見とれてしまった。
というのも、以前のブレットではこの時、筆記しやすさを考えてだと思うが、キャップにペンがあまり深々とは入らず結構長めの、それこそちょっとしたレギュラーサイズのペンくらいになっていた。
375の方は、ペンが薬きょうに深々と入り込み、この状態でも弾丸らしさというものをしっかりと保っている。
その分結構な短さとなるが、書く上で短かすぎるということは決してない。
むしろちょうどいいサイズ感。
375は、薬きょう自体に結構な重みがあるので、これくらいのコンパクトさの方が手の中での収まりが良く、コントロールしやすい。
ボールペンのリフィルはNASAでも採用されたというフィッシャースペースペン。
これは、無重力の宇宙でも書けるというものだ。
今や、日本人がスペースシャトルに乗って何人も宇宙に行く時代にになったとは言え、一般の私たちにとては、宇宙はまだまだ遠い存在。
このスペースペンは、そんな宇宙に行かなくても、上向き筆記でその実力をたっぷりと味わうことができる。
以前に手に入れたブレットにもこのスペースペンのリフィルが入っているので、同じ書き味だろうと思っていたが、比べてみると意外にもちょっと違う感じだった。
以前のものは、やや硬めの書き味だったが、今回の375では、少し滑らかさがあり、同じ黒インクでも発色がちょっと濃いように感じられた。
私の気のせいかもしれないけど。
この375ブレットは
弾丸スタイルを貫き、クリップを持たない。
そのためシャツのポケットなどにさして持ち歩く事は出来ない。
では、どうするか。
机に置いて眺めるだけでいいか。
いやいやそれでは、面白くない。
当初は、手の中で握るだけで満足、なんて言っていたけど、この375ブレットは、れっきとしたペンである。
ペンは、普段の生活の場で使ってこそ意味がある。
シャツのポケットがダメなら、ズボンのポケットに放り込んでおくのがいいのではないか。
ちょっと重いのはたまにキズだけれど、ポケットに手を入れてこの弾丸フォルムをにぎにぎして楽しむのもいいと思う。
また、このワイルドな弾丸フォルムつながりということで、トラベラーズノートにセットして、使うのもまたいいかもしれない。
さすがに、フォーマルなビジネスの場、たとえば、契約の時にこのペンでサインするというのは相手に敵対意識をメラメラと燃やしているようで、そぐわないが、自分のためのメモなどには、大いに活用できる。
弾丸のように力強いアイデアが書けるかもしれない。
(2010年5月4日作成)
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