
■「スイッチのようなクリップのペン」
ラミー エナジー
2,310円
ペンを構成するものは大きく分けて、胴軸、ペン先、クリップに集約できると思う。
このたび、日本に上陸したラミーエナジーはその3つの構成要素をシンプルにくっつけてみました。といった、かなり潔いデザインのペン。
まるで、試作品のまま市場に出てきてしまったかと思うほど。
でも、シンプルではあるけれども、どれとも似ていないオリジナリティがある。
ドイツのプロダクトデザイナーであるKonstantin Grcic氏によるこのラミーエナジー、本国ではvivo(ヴィーヴォ)の名で親しまれている。
まず、なんといっても目をひきつけると言おうか、「何これ」 と違和感を感じたのが、あまりにも短すぎるクリップだ。
胴軸がまっさらな筒状をしているのでさらにそのクリップが引き立って見えてくる。
クリップには、「ノックをして」と誘っているようなギザギザが刻まれている。
そこに親指をかけて、ノックをするとカチカチと芯が出てくる仕掛け。
横から見ると、そのギザギザノック面がボディ面から20度くらい斜めになっている。その斜め具合がペンを持ったままの状態でノックしやすい絶妙な角度に設定されている。
クリップ本来の挟むという点からみるとその短さにとても不安を覚える。
こんなに短くて、はたしてちゃんと挟むことができるのだろうか。
シャツのポケットで試したところ、クリップの挟む強度はかなり強くて、結構しっかりととまった。
35歳を過ぎて、最近ではめっきり走る機会が減ったので、誤って落っことしてしまうという心配はなさそうだ。
クリップのギザギザの下側は意味深に緩やかにへこんでいる。
単なる飾りではないだろうと、色々と試してみた。
指がかかりやすいということがありそうだ。
では、なんのために・・・私が考えるに、シャツにペンをさした時に指を引っ掛ければ、さっと取り出しやすくなる。
個人的には便利だと思う。
胴軸にはステンレススチールが使われている。
握りはじめにはちょっとサラサラと滑ってしまう感じもするが時間が経つにつれて、指にしっかりとフィットしてくる。
ちょっと無機質なステンレスボディに色鮮やかなグリーンのクリップ、ペン先、トップ部がアクセントを添えてくれている。
ペン先に目を移すと、クリップ同様のギザギザが付いている。そのギザギザに手をかけてみると、クルクルと外れる。
中から、中軸があらわれ、補充用の芯を入れられるようなっている。
ギザギザといい、このへこみといいデザインと機能の融合という面でとても考えられている。
私はグリーンを手に入れたが、オレンジ、ブルー、ブラックも用意されていてシャープペン以外にボールペンもある。
はじめは、ちょっととっつきにくいかもしれないが、使ってみると、ただ、デザインが斬新だということだけでなく使いやすさもしっかりと考えられていることがひしひしと伝わってくるペンだ。
(2005年1月25日作成)
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