
その穴の形が、見ようによっては、定規が笑っているようにも、はたまた悲しんでいるようにも見えて、この真面目な中のコミカルさが何とも楽しい。
もうひとつの20cm定規の方にも用途にあわせたこだわりがある。
これには、先ほどの様なつまむための穴はない代わりに表面にラバーが付いている。しかも、そこには、いかにもスベリ止めに効きそうなくぼみ状のドットまでが敷きつめられている。
先ほどの激しく動かす三角定規や分度器とは違って直線定規というものは、ただただ息をひそめて、スパッとまっすぐの線を引く、ということが最大の役割となる。
このラバーの上に指を乗せると、指先がフィットするということはあるのだが、それだけではない。
実は、このラバーは定規の裏面まで張り出していてぎゅっと力を入れて押し込んでみると、その裏面に張り出したラバーの足が、紙をぎゅっと捉えて、安定感のある線引きができるようになっているのだ。
このラバーの足は、指でぎゅっと押さえなければ、紙には触れないので、普段は紙の上をスルスルとスライドすることができる。
三角定規のつまみ穴といい、このラバーといい定規の用途のツボをしっかりと押さえたつくりと言える。
また、デザインにこだわった定規ならではの配慮として、壁に吊るしておけるようにフック穴が設けられている。
この美しいフォルムを机の引き出しにしまいこまずに壁に飾ってお楽しみあれ、ということなのだろうか。。
実際にかけてみると、机の上で見る時とはまた違った、一面を鑑賞することが出来る。
線を引く、計るという目的に対してとても真面目に考えて作られている3L社の定規。
3L社のこうしたこだわりの一端を知って、3L社の他の商品ももっと見てみたい気がしてきた。
(2006年9月12日作成)
■ 私は、この3Lオフィスプロダクツの定規をリビングモチーフさんで手に入れました。