
ただ、ちょっと違うのはコンテッサはメインフレームでその美しさを形作っているのに対し、バロンでは、背もたれ自体の形状で表現している。
なので、コンテッサ程のグラマラスさはなく、シンプルでスッキリとしたという印象がある。
次に座り心地を比べてみると、ちょっとした違いが感じられた。
それは、体のホールド感。
コンテッサの方が体を包みこんでくれているというフィーリングがやや勝っているようだった。
奥:バロン、手前:コンテッサ
特に、座面については、それが顕著に表れていた。2つの座面のサイズを比べてみると、奥行はバロンの方が3cmほど短くなっていた。
わずか3cmくらいではあるが、この差は座り心地に如実に表れてくる。身長180cmの大柄な私が座ると、太ももの裏側が少しばかり座面からはみ出てしまう。
しかし、小柄な妻に言わせると、バロンくらいの方がちょうどいいと言っていたので、体の大きさや好みによるものが大きいと思う。
そして、これは人が座っているのをみて気づいたのだが、座り姿がシャキッとして見えるということがあった。
それは、先ほどの背もたれから座面につながら独特なフォルムにより、そう見えているようだ。
どういうことかと言うと、
人は、姿勢を正して椅子に座る時に、背筋を弓なり状にそらすことが多い。コンテッサにしろ、バロンにしろ、その腰の部分がすでに、弓なり状になっているので、普通に腰を掛けてたとしても、あたかもビシッと背筋を伸ばしたように見えてくるのだ。
椅子単体での美しさだけでなく、座り姿まで意識してデザインしているとは、恐れ入った。
左:バロン、右:コンテッサ
お次は機能面での比較。
いずれも座面の上下・前後やリクライニングの調整はバロンもできるようになっている。
しかし、コンテッサでは、アームレストの下についているレバーで操作できるのに対し、バロンは座面の下に操作系が集中している。
奥:バロン、手前:コンテッサ
こういう調整は、一度決めてしまったら、そんなのしょっちゅう変えるものでもないので、それほど気になることもないと思う。